演歌と役者と鉄道と

23/09/21まで

ごごカフェ

放送日:2023/09/14

#インタビュー#音楽#演歌#うた♪#映画・ドラマ#鉄道

午後2時台を聴く
23/09/21まで

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演歌歌手で、俳優としても活躍中の徳永ゆうきさんをお迎えして、演歌に目覚めたきっかけや役者としての活動、そして、鉄道の魅力についてお話しいただきました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)

【出演者】
徳永ゆうきさん(演歌歌手)


<プロフィール>
1995年、大阪府出身。2012年、NHK「のど自慢」のチャンピオン大会でグランドチャンピオンを獲得し、翌年、歌手デビュー。2014年、第56回日本レコード大賞の新人賞を受賞。俳優、鉄道マニアタレントとしても活躍中。


――デビュー10周年おめでとうございます。10年を振り返ってどうですか?

徳永:
気持ち的には2、3年の感じなんです。デビュー当時、大人のみなさんが「10年なんてあっという間だよ」と言われていたんです。でも「10年は10年でちゃんと長いでしょ!」と思っていたんですが、いざ10年たつと、やっと大人のみなさんが言っていることがわかりましたね。ほんまにあっという間に過ぎていきました。

人生のポイント切り替え

――小さい頃から歌が好きだったのですか?

徳永:
両親の影響で、小学生のころには演歌を歌っていましたね。歌詞の内容なんかわからないのにメロディーが好きで歌っていましたね。

――演歌界の中では若手ですが、「演歌をもっと」という気持ちを大切にしているそうですね?

徳永:
若い世代の方にも演歌を聴いて歌って楽しんでいただけるよう、演歌と若者の懸け橋になりたいと思っています。そんな気持ちもあって、若手演歌歌手が集ってコンサートなどもやっています。また、日本の文化としてアニメやマンガに比べるとまだまだ「演歌」はあまり知られていないので、海外にも演歌の魅力を発信したいと考えています。

――最初から演歌歌手になろうと思っていたのですか?

徳永:
鉄道関係の仕事がしたくて工業高校に進学しましたが、のど自慢のチャンピオンをきっかけにレコード会社からスカウトされ、演歌の道に進むことを決めたんです。のど自慢に出たことで、人生のポイントが切り替わったんです(笑)。

――歌手だけでなく、NHKの連続テレビ小説『エール』や『カムカムエブリバディ』に俳優として出演されましたよね。山田洋次監督の映画にも出ているのね。

徳永:
演歌一本でいくのはなかなか難しい時代なので、いろいろなことにチャレンジして、まずは「徳永ゆうき」を知ってほしいと思っているんです。

――歌の世界と俳優の世界は違うと思いますが、どうですか?

徳永:
歌手でさえ緊張するのに、ドラマの現場はめちゃめちゃ緊張しますね。現場の雰囲気も違うし、カメラの台数やスタッフの数も違うので、それを見るだけでドキドキしますね。特に自然体で表現することが難しく、動きやセリフがぎこちなくなってしまいます。でも、見てくださった皆さんに褒めていただくと、俳優をやってよかったと思いますね。

徳永ゆうき・鉄道写真展

――鉄道関係の仕事がしたくて工業高校に進学し、最近では「鉄道ファン演歌歌手」としてバラエティー番組にも出演されていますが、徳永さんの得意な鉄道ジャンルは?

徳永:
僕は「撮り鉄」ですね。数年後には変わってしまうかもしれない景色や車両たちの何気ない一瞬が切り取れるのが「撮り鉄」の魅力ですね。職業柄、全国に行くので、いつもカメラは持って行きます。きょうはお気に入りの写真を持ってきました。まずは、小田急電鉄の白いロマンスカー「VSE」です。

――このロマンスカーの魅力は?

徳永:
2編成しかないので、このショットは貴重なんですよ。白い車体が青空や山の緑に映えるのが最高です。まもなく完全引退なのでとても残念です。
2022年3月11日に通常ダイヤでの定期運行を終了。全2編成のうち、1編成は2023年9月24日に引退予定。残る1編成は2023年12月に引退予定。

――この写真はどちらの電車ですか?

徳永:
JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」です。京阪神地区から山陰、山陽エリアで運行されていて、車内での食事もすばらしく、バーカウンターもあって、まさに走るホテルです。なんといっても最後尾の展望デッキが最高なんですよ。

――これは徳永さんと黄色い新幹線ですね。

徳永:
東海道新幹線の「ドクターイエロー」は、線路や架線等の設備の「健康診断」を行う検査専用の車両です。神出鬼没な車両なので、鉄道ファン以外の人たちもカメラを向ける人気車両なんです。この黄色の車両は、幸せを運んでくれると思いますね。

――ドクターイエローより徳永さんのほうが目立っているわね(笑)。


――これからの夢はなんですか?

徳永:
10年がこれだけ早いということは、おそらく20年、30年もあっという間に来るんでしょうね。これからも演歌界の若いチカラで、先輩たちが築かれた道を盛り上げていきたいですね。若者と演歌の懸け橋になりたいと常に思っています。老若男女問わずに演歌を届けたいと思います。

  •  ※ 徳永ゆうきさんの特技「高速指パッチン」と「車掌さんのものまね」は聴き逃しでチェックできます。

【放送】
2023/09/14 「ごごカフェ」

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