午後1時台を聴く
24/05/22まで

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水曜日のテーマは「きわめる」。今回は、ネコ心理学者の高木佐保(たかぎ・さほ)さんをお迎えして、ネコの研究から見えてきたネコの秘密、ネコから学ぶライフスタイルについて教えていただきました。

【出演者】
高木佐保さん


<プロフィール>
1991年、京都府出身。同志社大学心理学部卒業。京都大学大学院 文学研究科 行動文化学専攻 心理学専修博士課程修了。「ネコは音からモノの存在を想像する」「ネコは思い出を持っている」という研究成果により、2017年度京都大学総長賞を受賞。現在、麻布大学特別研究員。


――動物の心理学という学問があるんですね。

高木:
最初は人の心理を学びたくて入学したので、私も動物心理学のことは知りませんでした。

――ネコは「こっちに来なさい!」と言っても来ないから、研究対象としては難しそうですね。

高木:
イヌは言うことを聞いて待ってくれますが、ネコは行動の制御が大変です。

――もともとネコの祖先は?

高木:
リビアヤマネコといわれている単独性の動物です。

――どうして人間との距離が近くなったのですか?

高木:
人が農耕を始めたときに、穀物を貯蔵庫に入れていたんです。そこにネズミが現れ、そのネズミを狩るためにネコが貯蔵庫に近づいて、そこから人との接点ができ、共生が始まったとされています。お互いの利害が一致したんです。

――ネコは同じ状況下にいる友だちの名前を覚えるというのは本当ですか?

高木:
同居しているネコの名前を知っているのかを調べた研究なんですが、お互いの名前を理解していることがわかったんです。

  • 詳しい実験方法は「聴き逃し」で。

――人間の名前も認識しているのですか?

高木:
5人家族で長年連れ添ったネコは、飼い主の名前を認識していましたね。

――ネコ心理学者はどれくらいいるのですか?

高木:
日本には10人くらいいます。海外にも多く、私はアメリカの研究者と共同研究しています。

――ところ変わればネコも変わるのですか?

高木:
アメリカのネコの行動傾向が、日本とかなり違ったので驚きました。アメリカのネコのほうが人間に近づく傾向があるんです。

――高木さんは子どものころからネコが好きだったのですか?

高木:
動物全般が好きでした。ネコを飼い出したのは大学生のころなんです。実家にネズミが入って来てしまったので、ネズミ退治のためにネコを飼うことになったんです。生後3か月くらいのネコだったのですが、数週間後にネズミはいなくなりました。


ネコの行動から我々が学べることもあるそうです。「聴き逃し」で、ぜひご確認ください! 高木さんにはリスナーからのネコの疑問にもお答えいただきました。5月22日昼まで配信します。


【放送】
2024/05/15「まんまる」

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