午後2時台を聴く
23/09/15まで
午後3時台を聴く
23/09/15まで
ゲストは、デビュー8年目を迎えた歌手の林部智史(はやしべ・さとし)さん。歌手を目指したきっかけやデビューするまでのお話し、今後の抱負についてうかがいました。スタジオでの生歌唱も!(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)
【出演者】
林部智史さん(歌手)
<プロフィール>
1988年、山形県出身。2016年、シングル「あいたい」でデビュー。“今、もっとも泣ける歌”として口コミで広がり、発売後4か月で有線全国ランキング1位を獲得。その後もロングセールスを続け15万枚を突破。2016年「第 58 回輝く ! 日本レコード大賞 新人賞」「第 49 回日本有線大賞 新人賞」を受賞。2018年から、“はやしべさとし”として、日本の唱歌や童謡、美しい調べを歌い継ぐ叙情歌コンサートも開始。
――先日、コンサート拝見しましたが、心にしみました。コンサートではどんな思いで歌われているのですか?
林部:
すべての人に平等に歌いかけるようにしています。余計な感情を込めず、押しつけがましくならないように歌っています。
泣き歌の貴公子誕生
――林部さんが歌手を目指したきっかけは?
林部:
小学生の頃からバスケットボールが好きで、バスケの強豪校に進学したかったのですが、受験に失敗して高校浪人しました。1年後に進んだ別の高校で国体に出場しました。プロを目指していましたが、上のレベルを見て、限界を感じてバスケットボールを辞めたんです。
――それからどうして歌手の道に?
林部:
人と関わる仕事に就きたいと考え、看護学校に進学したのですが、人の死に直面するたびに、心に重いものがのしかかり、それを無視できないようになってしまったんです。結果、精神的に追い込まれ、全国各地を住み込みでアルバイトをしながら転々としていました。北海道の礼文島のホテルで働いているとき海に向かって歌っていたんです。そうしたら同僚に「なぜ歌手にならないのか? その声で歌手を目指さないのはおかしい。」と言われたんです。その言葉がきっかけで、音楽活動に専念することになったんです。
――どのような勉強をされたのですか?
林部:
音楽の専門学校に入り、新聞奨学生をしながらボーカルの技術を磨き、首席で卒業することができました。
――卒業後は?
林部:
テレビのカラオケ番組に何度も挑戦しました。「今回、優勝できなければ、今後の出演を辞退する!」と決めて臨んだ2015年大会で初優勝しました。翌年も優勝し、その年にメジャーデビューできました。
――デビュー前から知っている人にとっては、いまの林部さんの活躍は、本当にうれしいでしょうね。
林部:
プロになってからも応援してくださる方もたくさんいるのでうれしいです。
叙情歌に思いを乗せて
――2018年から「はやしべさとし」と名前をひらがなにして、叙情歌コンサートを開始されましたね。
林部:
能楽堂で叙情歌を歌う機会があって、コンサート、CDを含めて“歌い継ぐ”ということを大切にしなくては、と思ったんです。そんな日本の名曲を歌い継いでいくことが、シンガーとしての僕の使命だと思っています。
――今回聴かせていただける叙情歌は?
林部:
「月の沙漠」を歌います。この曲は、美しい詩と憂いを帯びたメロディが特徴的なだけでなく、どこか異国情緒のある世界観を感じる偉大な叙情歌だと思います。
――今後のご予定は?
林部:
「朝虹(あさにじ)は雨、夕虹(ゆうにじ)は晴れ」と題したツアーが始まります。1回のコンサートで2回、虹をかけられればと思っています。
――今回は3曲も生で聴かせていただき、ありがとうございました。
- ※ 林部智史さんの歌唱は「聴き逃し」で1週間楽しめます。
【放送】
2023/09/08 「ごごカフェ」
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