【出演者】
松村邦洋さん
堀口茉純さん
川久保秀一さん
2023年8月27日(日)放送の<DJ日本史>、テーマは「あの人が“禁断の恋”に落ちたワケ」。
決して愛してはいけない人を愛してしまった……。“禁断の恋”は時に大きな波乱を巻き起こし、歴史を動かすことさえありました。なぜ人は許されぬ愛とわかりながら、その愛に溺れたのか? 歴史上の人物の心理状態に注目し、その「心の隙間」をのぞいていきました。
阿波の小少将(あわのこしょうしょう)と呼ばれた戦国時代の女性の“禁断の恋”について紹介しましょう。
阿波の小少将は阿波国、今の徳島県の守護だった細川持隆(もちたか)という人物の側室でした。
しかし彼女は夫を裏切り、夫の家臣と恋に落ちてしまいます。
どうして阿波の小少将は禁断の恋に落ちたのか? そのときの気持ちとは?
細川家の一家臣の娘として生まれた阿波の小少将。やがて当主の細川持隆に見そめられて側室になり、跡継ぎにも恵まれます。
暮らしは何一つ不自由なくまさに人生は順風満帆、かに見えました。
しかし阿波の小少将、その生活に安住はできなかったのです。
まず、夫の細川持隆とはかなり年が離れていました。その上、夫はいつも留守がち。
そんな状況を不満に思ってか、阿波の小少将、思い切った行動に出ます。
なんと、夫の家来だった男、三好実休(じっきゅう)と恋に落ちたのです。三好実休は夫の細川持隆と比べてはるかに年若く、能力にすぐれた武将でした。
やがて、この三角関係のもつれが一因となって悲劇が起きます。
恋の相手の三好実休が夫の細川持隆を殺害、下克上を果たし、阿波の小少将を妻にしたのです。
阿波の小少将はどんな気持ちで“禁断の恋”に落ちていったのか?
皆さんはどう思いますか?