「getwild退勤」のススメ “夢のボタン”も!

21/05/12まで

マイあさ!/三宅民夫のマイあさ!

放送日:2021/05/05

#インタビュー#学び#新しい生活様式#音楽

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21/05/12まで

田中キャスター: 大型連休もきょうで終わり、「あすから会社、あるいは在宅で仕事を開始!」という方も多いと思います。そんな働くみなさんを“後押し”するある曲が、去年秋口からネット上で話題になっているといいます。さっそくお聴きください。

♪『Get Wild』(TM NETWORK/1987年)冒頭イントロより40秒ほど

田中キャスター: 1980年代に大ヒットした、TM NETWORKの『Get Wild』。大久保さん、この曲を聴いてどんな気分?
大久保キャスター: 懐かしいですし、やっぱり何だか気持ちが盛り上がりますよね。
田中キャスター: そうですよね。これ、ある世代の人たちには、この曲が“不思議な気持ち”を醸し出すそうなんですね。BuzzFeed Japan News副編集長の、神庭 亮介(かんば・りょうすけ)さんにお聞きします。

【出演者】
神庭さん:神庭亮介さん(BuzzFeed Japan News副編集長)
田中キャスター:田中孝宜キャスター
大久保キャスター:大久保彰絵キャスター

去年秋からネットで話題「getwild退勤」とは?

大久保キャスター: この『Get Wild』、なぜ話題になっているんですか?
神庭さん: 「getwild退勤」という言葉が去年の秋からネットで注目を集めまして、どういうものかというと、職場から退勤する際、ドアを開けると同時に、TM NETWORKのこの『Get Wild』を聴くというものなんですけれども。
大久保キャスター: (笑)
神庭さん: 『Get Wild』は1980年代から90年代に人気を博したアニメ『シティハンター』のエンディングテーマとして、“アラフォー世代”にはおなじみの曲なんですね。
どういうアニメかというと、主人公の冴羽獠が、毎回かっこよく事件を解決して、絶好のタイミングでこの曲がかかるですよ。大体のアニメというのは本編が終わってからエンディングで曲が流れるんですけれど、『シティハンター』の場合はラストシーンにかぶせる形で音楽が鳴り始める、それが当時としては新しかったんです。
で、Twitterユーザーのshotac(ショータク)さんという方が去年の9月に、

《「Get Wild退勤」を教えてもらって試したら、マジでめちゃくちゃ良い仕事した気持ちになるし、何なら後ろの建物(会社)が爆破してる脳内妄想が起こってオススメ》

っていうふうにツイートしたところ、11万回以上リツイートされて、27万を超える「いいね」が集まり、で、実際、「私もやったよ!」「ボクもやったよ!」と試してみる人も続出しまして、ついには作曲の小室哲哉さんが投稿者のshotacさんに、

《「Get Wild退勤」という言葉を世の中に広めてくださって、ありがとうございます》

とお礼の動画を投稿するまでのことになったんです。
大久保キャスター: そうですか! つまり、自分で仕事終わりをかっこよく演出してるっていうことですよね(笑)。
神庭さん: そういうことです。いかにかっこよく退勤するか(笑)。

そしてついに登場! 働く人を後押しする“夢のボタン”

大久保キャスター: でもこれ、はやったのは去年ということなんですが、なぜ改めて注目なんですか?
神庭さん: 実は最近、この「getwild退勤」を誰でもできるようになる“夢のボタン”がカプセルトイとして発売されることが決定しまして、改めてネット上でこの「getwild退勤」が話題になっているということなんです。
田中キャスター: 実は、大久保さん、その“夢のボタン”なんですが、いま開発の最終段階なんですけれども、たったひとつしかないサンプルをですね…(袋からガサゴソ取り出す)、こちら! 企画した会社の社長さんの計らいで特別にお借りできました!
神庭さん: すごい!
大久保キャスター: 田中さんがいま手にしているのが、小さな四角い箱型?
田中キャスター: 手の中に包み込めるくらいの2、3センチくらいの四角い箱なんですけれども、真ん中にボタンが付いてますね。これ、ちょっと押してみますね…

♪“夢のボタン”から『Get Wild』イントロ音

神庭さん: おほーっ! すごい!
大久保キャスター: (大笑)すごいですね! あのー…、鳴ってますね!
田中キャスター: このボタンにはですね、“LEAVE WORK”、「仕事を離れましょう!」という文字がかかれています(笑)。

オジサンがオジサンに向けて開発した“応援ボタン”

大久保キャスター: なるほどねぇ。このカプセルトイのボタンですけれど、何でこういうものを開発しようと思ったんでしょうね?
神庭さん: 企画した都築祐介さんが、ニュースサイトwithnewsの記事で語っていることによると、

「40代は就職氷河期の世代で、あまりいい思いをせずに年をとってしまいました。この世代のサラリーマンの多くは中間管理職で間に挟まれ、奥さんと子供もいますし、住宅ローンもあります。ものすごい辛い人生を送っているかもしれません。この商品を手にとって、『あの頃は楽しかったな』と思ってもらえればいい。オジサンがオジサンに向けて作った商品です」

ということで(笑)、この夢のボタンなんですが、『Get Wild』以外に4種類の曲が用意されていて、それがいったいどの曲かというのは発売日まで秘密ということです。
大久保キャスター: なるほどね。ま、イヤホンで聴くのもいいですけれど、こうやってこのボタンがあればもっと簡単に聴けるっていうことですね(笑)。
神庭さん: いつでも押せるっていうのがいいですよね。
田中キャスター: 神庭さんもこの曲を聴くと、やっぱり退勤のイメージ、わきましたか、このボタンで?
神庭さん: もともと退勤のイメージはなかったですけれど(笑)、去年からは退勤したくなりますよね、これを聴くとね。

日本企業の美徳へのうっ屈した思い 解消するタイミング

田中キャスター: でも、「getwild退勤」、どうしてここまで働く人々の気持ちをかき立てたといいますか、何があると思われますか?
神庭さん: やっぱり、退勤という毎日繰り返される無味乾燥な行為と、『Get Wild』という曲の「何かが起こりそう…」な高揚感、このギャップがウケたのかもしれないなというふうに思いますし、あとは『シティハンター』のラストシーンのかっこよさ、「getwild退勤」のように華麗にさっそうと会社を立ち去ることができたら最高なんですけれども、「まあ、なかなかそうはいかないよ」という人も多いんです。働き方改革で残業代カットとかね、「早く帰れ!」という職場増えていると思うんですけれど、実際仕事の量は減ってないのに時短だけ強制されても困ってしまいますし。
なんでこういうことになっているかというと、日本企業の美徳として、まじめで丁寧、高品質っていうのがあったと思うんですけれども、一方でそのオーバースペック志向というんですかね、すごくスペックが高いモノを求める志向が超過勤務につながっている面もあって、どうそれを改善するかは難しいんですけれど、ニーチェの「神は死んだ」ではないですけれども、「お客様は神様です」という雰囲気を改めて、「お客様も人間です」というふうに気軽に口にできるようになっていけたらいいのかなぁって思ってます。
大久保キャスター: そういういろんな働く人たちにモヤモヤしているものとか、気持ちがうっ屈しているようなものも、この音楽でパーッと解消されるような、一瞬かもしれませんけれど、そういう気分のよさがあるのかもしれませんよね。
神庭さん: そうですね。これ聴くと、パッと切り替えて退勤できるっていう人、いるかもしれないですね。

テレワークこそ「退勤ソング」でメリハリを!

大久保キャスター: ただ、いま、「自分はテレワークだから」という人も結構増えてきてるんじゃないですか?
神庭さん: そうだと思います。ボク自身を振り返ってもですね、リモート勤務になって効率はすごく上がったんですけれど、その分密度も濃くなっていて、ドッと疲れるようになったっていう感じはやっぱりありますし(笑)、社内のチャットツールで「ツッタカター!」って通知音が聞こえてくると、その度にパソコンとかスマホに目がいっちゃうっていうのがあって、なかなかテレワークだとオンとオフの切り替え、区別が難しいんです。
けれども、テレワークでしたら幸い周りに人はいませんから、3月にこの番組(2021年3月15日放送『三宅民夫の真剣勝負!』)で紹介した『うっせぇわ』という曲がありますけれど、『うっせぇわ』を大音量で鳴らして、「うっせぇわ退勤」をしても誰にも文句は言われませんし、もう少し年がいっていらっしゃる方は、クレージーキャッツの『スーダラ節』を聞いて一杯引っ掛けて、「もう、ここからオフだよ!」というふうにしてもいいでしょうし、なにか“仕事スイッチ”を強制的にオフにするための、自分なりの「退勤ソング」を考えてみてもいいんじゃないかなというふうに思いますね。

神庭さんイチオシの「退勤ソング」とは…

田中キャスター: 在宅だからこそ区別が付きにくいですもんね。そのほかに、神庭さん“おすすめの退勤曲”ってありますか(笑)?
神庭さん: たとえば、クレイジーケンバンドの『せぷてんばぁ』という曲があるんですけれども、この曲は…(神庭さん急に歌唱)
♪明日は 会社を 休みます~
という歌詞がありまして。
両キャスター: (爆笑)
神庭さん: もう、「会社休んじゃうよ!」と宣言しちゃう、これはありかなというふうに思いますし、あとはですね、打首獄門同好会の『布団の中から出たくない』という曲があるんですけれど。
大久保キャスター: (笑)もうタイトルからして!
神庭さん: そもそも働きたくないっていう曲なんですけれど。ま、それくらいギャップのある曲のほうが強制的にスイッチをオフにできるかもしれませんね(笑)。
田中キャスター: なるほどね。でもほんとうに、それぞれの世代で、個人個人で退勤ソングをつくってみてもよさそうですよね。

♪番組エンディングテーマ

田中キャスター: あ、いまこの音楽かかってきましたけれど、これはもしかしたら私たちの「退勤ソング」かもしれませんね。
大久保キャスター: (笑)
田中キャスター: 神庭さん、ありがとうございました。


担当ディレクターより

こどもの日の祝日企画、キャスターもスタッフも笑いどおしの放送でした。コロナ禍もあって、私たちも知らず知らずうっ屈したものを抱え込んでいる、のかも…。
番組でご紹介した、いつでも「getwild退勤」を実行できる“夢のボタン”は、5月下旬の発売に向けもっか開発最終段階。たったひとつしかない現時点の貴重なサンプルを、企画した社長さんが、「ラジオなら…」と快く貸してくださいました(“ガワ”がまだ完成形でなく、テレビなど映像メディアでの紹介は断られているとのこと)。全5種類のボタンのうち、ほかの4つは、曲もどんなシチュエーションで使用するかも発売まで非公表。ですが、放送翌日、社長さんからこんなツイートが…

《「逆襲ボタン」作るぞ!》

深夜テレビでオジサン世代に響くあるアニメ映画をご覧になり、がぜん火がついたようです。
ちなみに、私(50歳)の「退勤ソング」は、かまやつひろしさん作曲『やつらの足音のバラード』。やはりアニメのエンディング。「なんにもない…」と幼心に無の境地を教えてくれた曲。仕事もストレスも、なんにもない…


【放送】
2021/05/05 三宅民夫のマイあさ! 祝日企画 「「getwild退勤」のススメ “夢のボタン”も!」 神庭亮介さん(BuzzFeed Japan News副編集長)

放送を聴く
21/05/12まで

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