午後2時台を聴く
23/09/11まで

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デビュー50周年を迎えた「あのねのね」のお二人をお迎えして、結成当時のことから、仲良く芸能活動を続ける秘けつ、現在の活動など、いろいろとお話をうかがいました。あの懐かしの名曲など、スタジオでの生ライブも披露していただきました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)

【出演者】
あのねのね(フォークデュオ)


<プロフィール>
1971年、大学生だった清水国明と原田伸郎を中心に結成。1973年、 「赤とんぼの唄」 でメジャーデビュー。ラジオのパーソナリティーやテレビ番組の司会としても活躍。今年、デビュー50周年を迎えた。


――デビュー50周年おめでとうございます。

清水:
昔のお侍さんなら死んでますね(笑)。

――きょうはお二人そろって来てくださいました。

原田:
久しぶりに清水さんに会えてうれしいですね。

――最近は、あまりいっしょの仕事はないのですか?

清水:
ありませんね。基本的に仲が悪いんですよ(笑)。

――40年以上前にリリースされた「ネコ・ニャンニャンニャン」が動画サイトで話題になりましたね。

原田:
どうして若者のあいだでバズったのか不思議なんですよ。「あのねのね」も知らないのにね。

清水:
その子たちの親も「あのねのね」を知らないかもよ(笑)。

――ふだんは個々の仕事をベースに活動されていらっしゃるんですよね?

清水:
自然体験のイベントや環境関連の活動などをしていて、きょうもキャンプ場から来ました。

原田:
僕は大阪を拠点にラジオやテレビ番組を中心に活動しています。また、大学で客員教授として、上手なコミュニケーションのとりかたを教えているんですよ。

――お二人が知り合ったきっかけは?

原田:
まず、大学の落研で(笑福亭)鶴瓶と出会ったんです。彼が旅館のアルバイトを住み込みでしていて、「オレ辞めるから代わりにやらないか」と誘われたんです。で、その旅館に行ったら1年先輩の清水さんがいたんです。仕事が終わってから二人でギターを弾いていたんです。

清水:
ロビーの片隅では、鶴瓶が修学旅行生を相手に小ばなしなんかやってました。ピンク・レディーのふたりも修学旅行でこの旅館を使っていて、覚えていてくれましたよ。

――えっ、まさに奇跡の旅館ですね。

原田:
ところが、アルバイト代の値上げ交渉をしたところ却下され、僕が旅館のアルバイトをやめたんです。

清水:
原田が旅館のアルバイトをやめたので、ビアガーデンで歌うアルバイトを探してきて 「二人でコンビを組んで歌おう!」 と誘ったんです。

原田:
ビアガーデンで歌い始めたら「おもろい2人組がおる」 と評判になって、1973年にデビューすることになったんです。

――デビュー曲の 「赤とんぼの唄」 は大ヒットでしたね。

清水:
原田は「ジローズ」 のようなまじめな曲をやりたかったけど、「いつかやろうね」と言ってだましながら50年付き合ってもらってます(笑)。

――50年続けられた要因は何ですか?

原田:
僕たちは一度もケンカをしたことがないんです。たった1学年ですけど先輩と後輩なので、僕さえ我慢すればいいんです(笑)。

清水:
コンビを組んで「ケンカしたら3秒後に解散する」と決めていたんです。

原田:
清水さんが、芸能界の入り口に連れてきてくれたと思っています。

清水:
原田は優柔不断だったからね(笑)。行こうって言ったら、すぐついてきたんだよね。

――今後のご予定は?

清水:
50周年のコンサートを京都の歌舞練場でやりました。11月には、東京で最後のコンサートをします。

――えっ、最後のコンサートなの?

清水:
最後、最後、といいながら、続けるんです。閉店セールの作戦ですよ(笑)。

――最後に「あのねのね」とは?

清水:
清水あっての「あのねのね」です。

原田:
原田あって「あのねのね」ですね。

――お二人あっての「あのねのね」なんですね。ありがとうございました。

  •  ※ 「あのねのね」のスタジオ・ライブは「聴き逃し」でお楽しみください(1週間限定)
    あの懐かしの名曲も聴けますよ!

【放送】
2023/09/04 「ごごカフェ」

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