11時台を聴く
24/06/16まで

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いけだみひろさん(小学1年生・長野県)からの質問に、「植物」のアキリ亘先生が答えます。(司会・柘植恵水アナウンサー)

【出演者】
アキリ先生:アキリ亘先生(農研機構 上級研究員)
みひろさん:質問者


――お名前を教えてください。

みひろさん:
みひろです。

――どんな質問ですか?

みひろさん:
そら豆のさやがふわふわなのはなぜですか?

――自分で触ったり見たことがあるの?

みひろさん:
あります。

――お料理とかしてみたこと、あるのかな?

みひろさん:
うん。

――おうちの人と?

みひろさん:
うん。

――それであれっと思ったんですねぇ。アキリ先生、お願いします。

アキリ先生:
はい。いけだみひろちゃん、こんにちは。

みひろさん:
こんにちは。

アキリ先生:
そら豆を自分で見たことがあるんですね。おうちの人と料理しているときに、ふわふわに気づいたのかな?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
みひろちゃんは、これは何のためにあるのか、考えたことはありますか?

みひろさん:
ないです。

アキリ先生:
わかりました。じゃあ、1つずつ確認しながらお話ししていきますね。そら豆の中に大きな豆があるでしょう? あれは何か知っていますか?

みひろさん:
……。

アキリ先生:
みひろちゃんが見たのは何色の豆でした? 緑だった?

みひろさん:
うん。

アキリ先生:
緑の豆だね。あれがもうちょっとカチカチで茶色くなっているときもあって、そういったものを土にまくと、あそこからまた、そら豆が育つんです。それは知っていますか?

みひろさん:
……。

アキリ先生:
みひろちゃん、アサガオとか育てたこと、ありますか?

みひろさん:
ないです。

――1年生になったばかりだから、この夏ぐらいから学校でやるかもしれませんね。

アキリ先生:
えっとね、植物にはタネというのがあります。「タネ」は聞いたこと、ありますか?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
タネを土の中にまいてお水をあげると、そこから植物が育つのは知ってますか?

みひろさん:
知ってます。

アキリ先生:
そのそら豆の豆は、実はタネなんです。ここはわかるかな?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
タネというのは、人、動物でいうと、赤ちゃんみたいな感じです。わかるかな?

――お豆の部分、食べるところですけれども、タネでもあるということですね。

アキリ先生:
そうですね。タネは植物の赤ちゃんになるんです。ここまでは大丈夫かな?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
ということで、あのふわふわの周り、タネの周りに、長いのがあったでしょう?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
あれは「さや」と呼ばれているもので、そら豆は大きいんだけど、あそこの中に小さなタネ、赤ちゃんを入れて、しっかり守っているんです。タネがしっかり育ったあとに、さやが開いてタネが下に落ちるんです。そうするとまたそら豆のタネから、新しいそら豆が育っていくということなんです。だからあのふわふわは何をしているのかと言うと、そら豆の小さな赤ちゃんを、優しく包んで守っているんですね。わかるかな?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
みひろちゃんは、お布団に入っているとふかふかして気持ちいいでしょう?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
ふかふかしている中に包まれていると、守られている感じになるよね。それと同じなんです。あのふわふわも、みひろちゃんがふだん使っているお布団みたいなものですね。

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
さらにもう1つ教えちゃうと、お布団に入っている「綿」って、聞いたことありますか?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
あの綿とそら豆のふわふわは、同じようなものからできているんです。お布団の中に入っている綿も、ワタという植物からできているんです。

みひろさん:
えーっ、はい。

アキリ先生:
同じ植物からできています。そら豆のふわふわも、みひろちゃんがふだんお布団で使っている綿も、同じようなものからできているというのを、知っておいたらいいと思いますよ。

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
それが何からできているのかを聞かれたら、ちょっとわざと難しいことを教えちゃうけど、セルロースというものからできているんです。「セルロース」、覚えられるかな?

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
なぜふわふわなんですか、というのは、1つ覚えたよね。そら豆の赤ちゃん、タネを守っているためということですね。お布団と同じものからできているから、ふわふわな感じになっているんだなということです。わかったかな?

みひろさん:
はい。

――乾燥したり傷ついたりしないように、ふわふわにして中のものを守っている?

アキリ先生:
そうですね。ふだんわれわれが食べている緑色の状態は豆がまだちょっと柔らかい状態なので、そういうときにはああいう硬いさやが、守るのには役立ちます。豆も育つと茶色くなって硬くなるので、そのころにはあんなにふわふわではなくなってきます。さやも乾燥してカラカラになってくるので、役割を終えるとふわふわがなくなっていくという感じですね。

――みひろちゃん、そら豆を触って中を開いたとき、びっくりしたでしょう。この白いのは何だろうって、思ったよね。

みひろさん:
はい。

アキリ先生:
さっきお話ししたけれど、豆はさやという中に豆を入れて守っているんだけれども、他の豆もいろいろ開いてみたらいいと思います。ふわふわがあるのは、すごく少ないと思うんだよね。いろいろ本とかで読んで、ふわふわがある植物を調べてみるとおもしろいかもしれないですよ。

みひろさん:
はい。

――今ちょうどそら豆が出てきましたし、これから枝豆もありますから、いろいろ見てみるといいですね。

アキリ先生:
さやをむく楽しみも増えましたね。

――みひろちゃん、おうちの人とやってから疑問に思ったというのは、すごくすてきですね。

アキリ先生:
そうですね。自分の目でちゃんと確かめて不思議に思うのは、すごくいいことだと思います。

――みひろちゃん、ふわふわでお豆を守ってるんですって。わかりましたか?

みひろさん:
はい。

――これからもあれっと思うことがあったら、また質問してくださいね。

みひろさん:
はい。

――質問してくれてありがとうございました。さようなら。

みひろさん:
さよなら~。

アキリ先生:
さよなら~。


【放送】
2024/04/21 「子ども科学電話相談」

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