先週に続き、今週も生放送。
この春、看護学生になったというリスナーさんからのメッセージに、「必死になればね、一生懸命やれば絶対何かちょっとずつでもね、見えてくると思うよ」とエールを送るしのぶさんです。
大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”
毎週水曜日 R1・ラジオ第1 午後9時05分~9時55分
先週に続き、今週も生放送。
この春、看護学生になったというリスナーさんからのメッセージに、「必死になればね、一生懸命やれば絶対何かちょっとずつでもね、見えてくると思うよ」とエールを送るしのぶさんです。
大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”
毎週水曜日 R1・ラジオ第1 午後9時05分~9時55分
大竹しのぶ、今週の「喜or怒or哀or楽」。うれしい、楽しい、悲しい、腹が立った。人はそんな感情が揺さぶられるような経験をすると、その話を誰かに伝えたくなるものです。今週は四つの中からこのお話、「喜」。
まあ、それは喜ですよね。久しぶりにライブに行ってきまして、斉藤和義さんのライブに行ってきました。
もともと和義さんのことが好きで、私が11人のアーティストの方とデュエットしたアルバム(『歌心 恋心』)があるんですけども、そこで初めてちゃんと斉藤和義さんにお会いして、一緒に中島みゆきさんの歌をデュエットしたんですけども、そのあとも、山崎まさよしさんとかもいらっしゃるいろんなイベントみたいなので会って。えっと、会って、ってそれ以外では会ってないんですけど、でも時々SNSとか電話でお話ししたりして。
でも、やっぱりコロナ禍になってからなかなかライブに行くこともかなわなかったんですが、久しぶりに和義さんのライブに行ってきまして。
もうほんとにもうステキ!! あっあぁ、もう、もうねえ、なんて言うのかなあ!? なんて言えばいいのかなあ!? もうねえ、1曲目からねえ、セクシーなんですよ。ああもうかっこいい! あとギターもうまいしバンドの音もすてきで、なんて言うのかなあ、もう、もう体がのっちゃうんですよ。知らない歌ももちろんありましたけれども、体が自然に動いて、で、コロナ禍が一段落したので、声を出しちゃいけないっていうルールがひとまずなくなったわけじゃないですか。で、1曲終わるとみんな「フゥー!」とか「せっちゃーん!」とか。(斉藤和義さんは)「せっちゃん」というニックネームなんですけど、
「(高い声で)せっちゃんかっこいいー!」
「(低い声で)せっちゃんかっこいいー!」
「ヤロウには言われたくない」
みたいな感じで。で、私も1曲終わると「フゥー!」とか言って。
ただ、私が座っていた場所っていうのはいわゆる「関係者席」。2階席の1番前で、そうですね、右15人ぐらい、左15人ぐらい、そのエリア、その1列にダーンっていて。みんなシーンとしてるんです。その中で1人「あっは! もう! フゥー! イヤッハ! ハー!」とか言って。
やだ~、どうしようこれ、あのおばさん何だよ? って思われたらどうしよう、とかっていうものはもう一切捨てる! 私は楽しむために来た。和義さんの音を聴きたい、和義さんの歌を聴きたいと思って。いいんだ、楽しむぞって。もう周りの世界はないですね。自分のためだけにこの音がある、このNHKホールがある、と思って、思いっきり! 楽しんできました。
ほんとにすばらしい。照明もセットも、音はもちろんそうですけど歌もほんとにかっこよかったです。そして最後、アンコールに近づいて、そうですね、それが8時15分ぐらいですかね、もうアンコールで、もうこの曲できっと最後だねえ、みたいな。客席にライトが向いたんで「イエエーイ!」、なのに私出なくちゃいけないの。どうしたらいいの? って。
でも、関係者席の中でもう我慢ができなくって、私は立ち上がってしまったんですよ。つまり、そのバーンって座ってる、シーンと座ってるおじさんたちの間で1人立って、こんなピンクのセーター着てるおばさんが1人立って「イエエーイ!」ってやってたら、絶対ステージから、和義さんから「あそこで誰か立ってるぞ」って分かるじゃないですか。絶対分かるし。私がもしステージに立ってたら。
「あ、真ん中で誰か1人、おばさん立ってる。あ、もしかしたら大竹さん?」って思ってるかも知れない。で、歌の途中で出たら「何だよ、帰っちゃうのかよ。ちぇーっ、ちぇーっ、ちぇーっ、帰っちゃうのかよ」って思ったらいけないって思って。でももうスタジオには入らなくちゃいけないし、と思って。ほんとうにつらかったんです(泣)。
カーテンコールは……アンコール? は見られなかったんですけども、やっぱりさすがに斉藤和義はかっこよかった、です。だからまたどっかスケジュール、を。
あ、ちょっともう、はぁ、興奮して疲れちゃった。
スケジュールを確認して、アンコールまでちゃんと落ち着いて見られる日にもう1回、行こうかなあって思っています。ぜひ皆さん、スケジュールをチェックして、かっこいい和義さんのライブを見に行っていただけたらいいな、と思います。
それでは1曲目はもちろん、斉藤和義さんの新しいアルバムから「BUN BUN DAN DAN」!
♪「BUN BUN DAN DAN」/斉藤和義
あなたが小さなハッピーを感じたことやカチンときたことや悲しいことや楽しいこと、喜怒哀楽をメッセージでお待ちしています♪
【放送】
2023/06/07 「大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”」
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