坂田おさむさんの歌は、多くの親子を楽しませてきました。能登半島地震から1か月。全国のリスナーや子どもたちに歌で元気を届けたいと、スタジオでの弾き語りも披露してくれました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)
【出演者】
坂田おさむ(シンガーソングライター)
<プロフィール>
1952年、北海道出身。1977年、シンガーソングライターとしてデビュー。1985年から1993年まで「おかあさんといっしょ」でうたのおにいさんを務め、数多くの作品を提供。絵本作家としても活躍中。
――これまでも震災などが起きたときに、歌で支援や応援をされていますね。
坂田:
最初は、阪神・淡路大震災のとき、ギターを抱えて幼稚園に行きました。
――これまで何曲くらい作られましたか?
坂田:
1,200曲くらいかな。自分が子どものころに「こんな歌があったらいいな」そんな気持ちでいつも作っています。
――最初の曲は?
坂田:
「にじのむこうに」を聴いてもらいましょう。関西から帰ってくる新幹線の車窓から虹を見て「あの向こうには何があるんだろう?」という気持ちで作りました。
- 1)にじのむこうに(坂田おさむ)
――次の曲は、石川県金沢のお祭りをイメージされたそうですね。
坂田:
金沢に「おかあさんといっしょ」の収録に行ったときに、太鼓の音がどこからか聴こえてきたんです。それをヒントにできた歌です。
- 2)わっしょい(速水けんたろう)
坂田:
次は、「ネガイゴト」と「地球の歌」を続けてお聞きいただきます。「ネガイゴト」は、子どものころ、ホウレンソウが嫌いだった僕を母が叱ったんです。そのときの母の言葉が心に残ってできた歌です。「地球の歌」は、世界でいろいろなことが起こっていますが、「みんなで仲良くしなさい」という地球からのメッセージなんです。
- 3)ネガイゴト(花田ゆういちろう・小野あつこ)
- 4)地球の歌(花田ゆういちろう・ながたまや)
――元気になれる曲がいっぱいです。コール&レスポンスの曲もいいですよね。
坂田:
「どんな色がすき」は、「おかあさんといっしょ」の本番直前に「おさむおにいさん、どんな色が好き?」って女の子に突然聞かれたんです。それが気になって作ってみようと思ったんです。
――そして、「ヤッホ・ホー」は娘さんとのデュエット、親子共演ですね。
- 5)どんな色がすき(杉田あきひろ・つのだりょうこ)
- 6)ヤッホ・ホー(坂田おさむ・坂田めぐみ)
――まだまだ元気が出る曲ありますね。
坂田:
子どものころに好きだった『少年探偵団』と春の訪れを知らせてくれるタンポポのことをイメージした「タンポポ団にはいろう!」を聴きましょう。
- 7)タンポポ団にはいろう!(今井ゆうぞう・はいだしょうこ)