11時台を聴く
21/06/29まで

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ながおまやさん(小学2年生・東京都)からの質問に、「恐竜」の小林快次先生が答えます。(司会・山本志保アナウンサー)

【出演者】
小林先生:小林快次先生(北海道大学総合博物館教授)
まやさん:質問者


――お名前をどうぞ。

まやさん: まやです。

――質問を教えてください。

まやさん: 人間は昔サルでしたよね? だけど、恐竜は昔なんだったんですか?

――ほぉ! なんだったんでしょうね。これは何か不思議に思うきっかけがあったのかしら?

まやさん: ママと読んでる本に人間は昔サルって書いてあったから、じゃあ恐竜は昔なんだろうって思いました。

――気になるよね。じゃあ、聞いてみよう。小林先生、お願いします。

小林先生: まやさん、こんにちは~。
まやさん: こんにちは~。
小林先生: まず、人間は昔サルだったっていうところから考えよう。
まやさん: はい。
小林先生: まやさん、サル見に行ったことある? 動物園とか。
まやさん: うん。
小林先生: じゃあ、そのサルは50年とか100年とかしたら人間になると思う?
まやさん: う~ん……。うん、思う。
小林先生: 思うか!(笑) じゃあ、今いるサルって将来人間になっちゃうのかな? ちょっと怖くない?
まやさん: うん(笑)。
小林先生: ははは(笑)。動物園から人間になったサルがわらわら出てきたら怖いよね?
まやさん: うん。
小林先生: まず、「昔サルだった」っていうのは、いわゆる私たちが知っているサルじゃなくて、サルみたいな昔の生き物から人間が誕生したんだよっていうことなので、僕らが動物園で見るようなサルから人間が誕生したんではないっていうことは覚えておこう。
まやさん: はい。
小林先生: いいかな? じゃないと、ちょっと怖いことになるからね。
で、まやさんの質問の「恐竜は昔なんだったの?」っていうと、恐竜の図鑑とかって持ってる?
まやさん: うん、持ってる。
小林先生: 翼竜(よくりゅう)とかわかる?
まやさん: わかんない。
小林先生: 翼竜知らないか。空を飛ぶ、プテラノドンとか聞いたことない?
まやさん: 聞いたことある。
小林先生: 首長竜って聞いたことある?
まやさん: うん、ある。
小林先生: ある? よしっ。ワニ知ってるよね?
まやさん: うん。
小林先生: じゃあ、ちょっとクイズタイムです。次のうち、恐竜に一番近い動物はどれでしょう。

①プテラノドン(翼竜)
②ワニ
③首長竜
まやさん: ワニだと思います。
小林先生: ワニだと思う。う~ん、おしい! 今生きている動物で、恐竜に一番近い動物はワニです。ただ、今言った中だとプテラノドンが一番恐竜に近いんだよね。でも、プテラノドンって空を飛んでるでしょう?
まやさん: うん。
小林先生: 不思議だよね。恐竜のご先祖様って言わないにしても、実は恐竜と翼竜って親戚関係にあるんだよね。ふ~んって思わない?
まやさん: 思う。
小林先生: 思うよね(笑)。じゃあ、例えば人間とサルの共通のご先祖様にはサルみたいな動物がいたんだけど、恐竜とプテラノドンのご先祖様っていたんだよね。それがどんな姿をしていたかっていうと…まやさん、近くに紙と鉛筆ってある?
まやさん: 紙と鉛筆? ある。
小林先生: いい? 「ラゴスクス」って書いてみて。
まやさん: ラ、ゴ、ス、ク、ス。
小林先生: これを時間があるときに、お父さんかお母さんと一緒にネットで検索してみようか。そうするとちっちゃい動物の絵が出てくると思う。大きさは30センチメートル~50センチメートルくらいの小さな動物で、それが恐竜とかのご先祖様に近いって言われています。
まやさんの好きな恐竜って何?
まやさん: パレオパラドキシアとティラノサウルス。
小林先生: ティラノサウルス好きか。大きいもんね。
まやさん: うん。
小林先生: 恐竜ってすごく大きいイメージあるんだけど、恐竜のご先祖様ってすごく小さい動物。どうだろう、50センチメートルって大きいかな? ネコとかそのくらいかな? そのくらいの動物から恐竜が進化したなんて言われているので、意外に恐竜のご先祖様って小さい動物だったんです。
まやさん: ふ~ん。
小林先生: その中からあんなすごい恐竜が誕生しました。すごいでしょ。
まやさん: うん。
小林先生: 1つだけ、さっき「恐竜知ってる?」って言ったときにパレオパラドキシアって名前出てきたよね? それはどこかで見たのかな?
まやさん: 秩父で見た。
小林先生: 秩父で見たんだ! 博物館かな? パレオパラドキシアはね、恐竜じゃないんです。知ってた?
まやさん: ……。
小林先生: あれ、まやさん?
まやさん: 知らなかった。
小林先生: 知らなかったよね~。大きくて不思議な形をしているから恐竜だって思うかもしれないけど、あれはね、私たち人間と同じ哺乳類の仲間です。すごいでしょ。
まやさん: うん。
小林先生: だから、今度もう1回秩父に行ってパレオパラドキシアが置いてある博物館に行ってみて、よく読むと「哺乳類」って書いてあります。今は生きていないけども、大昔の世界には僕らが見たことのないような不思議な動物たちがたくさんいたんだよね。その中に恐竜もいた。恐竜のご先祖様は、50センチから1メートルくらいの、は虫類。僕らも見たことのないような、は虫類から恐竜に進化したというのが正解です。どうだろう、いいかな?

――どうでしょう、まやさん? 恐竜のご先祖さんはちっちゃい生き物、は虫類じゃないかって先生はおっしゃっていましたけど。

小林先生: は虫類の1つですね

――は虫類の1つだったんじゃないかと思われているそうです。いかがでしょうか? 体が比較的ちっちゃかったんだって。おもしろいね。どんどんどんどん大きくなっていったのかなぁ?

小林先生: きょうはいろんなことがあったね。人間はサルからじゃないし、パレオパラドキシアは恐竜じゃなくて哺乳類だとか、いろんなことを学んだと思う。

――これからもいろんなことを研究したり、調べたりしてみてくださいね。

まやさん: うん。

――お電話ありがとね、まやさん。

まやさん: はい。
小林先生: ありがとう。
まやさん: ありがとうございました。

――ありがとうございました。さようなら。


【放送】
2021/05/04 子ども科学電話相談 「恐竜」 小林快次先生(北海道大学総合博物館教授)

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