弾き語りライブで活動を続けている柳原陽一郎さん。ことし5月には、スタジオで歌っていただく予定でしたが、のどの不調でスタジオライブは断念。今回はたっぷりと歌っていただきました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)
【出演者】
柳原陽一郎さん(シンガーソングライター)
<プロフィール>
1962年、福岡県出身。1989年、テレビのバンドコンテストに「たま」として出場しグランドチャンピオンに。翌年、メジャーデビューし、NHK紅白歌合戦に出場。1995年からソロ活動を開始。ジャンルにこだわらず、さまざまなミュージシャンとセッションを行っている。
柳原:
前回はのどの調子が悪くてすみませんでした。きょうをむかえるまで、カゼひかないように大変でした。
- 1)さよなら人類
――「さよなら人類」の歌詞、いま聴くとすごく刺さりますね。予想外のものが私の心に響きました。
柳原:
当時はあまり考えずに曲を作っていました。ただ、ばく然と人間って愚かだなぁとは思っていたけど(笑)。
――福岡県のご出身なんですね。福岡はミュージシャンの聖地じゃないですか?
柳原:
近所の有名人に武田鉄矢さんと千葉真一さんがいるんですよ(笑)。
――小さいときはどんな音楽が好きでしたか?
柳原:
テレビやラジオから流れているものをふつうに楽しんでいました。奥村チヨさん、いしだあゆみさんなど女性歌手をよく聴いていましたね。
――次に聴かせていただく曲は?
柳原:
ジョン・レノンのことを歌った「たましいさん」という曲です。
- 2)たましいさん
――きょうのようにラジオでしゃべりながら歌うってどうですか?
柳原:
楽しいですよ。次の「ほんとうにスキな人」という曲は、2011年東日本大震災が起きる前につくった曲なんです。
- 3)ほんとうにスキな人
――美しく切なくて、リスナーの皆さんにも響いたと思います。柳原さんがライブで曲を選ぶ基準は?
柳原:
はじめてのお客様もいるので、あまりとんがった曲ばかりにしないようにしますね。
- 4)キング・オブ・ロケンロー
――最後に「故郷(くに)のない男」という曲を聴かせていただきます。
柳原:
この曲は、ETV特集を見て作った曲なんです。難民の方の番組でした。
- 5)故郷のない男
――今後のご予定は?
柳原:
来月から全国ツアーが始まります。ずっと旅暮らしです。
――柳原さんのチカラがぬけた感じが心に響きました。
なんか泣けてきちゃいました。
またお待ちしています。ありがとうございました。
【セットリスト】
- 1)さよなら人類
- 2)たましいさん
- 3)ほんとうにスキな人
- 4)キング・オブ・ロケンロー
- 5)故郷のない男
- ※ 以上の楽曲は「聴き逃し」で、放送後1週間お楽しみいただけます。
【放送】
2023/09/25 「ごごカフェ」