＜ふんわり＞は、毎週月曜日から金曜日＜R1・ラジオ第１＞午前８時30分～11時50分で放送中♪ パーソナリティの温かいトークが、リスナーの生活をふんわりと包み込むような番組です。
金曜パーソナリティは、人工知能研究者の黒川伊保子さん。
放送後１週間は、「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます！
【いほこの引き出し～INPUT！～】
デヴィ夫人こと、デヴィ・スカルノさんにお越しいただき、歩んできた人生や若さの秘けつなどをたっぷり伺いました。
【出演者】
デヴィ：デヴィ夫人
黒川：黒川伊保子さん(人工知能研究者)
稲垣：稲垣秀人アナウンサー
黒川：
私ね、憧れのデヴィ夫人にお会いするということで、みんなに言いふらして…。「なにか聞きたいことある？」って聞いて回ったんです。「美しさ、頭の良さの秘けつ！」って言うのですけれど、「あの方はもう遺伝子レベルで違うから、それを聞いてもしょうがないと思うわ！」って、言ったんです。
でも、私も研究者としてとても気になっています。何か秘密があるに違いないと思っているのですけれども…。
デヴィ：
秘密なんて、ないです。
黒川：
でも、私は今日ひとつ突きとめた気がするんですね。デヴィ夫人とお会いして確信したんですけど、それは「歯」ですよ。
稲垣：
歯？
黒川：
「歯」と「脳」って、とても密接な関係にあるんです。以前に歯学部の教授に確認したら、奥歯できちんとかむと、血管の動きが躍動して、脳に届く血流が違うそうです。
稲垣：
夫人に伺いますけれども、いま、虫歯って…。
デヴィ：
ひとつもないです。
黒川：
これ、奇跡でしょ。83歳でいらっしゃるのよ。美しい、本当に真珠のような歯ですよ！
私、人生に後悔は一つもないと思って生きてきたのですけれども、歯のケアをもっとするべきだったなって、60歳を過ぎて思うんです。
デヴィ：
歯がちゃんとかみ合っていないと姿勢も悪くなるし、歩き方も悪くなるし、靴の減り方も全然違うんですよ。
黒川：
デヴィ夫人は、かみ合わせも…？
デヴィ：
大丈夫ですね。
稲垣：
歯医者さんに行かれたことはないんですか？
デヴィ：
(治療では)ないです。
黒川：
えぇーー！
デヴィ：
歯石は取りにいきますよ。
稲垣：
ケアはされているんですね。
１日、何回ぐらい歯磨きをなさるのですか？
デヴィ：
５回。
黒川・稲垣：
５回!!
デヴィ：
普通ですよ。朝、晩ですよね。それと朝食、ランチ、ディナーの後だから、必ず歯ブラシはハンドバックに入っています。それは外国では普通ですよ。外国では爪ようじを使わないじゃないですか。だから皆さんトイレに行って磨いていますね。
黒川：
そうなのですね。５回…。
稲垣：
リスナーからメールを頂きました。埼玉県のラジオネーム「クッキーママ」さんです。
【デヴィ夫人が何かの番組で、「若さの秘けつは？」という質問に「１日に10個感動しなさい」と答えられていました。すてきなコメントだなと思い、それからはなるべく「きれい」「すてき」「いいわ～」など、いいと思ったら声に出すようにしています。心がほっこりしていきますし、表情も緩むような気がします】
といただきまして…。
デヴィ：
１日に少なくとも10回は感動する。感動して心が高揚すると、体内のホルモンとかリンパが活性化されて、それが体じゅうをめぐるわけですよね。それがほおや肌に出るんです。
10回も感動するって難しいって思わないで、何でもいいんですよ。お花がきれい、この絵、ステキ！ 美しい音楽、緑がきれい、なんでもいいですね。
稲垣：
今朝、何か感動なさったことは？
デヴィ：
ワンちゃんの顔を見て、「うわ～、かわいい！」って。そして、ここ(NHK放送センター)に来て、「うわ～緑がステキ！」って。
稲垣：
今、スタジオから見える代々木公園、今日はかなり雨で煙っていますけれども…。
デヴィ：
それもまた、すごくステキだと思いました。
黒川：
声に出すのも大事なんです。感じたことを言葉にすると…感じることって、右脳を使うんですね。
顕在意識や言葉を操っているのは左脳なんです。感じたことを言葉にすると、右脳と左脳の連携通路である脳梁(のうりょう)という場所を信号が通ります。この脳梁を使うことが若さを保つ秘けつなんです。
脳梁って、若い時は太くて、通信回数も多いんですけれども、年を重ねてくると脳梁を使う頻度が下がってきて、細くなっていくんですね。
デヴィ：
とにかく年を取ると感動しなくなるじゃないですか。感動していない人たちって、本当につまらない顔になっていますよね。だから、常に感動してないといけないと思いますね。
例えば今朝も、ベッドから起きてベッドメイキングして、「ああ、気持ちいい！」って感じていました。
黒川：
ご自身でやられたんですか？
デヴィ：
ええ。
稲垣：
いろいろなところにお出かけになられて、いろいろな方にお会いになられて、そういうところからも感動を受けていらっしゃるんでしょうね。
伊保子さん、ぜひデヴィ夫人に聞いてみたいことがあるっておっしゃっていましたが。
黒川：
そうなんです。恋バナ(恋愛の話)をしたいと思っていて…。
私は憧れの年上の女性の皆さんにいつも質問しているんです。
「恋っていくつまでできますか？ いちばん最近の、というか、最後の恋っていつでしたか？」って質問させていただくんですけど。…いいですか？
デヴィ：
私、つい最近、心を寄せた男性がいました。
黒川：
ステキ！
デヴィ：
自分を女の気持ちにさせてくれました。
黒川：
そうなんですね。恋をしている時は、感動の回数も増えますか？
デヴィ：
ええ、もちろん。
稲垣：
どういう方がお相手なんですか？…って、聞いても大丈夫ですか？
デヴィ：
(「それは秘密」というジェスチャー)
やっぱり、その人に会うとまぶしいです。
黒川：
そう、キラキラするんですよね。デヴィ夫人の「心を寄せる」ってすてきな言葉ですね。
手をつないだりしますか？
デヴィ：
手をつないだり？ 肩を寄せ合ったりとか。
黒川：
なんか、ほっこりしちゃった。
デヴィ：
互いに気付いていないふりをして…。
黒川：
お互いに気付いていないふりをしているし、言葉には出さないけど、でも！ 向こうも分かってくれている。
まあ！ 大人ですね～。
詳しくは、９時台「聴き逃し」で♪
＜ふんわり＞のHPにある専用フォームから黒川伊保子さんへの質問やメッセージをお送りください。
電話してもOKという方は、電話番号もぜひ！
【放送】
2023/06/02 「ふんわり」