『鎌倉殿の13人』13人のうちの一人、三浦義澄を好演 佐藤B作さん

22/07/18まで

らじるラボ

放送日:2022/07/11

#インタビュー#大河ドラマ#映画・ドラマ#鉄道#ローカル

<らじるラボ>は毎週月曜日から金曜日<NHKラジオ第1>8時30分~11時50分放送中♪
放送後1週間は、「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけますよ!

らじるラボ

ラジオ第1 毎週月曜~金曜 午前8時30分

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毎週月曜日にお送りしているのは『ラボトーク』。本日のゲストは、佐藤B作さんでした。『てつおとネットワーク』は車掌DJ・野月貴弘さんとお送りしました。

三浦義澄は“商店街のオヤジ”のような人物?

吾妻アナ: 佐藤B作さんです。よろしくお願いします。
佐藤さん: よろしくお願いします。
吾妻アナ: 私も福島にゆかりがありまして、猪苗代町が父の出身で、私も福島放送局に4年間×2回いたものですから、福島ご出身の佐藤B作さんとは、どこかでご一緒できるんじゃないかと、楽しみにしていたんですが、これまでなかなか機会がありませんでした。
佐藤さん: なかったですね。
吾妻アナ: やっとお会いできて、とてもうれしいです。
佐藤さん: 猪苗代、いい所じゃないですか。
小学校の猪苗代湖の遠足でおぼれそうになりましたけどね。ボートに大勢で乗りすぎちゃったらしくて、沈みそうになったんです(笑)。
吾妻アナ: B作さんと猪苗代湖の話ができるなんて、うれしいです!
佐藤さん: いい所ですね、あの辺は。冬はスキー場だし、夏はゴルフとか、温泉もあるし。
吾妻アナ: 雄大な磐梯山と、天をうつす天気予報といわれる、猪苗代湖など、本当にいい所です。福島の魅力もいろいろと語っていただきたいなと、思います。

福島県ご出身。1973年、誰にでもわかりやすい軽演劇(ヴォードヴィル)をやろうと、劇団東京ヴォードヴィルショーを結成。その後、数々の芸能賞や演劇賞を受賞。来年、劇団を立ち上げて50年になります。テレビ、映画、舞台の世界でご活躍中。NHKでは、大河ドラマ『新選組!』『八重の桜』、現在放送中の『鎌倉殿の13人』にご出演。相模の有力武士団・三浦党を率いる三浦義澄(みうらよしずみ)を演じています。

吾妻アナ: 来年で、劇団を立ち上げて50年ということで、おめでとうございます。来年の7月には、記念公演も予定されているということで、脚本は三谷幸喜さんが書き下ろしたものになるとか。
佐藤さん: 三谷くんに、うちの劇団で最初に書いていただいた脚本で、『その場しのぎの男たち』という、政治家の話なんですけれども、最初から伊東四朗さんがゲストで、伊藤博文役で出演されていて、来年も出ていただくんです。伊東さんは僕より一回り上なので、86歳で伊藤博文役をおやりになってくださるという。「やる」というお声を聞いた時は、本当にうれしかったです。“希望を持つ”というのは、こういうことなんだと教わりました。
吾妻アナ: 来年が待ち遠しいですね。
テレビ、映画、舞台の世界でご活躍されている佐藤B作さんですが、NHKでは、大河ドラマ『新選組!』これも三谷幸喜さん脚本です。そのほか、『八重の桜』、これは福島ゆかりの作品でした。そして現在放送中、『鎌倉殿の13人』では、坂東武士である、三浦党を率いる、三浦義澄(みうら よしずみ)を演じていらっしゃいます。この『らじるラボ』のラボトークに(大河ドラマの出演者を)ゲストでお迎えすると、「死亡フラグが立った」なんて言われるんです。月曜日の放送ですから、日曜日に亡くなって、役柄を終えて、翌日、(ラボトークで)撮影秘話を語っていただくという流れが、これまでにもあったんです。ただ! 三浦義澄については、まだまだこれからも活躍があるということで。
佐藤さん: 撮影ではもう、死んだシーン撮りました(笑)。変な死に方でしたよ!
三谷くんも、よく考えるなと思って。ずいぶん前に撮影は終わりました。
吾妻アナ: 久しぶりにその時のことを思い出していただければと思います。
『鎌倉殿の13人』というタイトルの通り、源頼朝が亡くなった後、鎌倉幕府を動かしていく13人のうちの一人なんですね?
佐藤さん: そうなんです。その一人なんです。すごいじゃないですか。あまり活躍していないですけど(笑)。

吾妻アナ: 鎌倉幕府を巡るパワーゲームの中で、人を信じられなくなっていく展開になってきて、有力者たちが一人、二人と亡くなり、欠けてしまいました。
佐藤さん: (展開が)早いですよね。次々と亡くなっていきますからね。
吾妻アナ: ストーリーは、やっとその13人で、どうやって合議制で進めていくかという展開になってきましたね。
佐藤さん: 13人の中でもグループがありまして、「どっちの人数が多いんだ」みたいなことをやっているんですよ。
吾妻アナ: 「北条か! 三浦か! 比企か!」という感じですよね。
佐藤さん: 北条と比企が対立しているんですけどね。
吾妻アナ: 三谷幸喜さんが今回また、脚本を手掛けるということで、「B作さん出演です」というお話があった時は、どんなお気持ちでしたか?
佐藤さん: 本当に、飛び上がるほどうれしかったです。「うわー、大河できるんだ」と思って。大河ドラマというのはやっぱり、格が違いますからね。「大河に出た」と言って、福島に帰ったら、大変なもんですよ。東京でも大変ですけど(笑)。
吾妻アナ: これまで、(大河ドラマには、)4作品に出演されていますね。『春日局』では、毛利元就。『新選組!』、『八重の桜』、そして、今回の『鎌倉殿の13人』。
佐藤さん: 三谷くんがお書きになる『鎌倉殿の13人』ということで、彼はやっぱり集団の喜劇が得意なので、その13人の中の一人、そんないい役をいただけるのかと、選んでくださって、本当に、すごくうれしかったです。
でも、本(台本)をもらったら、あまりしゃべってない。もう少ししゃべらせてくれよと思いました(笑)。北条家が出世していくので、それをバックアップして、応援している三浦家という感じです。
吾妻アナ: 三谷さんは「あてがき」といって、演じる役者さんがこの人だったら、こんなセリフが合うんじゃないかということで、脚本を書かれることでも知られていますが、「三谷さんは、自分(B作さん)が演じるとなったら、こんなふうに脚本を書かれるのか」と感じることはありましたか?
佐藤さん: 最初に三谷くんと(役柄について)話した時に、「商店街のオヤジですよ」と言われたんです。商店街にいるでしょう、あまり力もなく、強烈な個性もなく、ただニコニコしているおじさん。そんな商店街のオヤジですよと言われました。僕は(役名を聞いて、)「どういう人なんだろう」と思って、すぐに本屋に行って、その時代の歴史の本を買ってきたんですけれども、それはあまり役に立たないみたいです(笑)。「商店街のオヤジだ」と言うから、そんなに偉くないのかなと思ったら、三浦義澄って結構偉いんです。

鎌倉殿の13人

日曜日 総合 午後8時/BSP BS4K 午後6時

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義澄の息子・義村役 山本耕史さんから見たB作さんは“鬼”!?

吾妻アナ: 『鎌倉殿の13人』について、もうちょっと伺っていきたいと思います。
<三浦義澄と息子の義村、劇中ではちょっと微妙な関係なところもある親子ですが、現場でのB作さんと、山本耕史さんはどのような感じなのでしょうか?>という質問が届いております。
息子、義村を山本耕史さんが演じられていますね。
佐藤さん: いやぁ、すてきな男ですよ。
吾妻アナ: 山本耕史さんともかなり長いですよね?
佐藤さん: 長いですね。『居眠り磐音』の時に共演しました。
吾妻アナ: 『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』、2007年ですね。山本耕史さんが主人公・磐音を演じていらっしゃる。B作さんは奉行所の笹塚孫一を演じていらっしゃいました。
佐藤さん: 殺陣、うまいんですよね。ギターもうまいし、酒も強いんですよね。モテるし。嫌なやつだね、本当に(笑)。芝居は的確だしね。そのシーンの演技を確実に持ってきて、現場に入ってきますから。本当にすごい俳優です。「欠点がないのかこいつ」みたいな感じなんですよね。そのうち欠点が出てくるんでしょうね(笑)。
吾妻アナ: なんでそんなに楽しそうなんですか(笑)?
佐藤さん: いやー、背も高いしね。(山本耕史さんの)お母さんが、社長さんで。本当にかわいがられていて、家族全員で耕史くんを応援しているという。そこにきれいな奥さんも入って。お子さんも生まれて、家も近所なんですよ。前はよく飲んだりしていて、「また今度飲みましょう」という話はいつもしているんですけど、近所だと、あまり飲めないですね、逆に(笑)。
吾妻アナ: 近所すぎて(笑)!
そんなに非の打ち所がないんですね。
佐藤さん: すごいですよ。あいつが苦手というものを知らないもんね。
吾妻アナ: 確かに、ものすごく器用ですよね。
佐藤さん: マジックも上手なんです。
吾妻アナ: 私も『新選組!』に山本耕史さんがご出演された時に、インタビュー番組で知り合って、そこからの付き合いで、長いんですけど、「耕史さん器用ですよね」と言うと、「吾妻さん違うんだよ。みんなそうやって“器用だ”って、片づけるんだけど、器用を人前で見せるために、どれほどの努力をしたのかというのを、みんな分かってない。器用だから出来るわけじゃないだろう」と言うんです。
佐藤さん: そうなんだよね。あいつ、相当努力しているみたいだね。体も、いい体していますよ。
吾妻アナ: すごい体になっていますもんね。
そんなべた褒めの山本耕史さんから、メールをいただいているんです。
<B作さんには、本当にお世話になっています。最初にご一緒させてもらったのは、25年前、青年役の僕がB作さんの経営するテレクラに行き、店内でクレームをつけるというシーンでした。テスト、ランスルー、無事終了。そしていよいよ本番。「よーいスタート」、“パチーン”突然のB作さんのアドリブビンタ。脳が揺れました。それでも食らいつき、なんとか1テイク目終了。ほっと胸をなで下ろし、チェックをし、OKを待つ。しかしカメラワークの都合でNG。2テイク目、「よーいスタート」、“バチーーン”やはりきた、2発目。あごが外れるかと思いました。そして無事、撮影終了。帰り際に、「ごめんなー」と右手をあげて帰っていかれる後ろ姿、鬼かと思いました。時は経ち、『新選組!』で再会することになります。その後は、兄貴、親父、失礼ながら友達のようなお付き合いをさせてもらっています。「どこを切り取ってメッセージを書けば?」と考えましたが、僕にとってB作さんは、心強い大先輩であり、おちゃめでかっこいいお兄さんであり、酒飲みのご近所さんであり、そして何より、鬼であります。そんな鬼の一面を持ちつつも、いや持っているからこそ、人に、後輩に優しくできる、B作さんが僕は大好きです。長々つづりましたが、父上、再開の日を心待ちにしております。>
佐藤さん: ありがとうございます。いや、覚えていますよ、殴ったの。
吾妻アナ: 覚えていますか! 25年前です。
佐藤さん: 殴るのは本番までとっておこうと思って、どう反応するかを見るの、楽しいじゃないですか。(本番で)やったら、その場にいたほかの俳優さんが、自分は殴られていないのに、僕が殴った事で驚いて、セットにぶつかって、セットが揺れて、NG。耕史くんはもちろん驚いたんだけど、その俳優さんがもっと驚いてしまって(笑)。「勘弁してよー」と思いました。
吾妻アナ: 最初の出会いの時から、見どころはあるぞと感じていたんですか?
佐藤さん: そうですね。殴られても、ちゃんと芝居をしてきましたから、すごいなぁと思いました。
吾妻アナ: お互い、こうきたら、こう応えてくれるんだという信頼関係が、最初の段階からあったのかもしれませんね。
佐藤さん: 本当にデキる男ですよ。僕の『鎌倉殿の13人』の撮影は、死んだシーンで全部終わったんですけれど、やつは先に出番が終わっていたので、お帰りになったと思っていたら、お酒を買ってまたスタジオにいらして、「お父さんお疲れ様でした」と、お酒いただきました。福島のお酒(笑)。すごいなぁと思って、本当に完璧ですよ。どっかで間違いを起こさないかなと(笑)。
吾妻アナ: また、なんで人がこけるところを楽しみにしているんですか(笑)。思いっきりいい顔しているじゃないですか(笑)。すごく仲が良く、すばらしい距離感を感じました。

佐藤さん: メッセージもすごい長文でくるんですよ。よくこんなに考えられるなというか、ビックリするんです。僕は二言三言しか返さないんだけど、どわーっと返ってくるんです。しかも見事な文章で。小説家にもなれるんじゃない、彼は。
吾妻アナ: B作さん演じる義澄は、息子の義村に託しながら、三谷さんの脚本では、こんな死に方させるなんて…という最期を迎えるんですね。
佐藤さん: 「へぇーー」と思いましたね。いや、おもしろいですよ。


B作さんが目指すお芝居は“喜劇”。どのような思いでお芝居に向き合っておられるかなど、伺いました。

詳しくは、9時・10時台の「聴き逃し」で。

9時台を聴く
22/07/18まで

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22/07/18まで

10時台を聴く
22/07/18まで

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22/07/18まで

千葉県の房総半島を走る「いすみ鉄道」

土曜午前に放送している『鉄旅・音旅出発進行!』との連動コーナー「てつおとネットワーク」。全国の鉄道会社が録音してくれた「魅力的なてつおと」をご紹介! 鉄道系テクノユニット、スーパーベルズの車掌DJ・野月貴弘さんとともにお送りします。

~お届けした「てつおと」~
♪キハ350形が出発する音
♪大多喜~小谷松での観光案内アナウンス

「いすみ鉄道」は、JR東日本の「木原線」を引き継いだ第三セクターの鉄道会社で、1988年(昭和63年)に誕生。前身の「木原線」の開業は、1930年(昭和5年)。太平洋に面した外房の海が程近い、JR外房線との接続駅「大原駅」と、房総半島内陸の山の中にあり、内房側を走る小湊鐵道との接続駅「上総中野駅」を結ぶ、26.8キロの路線です。駅の数は14。春には沿線で菜の花が咲き、菜の花と列車を絡めた写真を撮る鉄道ファンやカメラファンが多く訪れます。

詳しくは10時台の「聴き逃し」で!

10時台を聴く
22/07/18まで

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22/07/18まで

鉄旅・音旅出発進行!

ラジオ第1 毎週土曜 午前10時5分

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【放送】
2022/07/11 「らじるラボ」

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