14時台を聴く
21/05/18まで
毎日の生活に欠かせない家事ですが、地味に面倒な作業もあり負担に感じることもありますよね。コロナ禍にあってもストレスを感じずに毎日幸せに暮らすコツ、今日から実践できる「ゆる家事」「ラク家事」のヒントを、シンプルライフ研究家のマキさんにうかがいました(聴き手:武内陶子アンカー)
【出演者】
マキさん(シンプルライフ研究家)
<マキさんプロフィール>
1983年生まれ。不要なものは持たない、不要な家事はしないシンプルな暮らしをつづったブログが、働くママ世代を中心に支持を集めている。講演活動や、アパレルブランドとの商品コラボ、モデルハウスプロデュースなどで幅広く活躍中。著書多数。
暮らしを整える
――会社員でもいらっしゃいますが、新型コロナの影響で仕事や暮らしは変化しましたか。
マキ: |
4年前からテレワークを実践していたので、ライフスタイルはほとんど変わっていません。週1で出社が必要だったミーティングもオンラインになり、完全テレワークの形になりました。通勤や身支度の時間がなくなり2時間ほど自由時間が増えたので、その分、朝ヨガをして自分を大切にする時間、子どもの勉強を見てあげる時間など、日常の幸せな時間が増えました。 |
――小さいお子さんがいるご家庭だと、家での仕事も家事も中途半端になるという声もききます。
マキ: |
テレワークは働くママには有益な仕組みですが、未就学児がいる場合は難しいと思います。仕事中に子どもの世話や家事をするのは罪なんじゃないかと思うママもいらっしゃいます。でも、会社にいる時間、ずっと仕事に集中しているわけではないので、仕事の合間の休憩時間を小さな家事タイムにあててもいいと思っています。「ちゃんとやらなきゃ」と苦しまないで「自分がラクになれる方法」を探してください。家事に正解はありません。もっとテレワークの良さを生かしたらいいと思います。「こうでなきゃ」という思い込みを外したらラクになれるはずです。 |
――外出もままならずストレスを感じている人も多いと思いますが、マキさんの「ゆとり」はどこからくるのですか。
マキ: |
わざわざ外に出なくてもリラックスできると思います。心地よく過ごせる環境が家の中にあれば、世界が変わっても心穏やかに過ごせることを今回実感しました。暮らしのベースが整っていれば、環境の変化にも慌てずに対応できるようになります。暮らしを整えることは、家族の基礎だと思います。 |
マキさん流 家事の工夫
【料理編】
宅配なら玄関まで届けてくれる安心感もあり、買い物で疲れないので体力も温存できます。その分、時間ができます。買い物は欲しいワクワクするものだけにしています。
平日の晩ご飯は、ごはん、具沢山のみそ汁、フライパン1つで作るメインおかずと、野菜の副菜のみ。新しいレシピや手間がかかる料理は、平日はやらず休日にチャレンジしています。
【そうじ編】
手を洗ったついでに、洗面台もその泡でなでる。ハンドタオルを洗濯機に入れる前に洗面鏡の指紋をふき取る。トリートメントの間に浴室の角をブラシでこするなど「ついで」を毎日の習慣にしてしまえば、面倒だと思う間もなく掃除が終了します。
風呂用、窓用、キッチン用など用途別の洗剤を買いそろえても、数が増えるばかりなので、我が家では厳選した兼用できる1本を使っています。
――今の暮らしを通してマキさんが手に入れたものはなんですか。
マキ: |
日々の暮らしの中にある、好きじゃないモノやコト、しっくりこないルーティン、それらをなくしたら時間と気持ちに余裕が生まれました。自分にとって本当に必要なもの、大切なものは何か、自分軸がはっきりしてきました。身の回りにあるものはお気に入りだらけなので毎日幸せです。小さなストレスを見逃さず、常に今のライフスタイルにぴったりフィットするものにアップデートする気持ちが大切だと思います。 |
【放送】
2021/05/11 「武内陶子のごごカフェ」
14時台を聴く
21/05/18まで