大河ドラマ『鎌倉殿の13人』出演者インタビュー最終回は、平家の総帥で源氏の宿敵である「平清盛」を演じる松平健さん。かつて『草燃える』で北条義時役を務めた松平さんは、今回その敵役を演じることとなりました。(聞き手・岩本裕ニュースデスク)
【出演者】
松平:松平健さん(俳優)
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』出演者インタビュー最終回は、平家の総帥で源氏の宿敵である「平清盛」を演じる松平健さん。かつて『草燃える』で北条義時役を務めた松平さんは、今回その敵役を演じることとなりました。(聞き手・岩本裕ニュースデスク)
【出演者】
松平:松平健さん(俳優)
――松平さん、大河ドラマにはよく出ていらっしゃいますよね。
松平: | そうですね。7作ですか。 |
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――昔、『草燃える』というのがあって、今回の主人公・北条義時は松平さんだったじゃないですか。
松平: | はい、そうです。まだ25~26歳かな。 |
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――小栗(旬)さんより若かった?
松平: | そうですね。 |
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――時代を超えて、今度は小栗さんが演じられます。
松平: | 脚本によってだいぶ違うでしょうけれど、あの時代の華やかさは僕も大好きです。 |
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――今回、演じられるのは平清盛。源氏の物語で考えると、“いい役”というわけではないですよね。
松平: | でも、武士の立ち位置を上げた最初の方なので、それだけの功績はあった人物なんです。 |
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――平清盛をどういうふうに演じようと考えていらっしゃいますか?
松平: | 一番華やかというか、絶頂のときから落ちるところからが出発なので、「滅亡していく清盛」なんです。 脚本を読ましていただきましたけれど、源氏と平家が入れ代わるという象徴になっていますね。 |
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――松平さんといいますと「時代劇のスター」という感じなんですけれど、演じるのは江戸などのほうが多いですよね。鎌倉時代の勃興してきた武士を演じるのは、いつもとは違う感じがありますか?
松平: | 着物自体が全然違いますしね。女性もきらびやかですし、時代的には優雅という感じですね。お公家さんもいたりして。 |
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――そういう中での立ち振る舞いは、どういう工夫をなさっているんでしょうか?
松平: | 所作の先生がいらっしゃいます。その時代のことはちょっと分かりませんけれど、いわゆる日本舞踊は時代劇をやるうえで習っていました。そういったうえでの立ち振る舞いですね。 |
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――『鎌倉殿の13人』の時代というのは、非常に短い時代でありますけれど、その中でのいろんな葛藤といったものを描いていくんでしょうね。
松平: | 結構身近な話、家庭の問題といったものがいろいろありますね。恋愛とか。 |
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――「大河」という感じではないんですか?
松平: | 最後にはそうなると思いますけれど、最初はおもしろおかしく。脚本が三谷(幸喜)先生なので。 |
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――最初のほうはファミリーに寄ったような感じなんですね。笑えるところも結構ある?
松平: | じゃないですかね。 |
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――今度の大河、期待していいでしょうか?
松平: | 義時の成長ぶりというのは、おもしろいんじゃないんでしょうか。成長というか、「変貌」というか。 私は平清盛で滅びるほうなので(笑)、そこも見ていただきたいかなと思います。 |
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――ぜひご覧いただきたいという自信がありますね。
松平: | よろしくお願いします。 |
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【放送】
2022/01/06 NHKジャーナル ジャーナル特集「鎌倉殿の13人 松平健さん語る」
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