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20/12/09まで

【出演者】
武内アナ:武内陶子アナウンサー
伊集院さん:伊集院光さん(タレント)


<伊集院さん プロフィール>
1967年、東京都出身。1984年、6代目三遊亭円楽の弟子となり活動を始める。民放のラジオ番組のパーソナリティとして人気を確立。軽妙な話術と豊富な知識で、クイズ番組などのバラエティにも多数出演。

伊集院流 読書スタイル

伊集院さん: Eテレで「100分de名著」の司会をしていますが、それほど読書家ではありません。番組にはまったく読まずに出るのですが、解説が面白すぎて、そのあと必死に読みますね。
武内アナ: プライベートではどんな本を読みますか。
伊集院さん: 父と兄がすごい読書家でした。いくら同じものを読んでも、深く読んでないと思われるのが嫌で、ふたりの読んだ本は、あえて避けていました。ふたりは小説を好んで読んでいましたが、僕は、読んだ知識をひけらかせる本を読んでいました。
武内アナ: お忙しい毎日ですが、読書の時間はどう作っているのですか。
伊集院さん: 主に移動中ですね。最近は電子書籍も使っています。老眼でも、フォントを大きくできるので便利です。
武内アナ: 本屋さんにはよく行きますか。
伊集院さん: 散歩のゴールが書店ということが多いですね。これだと、むだに歩いただけじゃなくなる感じがしていいでしょ。父には「欲しいと思った本は買っておいたほうがいい」と言われて育ちました。
武内アナ: さすが読書家のお父さん。
伊集院さん: 小さい頃は父のおかげで、僕もツケで本を買っていましたよ。父が認めた本はいいけど、ちょっとエッチなマンガなどは、自分で払わされました(笑)。

コロナ禍での読書

武内アナ: 新型コロナウイルスの影響で、伊集院さんの読書に変化はありましたか。
伊集院さん: 積み重ねていた本(つんどく)を処理するようになりましたね。それこそ「100分de名著」で取り上げた本などを読み返したりしました。この時期は旅行にも行けないので、紀行文も楽しんで読んでいます。音読にもハマっていて、最初は「アルプスの少女ハイジ」をカミさんに聞いてもらいました。滑舌の練習にもなるし、自分の理解も深まって楽しいですよ。自粛期間中は、カフカの作品や、ミヒャエル・エンデの「モモ」を音読して、カミさんに浴びせてやりました(笑)。

「100分de名著」、100シリーズに到達

武内アナ: 出演している「100分de名著」いかがですか。
伊集院さん: 最初に決めたのが「いわゆる読書家でもない自分が理解できることを基準に番組を作れば、どんな視聴者の方でもついてきてくださるはず」ということでした。僕のどんな質問にも、講師の先生方が、決して嫌な顔をせずに答えてくださるのがいいんです。だから「見栄を張らない」と心に決めています。先生方の解説を聞いて終わりではなく、番組をきっかけに原典を読んでもらいたいです。
武内アナ: 改めて読み解く面白さはありますね。
伊集院さん: これからも「分からないことは分からないと言う」という初心を忘れずにやっていきたいです。

◇伊集院さんが印象に残った作品

  • カフカ「変身」
  • 松尾芭蕉「おくのほそ道」

その理由は「聴き逃し」でどうぞ。

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本のチカラ、読書の魅力

伊集院さん: 師匠の円楽が自伝の中で、僕のことを「あいつはわかっているはずだ」と書いてくれたんです。それを読んで、僕も「わかっていること」を伝えたいと思ったんです。そして、来年、落語をやることになりました。本が仲介してくれたことで、師匠の気持ちを知ることができました。文章にしかできないこと、本にはすごいチカラがあると思います。

聴き逃しは1週間です。ラジオ愛にあふれる伊集院さんの読書愛を感じて下さい。

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