上々颱風(シャンシャンタイフーン)のボーカルとしてデビュー。2013年からソロ活動を開始された白崎映美(しらさき・えみ)さん。スタジオでの歌を交えながら現在の活動についてうかがいました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)
【出演者】
白崎映美さん(歌手)
<プロフィール>
1962年、山形県酒田市出身。1990年、上々颱風でメジャーデビュー。CMや映画音楽、海外ツアーなどで活躍。2013年、上々颱風活動休止。活動休止後は「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」を結成し、震災後の東北を支援する活動を展開。音楽にとどまらず、TV、映画出演、執筆など、活動の場を広げる。2017年、酒田市よりふるさと栄誉賞受賞。
――今BGMで流れているのは、白崎さんがボーカルを務めていた上々颱風の『愛より青い海』(1991年)です。これは航空会社の沖縄キャンペーンソングでしたね。
白崎:
当時はバブルだったので衣装もすごく豪華でしたね。
――沖縄キャンペーンソングだったから、上々颱風は沖縄のグループだと思っていました。
白崎:
メンバー誰ひとり、沖縄出身者はいません。私も山形県酒田市の出身ですしね。
――上々颱風が活動休止に入ってから、さまざまなグループで活動されているそうですね。
白崎:
2015年に東日本大震災で元気を無くした東北の人たちを励まそうと「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」というバンドをつくりました。また、地元酒田市のキャバレーの灯を消すなという思いでつくったユニット「白崎映美&白ばらボーイズ」で、東北だけでなく全国でライブをやっています。
――私がはじめて上々颱風を見たのは長野県のお寺でした。
白崎:
魚市場、東京大学駒場寮のお風呂場、宇和島の闘牛場など、いろいろな場所でやりましたね。
――昨年11月に、上々颱風が一日だけ復活されたんですって!
白崎:
私の還暦コンサートで再結成したんです。酒田市のホールでやったんですが、全国からお客さんが来てくださいました。オープニングで上々颱風のテーマが流れた瞬間、みんな涙ぐんでいましたね。
――先月には初のソロアルバムをリリースされましたね。
白崎:
きょうは、新人として「ごごカフェ」にきました(笑)。
――山形民謡の「最上川舟唄」とか、演歌の「宗右衛門町ブルース」などが収録されていて、すごく無国籍な感じになっていますね。
白崎:
いろいろな白崎映美がつまったアルバムになりました。
――最近、酒田市に食堂もオープンされたそうですね。
白崎:
かまどで炊いた庄内米を食べてもらいたく、米穀店の古民家をリフォームして食堂をつくりました。庄内のおばあちゃんの季節の料理も食べてもらっています。気絶するくらいうまいですよ~。
――これからはどのような活動をしていきますか?
白崎:
上々颱風でいろんなところで歌っていたから、これからもライブをやらないようなところで歌いたいんです。みんな呼んで。行ぐがら。結婚式とか、お葬式とかでも歌いますよ(笑)。あなたの耳もとで歌いますよ。みなさん、いつか元気であいましょうね。