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21/06/26まで

なべたあきひとくん(小学3年生・佐賀県)からの質問に、「天文・宇宙」の国司真先生が答えます。

【出演者】
国司先生:国司真先生(跡見学園女子大学兼任講師/国立天文台特別客員研究員)
あきひとくん:質問者


――お名前を教えてください。

あきひとくん: あきひとです。

――どんなことが聞きたいですか?

あきひとくん: 惑星とか恒星、地球とか太陽は丸いのに、なんで隕石(いんせき)とか小惑星は丸かったり丸くなかったりしているんですか?

――惑星とか太陽などは丸いのに、隕石や小惑星は丸くないのはどうしてなんでしょうかっていうことですね。

あきひとくん: はい。

――あきひとくんは、このことをどうやって知ったんですか?

あきひとくん: 本で太陽系の写真を見て。
惑星とか恒星は丸かったけど、小惑星とか隕石はゴツゴツしてたり丸かったり、そんな感じだったから。

――よく見てたんですね。では、これは国司先生に教えてもらいましょう。

国司先生: あきひとくん、こんにちは。
あきひとくん: こんにちは~!
国司先生: 小惑星っていうの知ってるんだね。それから惑星っていうのは、あきひとくんの住んでいる地球も惑星の一つだよね。
あきひとくん: うん。
国司先生: それから太陽に近い順から水星とか金星って聞いたことある?
あきひとくん: はい。
国司先生: 火星もある?
あきひとくん: 火星もある。
国司先生: 水星、金星、地球、火星というふうに回っていて、火星の外側を回っているとっても大きい惑星が?
あきひとくん: えーっと…木星?
国司先生: ピンポン! よく知ってるね、木星だよね。実はね、その火星の通り道と木星の通り道がだいぶ空いてて、そこにさっきあきひとくんが言った……。
あきひとくん: そこに小惑星がある!
国司先生: そう! 小惑星があるんだよね。それも知ってるんだ! でね、その小惑星って本当に数え切れないほどあって、そうだな…その中で一番大きいものでも直径が1000キロないんですよ。
あきひとくん: えっ!?
国司先生: それからね、もっともっと小さい直径が500メートルぐらいとかね。あっ、そうだそうだ、はやぶさが行ったイトカワって小惑星は500メートルぐらい。あれ、どんな形してた?
あきひとくん: あれなんか…ん~……変な形してた!
国司先生: ラッコみたいなピーナッツみたいな形してたよね。それから、はやぶさ2が行ったリュウグウはそろばんの珠(たま)みたいな形で真ん丸じゃないのね。それはどうしてかってことなんだけど、さっき隕石っていうふうにあきひとくん言ってたけど、隕石はそういった小惑星がガチャンとぶつかって粉々に割れて、それが地球のほうに飛んできて、地球にぶつかって落ちてくる。それが隕石だろうって言われています。
ということは、小惑星も隕石もそういった天体がガチャンってぶつかって割れてしまうことが多いんです。それからガチャンとぶつかって割れないでくっついちゃうのもあるんです。そういうことが何度も何度も繰り返されていって、今の天体ができあがってきたのね。

それで、さっき惑星は丸いのにっていうふうに考えたんだよね。
あきひとくん: うん。
国司先生: 地球もそれから火星も木星も丸いのはどうしてかっていうと、自分の引力っていうのがあるから周りからどんどんぶつかってきたものがだんだんだんだん丸く集まってきて自分の力で形を丸くしてしまうっていうことがあるんですよ。
そこでね、どういうものを惑星という名前にしようかなってみんな考えたときに、そういった自分の引力があって丸くボールの形をしてるってことがまず1つ。
それから、太陽の周りを回ってるでしょ? そうすると回っている通り道を軌道っていうんですけれども、その軌道にその惑星以外の天体がないなっていうようなことも1つ、惑星の条件になるんだよね。
あきひとくん: はーい。
国司先生: そんなふうにして惑星ってこういう天体って決めたときに、小惑星はそんなに大きくなくて、さっき言ったピーナッツみたいな形をしてたり、そろばんの珠みたいな形をしてたりするので。
それからもう1つ、木星と火星の間にさっき小惑星がいっぱい回ってるって言ったよね。
あきひとくん: はい。
国司先生: 同じような通り道にたくさんの天体があるから、それはやっぱり惑星じゃないよねっていうふうにして、いろいろな天体に名前を付けるときにグループを作ったんだな。そして惑星っていうのは太陽から近いところに水金地火木土天、海王星まで、8つっていうふうに決められた。
それで隕石とか小惑星は合体したり、それからバラバラになったりしてしまったのでいろんな形をしてるんだなということがわかってきました。
あきひとくん: はい。
国司先生: ぜひね、小惑星はどんな天体があるのかな。それから、はやぶさ2がリュウグウから持ち帰った砂が今、日本にあるんですよ。それがどういったものなのかっていうのはJAXAでいろいろ研究して、これから発表があると思いますからね。そういったところにもぜひ興味を持って調べてみてください。
あきひとくん: はーい!

――また天体のこととかわからないことが出てきたら質問してくださいね。

あきひとくん: はーい!

――ありがとうございました。さようなら。

あきひとくん: さようなら~。
国司先生: さようなら。


【放送】
2021/05/01 子ども科学電話相談 「天文・宇宙」 国司真先生(跡見学園女子大学兼任講師/国立天文台特別客員研究員)

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