圧倒的なパフォーマンスと歌唱力、一度見たら忘れられない派手なルックスの八方不美人の「ごごカフェ スペシャルトークライブ」を開催しました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)
【出演者】
八方不美人(ドラァグクイーンユニット)
<プロフィール>
作詞家・及川眠子、作曲家・中崎英也 の全面プロデュースにより誕生した、新宿2丁目発の本格派ディーヴァ・ユニット。
・エスムラルダ・・・1972年、東京都出身。
・ドリアン・ロロブリジーダ・・・1984年、東京都出身。
・ちあきホイみ・・・1986年、神奈川県出身。
――ドラァグクイーンとは?
エスムラルダ(以下、エスム): | 基本的には派手なメイクと衣装を身にまとい、クラブイベントなどを盛り上げる存在ですね。女性らしさをパロディ化しています。口紅を分厚く塗ったり、長いつけまつげをつけたり、過剰なメイクをしています。女性らしさに縛られて生きることのバカバカしさを笑い飛ばしているんです。 |
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ちあきホイみ(以下、ホイみ): | 女性のドラァグクイーンもいますよ。 |
――八方不美人というグループ名はどうして?
ドリアン・ロロブリジーダ(以下、ドリアン): | ○○3人娘とか、みんなでいろいろ案を出し合って「八方美人がいい!」とプロデューサーの及川眠子さんに言ったら、「美人なんておこがましい!」と言われて「八方不美人」になったんです(笑)。 |
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――どんなコンセプトで活動されているの?
ホイみ: | 妬み・そねみ・恨み・つらみをテーマにしています。ドラァグクイーンだからこそ、女性が持つ強烈な一面をうまく表現できると思っています。 |
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――最新曲の「愛の加害者」の歌詞も強烈ですね。
ドリアン: | ラジオで流していいのかな(笑)。 |
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ホイみ: | 女性が歌うと生々しすぎてエグみが出てしまうような言葉でも、私たちだとどこかファニーさが出るでしょ(笑)。 |
――エスムラルダさんは、ライター・コラムニスト・脚本家としても活躍されていて、2017年には宮本亜門さん演出のミュージカル『プリシラ』の翻訳も担当されているのね。
エスム: | 英語のギャグを日本語にするあんばいが難しかったですね。 |
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――ドラァグクイーンになられたきっかけは?
エスム: | (ブルボンヌさんの影響で)大学時代から女装をはじめ、ドラァグクイーン歴は30年近くになります。最初は余興感覚でしたがだんだんハマってしまいました。 |
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――ドリアンさんは大学在学中の2006年に、ドラァグクイーンコンテストで優勝されたんですよね。
ドリアン: | 高校時代からしていたのですが、女装は楽しいのでずっと続けています。きょうもつけまつげをいっぱい付けてますよ(笑)。 |
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ホイみ: | 私の場合、2016年からなので女装歴はまだまだ浅いです。以前は福岡の中州のストリートで昭和歌謡を歌っていました。 |
――お姉さんから見たホイみさんは?
エスム: | なにしろ歌がうまいですね。 |
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