11時台を聴く
22/06/30まで

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かさいあきらくん(小学5年生・北海道)からの質問に、「水中の生物」の林公義先生が答えます。(司会・柘植恵水アナウンサー)

【出演者】
林先生:林公義先生(北里大学海洋生命科学部講師)
あきらくん:質問者


――お名前を教えてください。

あきらくん: あきらです。

――どんな質問ですか?

あきらくん: 家の中で、ウグイとコリドラスとネオンテトラを3匹で飼ってたんですけど、いきなりウグイが水槽から飛び出して死んでいました。なぜウグイが飛び出して死んでいたのか、です。

――では聞いてみましょう。林先生、お願いします。

林先生: はい、どうも。あきらくん、こんにちは。
あきらくん: こんにちは。
林先生: お魚を飼育するの、好きなんですか?
あきらくん: はい。
林先生: あきらくんの質問を聞いたときに思ったんだけど、ウグイとコリドラスとネオンテトラ、3種類だよね。ウグイは日本のお魚でしょう? ほかは南アメリカのいわゆる熱帯魚だよね。どうして日本のウグイと熱帯魚を組み合わせたんだろう。とっても興味があったんだけれども、何か理由、あるの?
あきらくん: まずコリドラスを水槽に入れたのは、水槽内のコケを食べてくれるから水槽内がきれいになるってことと、ネオンテトラは、なんかふつうにかわいかったから。
林先生: あ、そうなんだ。で、ウグイは?
あきらくん: ウグイは川で釣ったもので、本当はヤゴの餌だったんですけどヤゴが死んじゃったので、せっかくだから飼おうってことで。
林先生: そうなんだ。じゃあ、ある意味偶然にコリドラスから始まって、ネオンテトラを入れて、ウグイは、まだ子どもだよね。 小さいウグイかな?
あきらくん: 捕まえたときは3cmくらいだったんですけど、今は5cmくらいです。
林先生: そうですか。飼っている水槽の大きさはどのくらいですか?
あきらくん: だいたい41cmと……30cm?
林先生: そうか。たぶん45cm水槽ってやつだね、横の長さが45cmくらいの。
あきらくん: うん。
林先生: わかりました。それで、えーっと、「組み合わせ」っていうんだけどね。水槽でいろいろ魚を飼ったりするときに、水族館なんかでもそうらしいんですけれども、魚には、けんかっ早いとか、おとなしいとか、すごく敏感で神経質だとか、いろんな性格があって、だから一つの水槽で飼うときには魚の性質に合わせて組み合わせないと、2種類いた場合には片方が被害を受けてしまうということがどうもあるらしいんです。
あきらくん: はい。
林先生: 実は私も水族館の人にいろいろ聞いたことがあるんだけれども、ウグイとかコリドラスとかネオンテトラというのは、水槽の中で飼う場合に、ほかの魚と一緒にしても相性はいいみたいなんですよ。それで、あきらくんに一つだけ質問したいんですけど、使っている水槽の一番上のほうは、オープンですか? 何かふたをしてありますか?
あきらくん: 開いています。
林先生: そうか。光は、どういうふうにあげてるんですか? 蛍光灯みたいなものを水槽の上に置いてるの?
あきらくん: いや、そういうのは特にないです。
林先生: そうすると、水槽の上は全部開いちゃってるわけね。
あきらくん: はい。
林先生: 水温はだいたい20~28℃ぐらいがコリドラスとかネオンテトラもそうだし、ウグイも一番低いので5~25℃くらいで季節によって少し温度を変えればいいから、温度の問題ではないんですよ。

実はつい先月、私もウグイを飼うということで、ある水族館の飼育係の人にウグイの飼い方についていろいろ聞いてみたことがあるんです。そのときに、「一番注意しなきゃいけないよ、林さん」と言われたのは、ウグイがね、ジャンプ力がすごいんですって。
あきらくん: あー。
林先生: だから、捕まえたものを水槽の中に入れようとするときとか、ふつうに水の中で飼っていても、上に何かふたをしていないと自分で飛び出してしまうらしいんです。それはね、「絶対に気をつけなきゃいけません」と言われたことだったのね。

だから原因としては、今、あきらくんに聞いたら、水槽の上に何もふたをしていなかったということなので、翌日の朝見たら、干からびて死んでいたということだよね、ウグイが。
あきらくん: はい。
林先生: だから恐らく、飛び出しちゃったんだろうと思うんです。それぐらい、ウグイはジャンプ力が強いっていうか、だんだんなれてきても水面から飛び出しちゃうから、餌をやるときもできるだけふたをそっと開けて、そこから少しずつ入れるようにしないと、ほんの少しのすきまから、体の大きさにもよるけど飛び出すことがあるから注意してくださいねと言っていました。特に体重が増加して大きくなると、軽いふただとその上に重しをして重さをかけないと、ポーンと飛び出してしまうこともあるらしいんですよ。

だから今回は、コリドラスとネオンテトラとウグイを飼ってて、お互いに何かけんかをしたのではなくて、元気のいいウグイが、上に何もふたがなかったから、とにかくジャンプ力の強いウグイが、何か驚いたかして水面から飛び出して、残念ながら死んでしまったのかなと判断したんだけどなぁ。
あきらくん: はい。
林先生: だからもし今度ウグイを飼う場合には、できるだけ上にふたをしたほうがいいね。
あきらくん: はい。
林先生: 45cmの水槽だとそんなに大きなウグイは飼えないけど、小さくても、飛び出すことには注意しなければならないね。僕もちょうど飼育員の人にその話を聞いたばっかりだったんですよ。だから、あきらくんにちょうどそのお話ができて、よかったなと思って。
あきらくん: ありがとうございます!

――あきらくん、どうですか? ウグイにジャンプ力があるってことでしたね。

あきらくん: はい。
林先生: お話しできて、僕もラッキーでした。

――あきらくん、質問くださってありがとうございました。

あきらくん: ありがとうございました。

――さよなら~。

あきらくん: さよなら~。
林先生: さよなら~。

【放送】
2022/05/05 子ども科学電話相談「水中の生物」 林公義先生(北里大学海洋生命科学部講師)

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