どうしてプログラミングソフト「スクラッチ」でブロックを置くと、キャラクターが動くの?

質問者あやねさん

放送日2020年8月9日(日)

ざっくり言うと
おくむらあやねさん(小学2年生・東京都)からの質問に「プログラミング」の岡嶋裕史先生が答えます
「ブロック」とは、キャラクターに命令するための内容が、コンピューターに分かる言葉であらかじめ書いてあるもの
本当はブロックではない、英語のような難しい言葉で命令する。「スクラッチ」はそれを子ども向けに簡単にしている

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プログラミング 岡嶋裕史先生

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2020年8月9日(日)放送より

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放送日時:2020年8月9日(日)午前10時32分ごろ~午前10時39分ごろ

石井アナ:石井かおるアナウンサー
岡嶋先生:岡嶋裕史先生(中央大学 国際情報学部 教授/学部長補佐)
あやねさん:質問者


石井アナ: こんにちは~。
あやねさん: こんにちはぁ。
石井アナ: お名前を教えてください。
あやねさん: あやねです。
石井アナ: どんな質問ですか?
あやねさん: どうしてプログラミングは、「スクラッチ」のブロックを置くと、キャラクターが動くのですか?
石井アナ: ではこれは、岡嶋先生に聞いてみましょう。
岡嶋先生: は~い、よろしくお願いします。
石井アナ: あの、すみません、不勉強で…。質問自体があまりよく理解できていないんですけど(笑)。
岡嶋先生: おっと(笑)。
石井アナ: 「スクラッチのブロック」ということも含めて、解説していただけますでしょうか?
岡嶋先生: は~い、よろしくお願いします。
あやねさん: おねがいしま~す。
岡嶋先生: あやねさん、はじめまして。えっ、すごい。この質問が出てくるってことは、もう「スクラッチ」を使ってらっしゃるんですか?

※「Scratch(スクラッチ)」とは、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)が開発したプログラミング学習用ソフト。8~16歳のユーザーをメインターゲットにすえており、無料で使うことができます。

あやねさん: 使ってます。
岡嶋先生: え、かっこいい! すごいね~。自分でやってるの?
あやねさん: 自分でやってます。
岡嶋先生: おうちで? 学校で?
あやねさん: おうちでやってます。
岡嶋先生: すごいね! 学校で教わってるんじゃなくて、自分でもうできるんだ。
あやねさん: はい。
岡嶋先生: かっこいい! ここで言っている「ブロック」って、例えばキャラクター…、「スクラッチ」だと最初に出てくるのって、ネコさんでしたっけ?
あやねさん: ネコです。

※「スクラッチ」では、デフォルトのキャラクターはネコが登場します。

岡嶋先生: あのネコに、「10歩動いて」だとか、「そこで右に曲がって」って書いてある「ブロック」のことかな?
あやねさん: はい、そうです。
岡嶋先生: あれは、コンピューターに「このネコを右のほうに動かして、10歩分だよ」とか、「それが終わったら、次は右に曲がって」とか、お願いをするための“命令”と言いますけど、それが書いてあるブロックです。
あやねさん: はい。
岡嶋先生: コンピューターにお願いごとをすると、その通りに聞いてくれる感じですね。
あやねさん: うん。
岡嶋先生: それでもともと、コンピューターにお願いするときって、もうちょっと英語に近い言葉を使うんですよ。ちょっとイメージしづらいかな? あやねさんは「運動会のプログラム」は分かりますか?
あやねさん: はい、分かります。
岡嶋先生: あのプログラムと、コンピューターのプログラムって、すごく似てるんですよ。
あやねさん: ん…?
岡嶋先生: 「最初に徒競走、次に玉入れ」とか「この順番でやって」と書いてあるのが、運動会のプログラムですね。見ると次に何をすればいいのかが分かりますよね。
あやねさん: 分かります。
岡嶋先生: そうそう。運動会のプログラムはみんなに分かるように、人間向けに「これやって」「あれやって」って書いてある指示だけど、コンピューターのプログラムというのは、コンピューターに分かる言葉で、「最初はこれやってください」「次はこれやってください」って書いてあるものなんです。
あやねさん: はい。
岡嶋先生: ただ難しいのは、コンピューターってやっぱり人間と使っている言葉が違うから、「プログラミング言語」っていう、コンピューターが分かる言葉で書いてあげないといけないのね。
あやねさん: はい。
岡嶋先生: それがやっぱり、英語みたいな書き方をするんです。
あやねさん: ほほぅ…。
岡嶋先生: なので、小さい子にはちょっと難しいじゃないですか。
あやねさん: はぁい。
岡嶋先生: そこであらかじめ、「大体、みんなこんなこと頼むよな」ってことを「ブロック」にして作っておくんです。
例えばあやねさんは、もう2年生だから、「運動会のプログラムを書いてよ、日本語で」って言われたら、書けると思うのね。
あやねさん: 書けまぁす。
岡嶋先生: だよね。だけど、幼稚園の子は難しいかもしれないじゃん。
あやねさん: はぁい。
岡嶋先生: だけど幼稚園の子でも、「玉ころがし」とか「徒競走」と書いた札を作っておいてあげれば、その札を入れ替えて「最初は徒競走、次は玉ころがし」とか、運動会のプログラムが作れるかもしれないじゃない?
あやねさん: 作れるかもしれない。
岡嶋先生: 作れるかもしれないよね! それと多分同じだと思うんです。コンピューターのプログラムもコンピューターの言葉を使って、1からネコさんを「右に動かそうよ」とか、「左に動かそうよ」って書くのは、英語もある程度分かってなきゃいけないしさ、結構難しいと思うんだ。
あやねさん: はぁい。
岡嶋先生: けどブロックにしておいて、「このブロックはネコを右に動かすことなんだよ」とか、「このブロックが書いてあると、ネコの色が変わるんだよ」とか、あらかじめ「ブロック」になっていれば、最初にこのブロック、次にこのブロック…、と積んでいくことによって、英語とかが分かんなくても、ネコを動かせたりすることができるんです。
あやねさん: できる…。
岡嶋先生: 実際に「スクラッチ」でやっているみたいにね。なので、自分で1から書くより、ブロックにしておいたほうがすごく簡単なのかなっていうことで。「スクラッチ」は小学生とか中学生向けだから、英語とかが分からなくても作れるようになってる。
あやねさん: へえー。
岡嶋先生: だからあやねさん、今の時点で「スクラッチ」を使いこなせてるんだったら、もうちょっとアルファベットとか英単語とか勉強したら、「スクラッチ」じゃなくて本当に自分でコンピューターへのお願いごとをプログラムで書いていけるようになると思うよ。
あやねさん: はぁい。
岡嶋先生: それもすごく楽しいから、今は「スクラッチ」で勉強してもらってさ、楽しいと思ったら、ブロックじゃなくて自分で文字を書くようなものにも挑戦してほしいなと思います。
あやねさん: はぁい。
岡嶋先生: どんなの作ってるの?
あやねさん: 「リンゴゲットゲーム」と、「恐竜ゲットゲーム」と、「インベーダーゲーム」です。
岡嶋先生: えっ、すごい! 難しそうじゃないですか。それ、ひとりで作っちゃったの?
あやねさん: はい。
岡嶋先生: すごいね! 才能あるねぇ。
石井アナ: 誰かが最初は教えてくれたんですか?
あやねさん: 何か本に書いてあったのを読んで、ちょっと興味持った。
岡嶋先生: へええ~! そうなんだ! うわ~っ、きょうは見られないけど、見たかったなぁ。今度、機会があったら見せてほしいなぁ。
あやねさん: はい!
岡嶋先生: 次はどんなの作るんですか?
あやねさん: 次はねぇ、うーん…。特に予定なし。
岡嶋先生: 今年の夏休みは短いから、宿題がいっぱいあって大変なのかな。でもせっかく夏休みだから、いろんなのに挑戦してほしいです! 楽しそうだね。
あやねさん: はぁい。
岡嶋先生: 学校ではやらないの?
あやねさん: 学校では、やってません。
岡嶋先生: あっ、そうなんだ。でもこれから学校でも始まってくると思うから、きっと学校で始まったら、みんなに教えてあげられるんじゃない?
あやねさん: はぁい。
石井アナ: 周りのおともだちでもやっている人はいるんですか?
あやねさん: うーん、分かりません。
石井アナ: じゃあ、今は本当にひとりで独学でやっているって感じなんですね?
あやねさん: はぁい。
石井アナ: すばらしい…。またリンゴとか恐竜とか、インベーダー以外にも何か作ってみてくださいね。
あやねさん: はぁい!
岡嶋先生: ありがとうございました! 頑張ってくださいね~。
あやねさん: ありがとうございましたぁ。

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2020年8月9日(日)放送より

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