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20/12/8まで

【出演者】
武内アナ:武内陶子アナウンサー
西塔さん:西塔薫さん(写真整理アドバイザー)


<西塔薫さん プロフィール>
1968年、東京都出身。2006年に双子を出産。猛スピードで大量に増える写真の整理問題に直面。2011年よりアルバム作りのコミュニティを運営。様々な手法でのアルバム作りを提案。2015年から写真整理アドバイザーとして活動開始。

写真整理のコツ

武内アナ: きっかけは、やはり出産ですか。
西塔さん: ママ友たちと子どもの写真を持ち寄るサークルを結成しましたが、プリントが間に合わず、会に参加できない人や、生まれてから3歳まで全て1台のデジカメに入っているという人など、様々な問題点が出てきました。そのような経験から、写真整理と活用を考える活動を始めました。
武内アナ: 写真整理を続けるコツはありますか。
西塔さん: 完璧を求めず、写真を見返す時間を楽しむことでしょうか。写真整理が「楽しかった」という経験になると、次もやる気になりますよ。
武内アナ: いつやったらいいですか。
西塔さん: 家族と会うお盆や正月、誕生日などは良いタイミングです。私は、毎月1日を写真整理の日にしています。今は、年賀状写真を選ぶためにも良い時期かもしれません。「いつか写真整理をする」は、よほどのことがない限りできないと思っていいでしょう(笑)。

紙焼き写真の整理方法

西塔さん: プリント写真は、生前整理をしたいというシニア世代に多いです。再整理をして人生をまとめ、自分史を作りたいという場合は、新しいアルバムに移すのがよいでしょう。薄くて軽いアルバムを選べば、重さやカサも減ります。必要なものだけ選び、数を減らし、移す作業をすることで見返すことを楽しめます。とにかく圧縮したいという場合は、デジタル化をオススメします。お店に出してフォトブックを作ってもらったり、スキャナーでパソコンに取り込んだりしましょう。

デジタル写真の整理方法

西塔さん: デジタル写真は、パソコン、スマホ、クラウド、SDカード等、様々なメディアに散在しているというケースが多いです。バックアップのためにもハードディスクにまとめるのをオススメします。撮りっぱなしの写真をそのまま保存するだけだと、数も多く、見返しも大変です。写真を選んで定期的にプリントすることが、究極の写真整理だと思います。プリントする写真は、家族が一緒に写っている、表情が良い、シーンが分かるものを中心に選ぶと、後々会話のきっかけになります。

写真をアルバムにする時のポイント

西塔さん: 完璧を目指すあまり、なかなかアルバム作りを始められないという人がいますが、アルバムは作品ではなく、家族が楽しむものです。記憶が新しいうちに作ることをオススメしますが、毎月1回、年に1回など、思い立った時に作っていいと思います。七五三などの記念日は、イベントごとに1冊アルバムを作るとよいでしょう。また、お子さんに贈ることを目的に「二十歳のお祝いアルバム」はどうでしょう。私は、240ポケットのアルバムを2冊作ることをオススメしています。小さい頃の写真が、年間20~30枚ほど、中高生は年間10枚くらいになるので、割り振ると1冊目が小学校1年生まで、2冊目が小学校2年生から高校3年生になります。子ども目線で選ぶのがポイントです。

西塔さんが提案する、写真の活用法

1)贈り物にする
ポイントは「形にすること」です。SNSで写真をシェアするのは簡単ですが、印刷して、アルバムやフレームに入れるなど手間をかけると、より気持ちが伝わります。

2)飾る
かっこよく飾ろうとか、すてきな写真を飾ろうと考えないでください。重要なのは飾ってあるということで、常に良い思い出に触れられるということです。学校でもらった賞状や絵のように写真を飾れば、子どもの自己肯定感が向上するかもしれません。写真で子どもをほめてあげてください。

3)非常用アルバムを作る
災害時や非常時に役に立つよう、家族のパーソナル情報と写真をセットにしたミニアルバムです。避難場所を書いたカードや、テレホンカードを入れ、ページにはホッとできる写真を入れておくのもポイントです。子どもが覚えていない固定電話の番号や、公衆電話の使い方、伝言ダイヤルの使い方なども記入しておくと安心です。このアルバムを考えたきっかけは、東日本大震災で被災された方々が、失って惜しかったものとして「写真」をあげていたからです。写真は、身元確認や人探しだけでなく、心を守るものだと強く感じるようになり、このアルバムを考案しました。

写真整理に大切なこと

西塔さん: 写真整理で大事なのは、見返すことで自分や家族を顧み、それが自分の糧になるということだと思います。誰もが気軽にたくさんの写真を撮れる時代だからこそ、写真を便利に使い、コミュニケーションに活かし、楽しく役立ててほしいと考えます。

聴き逃しは1週間です。写真は人生を応援してくれる心の財産ですね。

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