新納慎也さん/3度目の大河

22/06/27まで

ごごカフェ

放送日:2022/06/20

#インタビュー#大河ドラマ#映画・ドラマ#舞台#演劇

14時台を聴く
22/06/27まで

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大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に源頼朝の異母兄弟、阿野全成(あのぜんじょう)役で出演中の新納慎也さん。大河ドラマのこと、三谷幸喜さんのこと、舞台のことなど、いろいろとお話をうかがいました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)

【出演者】
新納慎也さん(俳優)


<プロフィール>
1975年、兵庫県出身。16才の時にスカウトされ、モデルとして芸能界入り。その後、大学で演劇を学び、20才の時に上京。舞台俳優として活動を開始。1997年『にこにこぷんがやってきた』(BS2)のうたのおにいさんとして出演。その後『ラ・カージュ・オ・フォール』『エリザベート』などのミュージカルで活躍。2016年『真田丸』で、大河ドラマ初出演。その後、2021年の『青天を衝け』、そして、現在放送中の『鎌倉殿の13人』に出演中。


――新納(にいろ)さんって珍しいお名前ですね。

新納: ロバート・デ・ニーロ(新納)って覚えてください(笑)。

――大河ドラマは3回目のご出演ということですが。

新納: 今よりもっと美男子だったころ「大河ドラマに出たいです!」と言ったら「君の顔では、鉄砲伝来のポルトガル人ぐらいしかないね」とプロデューサーに言われていたんです(笑)。

――今より美男子だったころね(笑)。

新納: 『真田丸』でオファーをいただいたときはもう狂喜乱舞でしたね。

――豊臣秀吉の姉の子、秀次という役でしたね。

新納: 暴君で平気で人を斬ったとか、女人禁制の比叡山に女房たちを連れていったとか、今まで悪行非道の人と描かれることが多かったのですが、三谷幸喜さんの秀次は、習い事や文学が好きな趣味人、いつも微笑んでいるやさしい人と描かれていました。秀次の人物像は諸説あって、三谷さんは、やさしい秀次の説をとったんです。

――最初の三谷さんの舞台ではどんな役だったのですか?

新納: 2007年の『恐れを知らぬ川上音二郎一座』の野口精一という通訳の役でした。

――三谷さんとお仕事されて、いかがでしたか?

新納: 三谷さんは、僕が想像していないことや、新しい引き出しを増やしてくれるんです。例えば、2009年の『TALK LIKE SINGING』のときは、医者の助手役、バスケ部の生徒、ハンバーガーショップの女っぽい店長、アフロヘアーのミュージシャンまで一人で何役もやりました。大変でしたね(笑)。

――やはり舞台とテレビでは演じ方は違いますか?

新納: 舞台は幕が上がってから終わりまで、流れで演じますが、テレビや映画はシーンごとに演じていくことが多いので、最初は気持ちを入れていくのが大変でしたね。それに映像は、カメラが相手なので、リアクション(観客の)がないので戸惑いました。『真田丸』での自刃シーンは、最初から最後までやることができたので、感情の高まりなどうまくいきました。映像は、瞬発力が大事ですね。あの時の経験が今も生きていると思っています。今はテレビも舞台も演じることに大差ないと思えるようになりました。

――ミュージカルもそうなの?

新納: ミュージカルはちょっと違っていて、「歌うんかい!」って思いながら歌っていますね(笑)。どこかで俯瞰(ふかん)しています。

阿野全成ってどんな人?

――『鎌倉殿の13人』はどちらかというと男くさいシーンが多い中で、新納さん演じる阿野全成(あのぜんじょう)は、北条の女性たちといつも一緒でホッとするんですよ。宮澤エマさん演じる、実衣(みい)との会話も、尻に敷かれている感じがいいですよね。まるでコントを見ているみたいですよ。

新納: 全成は実衣と出会って、争いでなく平和な世の中を望んでいるんです。源氏と北条の行く末を心配しながら見守っているという感じですね。阿野全成という人を調べると「悪禅師」「荒くれ者」と書かれているのですが、今回の全成は、やはり三谷さんの解釈であのような僧侶に描かれているんです。最初のころは悪のイメージでクールに演じていたんですよ(笑)。

――三谷さんからはリクエストありましたか?

新納: 全成をいっしょに作り上げようと言われましたが、今回のキャラになってしまったのは、僕の責任ですね(笑)。

――演じる上で意識されていることは?

新納: ミュージカルでダンスもやっているので、ちょっと踊るように演じているかもしれません。

――動きなどは自分で考えられるの?

新納: 基本的には自分で考えますが、仏具を投げたりして注意されたこともありました(笑)。

鎌倉殿の13人

日曜日 総合 午後8時/BSP BS4K 午後6時

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演出家・新納慎也

新納慎也さんは、昨年『HOPE』という作品で演出家としてデビューされました。このミュージカルは、実際に起こった裁判をモチーフに描いた法廷劇で、韓国芸術総合学校の卒業制作として誕生。2019年の初演で大きな話題を呼び、翌年再演されるなど韓国で注目を集めてます。

――初演出で上演台本・訳詞もされたそうですね。

新納: 訳は自分でやりたかったんです。あまりにも好きな作品だったので1週間で書き上げました。

――演出をされていかがでしたか?

新納: 学生の頃から「いつか演出をしてみたい」という願望はありました。30才を過ぎたころ「演出してみませんか?」というお誘いはありましたが実現には至らず、満を持して初演出をさせていただきました。僕自身、劇団に属さず舞台に立っていたので、さまざまな演出家から学んできました。その経験から僕らしい演出ができたと思っています。

――次に挑戦したいことは何ですか?

新納: 昨夜の『鎌倉殿の13人』では紫式部に憑依されましたが、再来年の大河ドラマ、紫式部が主人公の『光る君へ』にも出たいので、よろしくお願いします(笑)。


【放送】
2022/06/20 「ごごカフェ」

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