「きわめている人」がやってくる水曜日。年間200食もの“立ちそば”を食べているイトウエルマさんに、東京と大阪のそばの違いや、各地の立ちそばの魅力を案内していただきました。
【出演者】
イトウエルマさん(ライター・イラストレーター)
<プロフィール>
北海道の出身。デザインの専門学校を卒業後、文具メーカーで企画・デザインに関わる。フリーランスになり、立ちそば店を探る連載が注目され、“立ちそばマニア”として情報番組やバラエティ番組などにも出演。
――エルマさんってペンネームですよね?
エルマ:
絵本の『エルマーの冒険』が好きで、エルマーという名前を自分のペンネームに使いました。
――駅のスタンドそばを「立ちそば」というイメージでいいんですよね?
エルマ:
立って食べるのが一般的ですが、今はイスがあって、ゆでたて、天ぷらの揚げたても珍しくありません。きょうは「早い・安い・おいしい」の“おいしい”を伝えにきました! おそばって地域性が出るので、各地のおいしさの基準にも気づくことができます。
――東京と大阪でも違いますよね。
エルマ:
東京だとおそばはプライドの食べ物で、かっこいい大人がいるのがおそば屋さんなんです。ふつうのおそば屋さんだと天ぷらはエビですが、立ちそばは、かき揚げがメインで、そのクオリティーはすごく高いんですよ。
――大阪はどうですか?
エルマ:
大阪はうどん文化ですが、おそばもありますよ。大阪の「たぬきそば」は、東京の「きつねそば」なんです。大阪で「きつね」と言えば、それは「うどん」であることが前提となっているようで、油あげがのっているそばが「たぬきそば」と言うんです。大阪は東京に比べて熱々の温度で出されることが多いですね。
――だしも違いますよね。
エルマ:
関東はカツオが人気ですが、関西は雑節文化と言って、昆布にいろいろな素材を合わせてだしをつくっています。
――立ちそばで季節を感じることはありますか?
エルマ:
この季節はタケノコの天ぷらを乗せたおそばですね。あくを抜くのに手間がかかりますが、それを惜しまずにされているお店はいいですね。ぜひこの季節に行ってみてください。
エルマさんのあふれ出るそば愛にパートナーの金子さん、高山アナも圧倒されました…。各地の個性ある立ちそばについての熱いプレゼンテーション、「聴き逃し」でご確認ください。5月8日昼まで配信中です。京都のたぬきそばについてのクイズもありますよ。
【放送】
2024/05/01 「まんまる」