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20/12/20まで

【出演者】
石井アナ:石井かおるアナウンサー
小林先生:小林快次先生(北海道大学総合博物館教授)
川上先生:川上和人先生(森林総合研究所主任研究員)
たいせいくん:質問者


石井アナ: お名前を教えてください。
たいせいくん: たいせいです。
石井アナ: どんなことを聞きたいですか?
たいせいくん: 恐竜の声というと、ティラノサウルスなどのように肉食恐竜の恐ろしい声が思い浮かびますが、現代の鳥にある鳴管(めいかん)や人にある声帯は化石になりにくいと聞きました。どうやって恐竜の声を予想したのですか?
石井アナ: おぅ! それは映画などを見て不思議に思ったんですか?
たいせいくん: はい。映画などでグワ~ッと鳴いているけど、鳥が恐竜の生き残りなら、もっとチュンチュンとか、カアカアとかの声でもいいのではないのかなあと思いました。
石井アナ: 小林先生に教えていただきましょう。先生、どうでしょうか。
小林先生: たいせいくん、こんにちは。
たいせいくん: こんにちは~。
小林先生: えっと、じゃあ、ティラノサウルスはどんな声だったらいいなと思う?
たいせいくん: う~ん……、チュンチュンとかだとちょっとかわいいから、カアーッぐらいの、カラスみたいな。
小林先生: じゃあ、ワニの鳴き声って聞いたことある?
たいせいくん: はい。
小林先生: どんな鳴き声だった?
たいせいくん: グフッ、みたいな感じ。ひく~い声。
小林先生: うん。鳥とは違う音を出してるよね。
たいせいくん: はい。
小林先生: いろんな鳥の鳴き声って聞いたことある? 例えばダチョウ。
たいせいくん: あります。
小林先生: どんな鳴き声だった?
たいせいくん: え~っと、グエッ、みたいな感じ。
小林先生: うん。鳥をよく観察すると、口をパクパクしてチュンチュンとかいってるような、鳴管というところで音を出しているんだけど、そうやって口を開けて声を出すタイプと、口を開けずに声を出すタイプがあるということを、先生は論文で読んだんですけど、ちょっと川上和人先生に、鳥の鳴き声について教えてもらいたいんですけど、いかがでしょう。
川上先生: 鳥の鳴き声は、どうやって鳴くかっていうよりも鳴き方に大きく2つあります。大きくさえずったりして相手に自分の場所が分かるような鳴き方と、分からないように地味に短く小さい声で鳴くというのが、大きいところかなと思います。
小林先生: ありがとうございます。
実は先生のところで、恐竜から鳥への鳴き方の変化を研究している学生がいます。
たいせいくん: へぇ~。
小林先生: 口を開けて鳴くタイプと口を開けて鳴かないタイプの、鳥やは虫類がいるんだよね。例えばワニは、どちらかというと奥のほうで音を響かせて鳴きます。鳥の中でも比較的原始的なダチョウなどは、口を開けずにのどのところで音を鳴らすんだよね。
そうすると恐竜はどうかっていうと、おそらく、口を開けてピーチクパーチクという鳴き方ではなくて、ワニとかダチョウのような声なんじゃないかなって、先生は思っています。
今はいろんな番組で恐竜は口を開けてガオ~ッてやってるけれども、もうちょっとすると、変わるかもしれない。口を開けずにうなるような音をもしかしたら出していたというふうに、今後変わっていくかもしれない。まだ研究している最中だから、ちゃんと分かれば、もうちょっとはっきり言えるかもしれない。今のところはここまでかな、言えるのは。
たいせいくん: はい。
石井アナ: これから明らかになってくることもあると思いますので、たいせいくんも関心を持ち続けて、研究してみてくださいね。
たいせいくん: はい。
石井アナ: きょうはありがとうございました。さよなら~。
たいせいくん: ありがとうございました。さよなら~。

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