アヒルはなぜ、水に浮かぶことができるの?

質問者こうせいくん

放送日2019年8月2日(金)

ざっくり言うと
しまもとこうせいくん(小学校4年生・鹿児島県)からの質問
鳥の川上和人先生が回答
鳥は軽くて、体の中に空気の入った浮き袋がたくさんあるから、実はもぐることの方が大変!

テーマ

鳥 川上和人先生

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2019年8月2日(金)放送より

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放送日時:2019年8月2日(金)午前11時6分ごろ~午前11時14分ごろ

山田アナ:山田敦子アナウンサー
川上先生:川上和人先生(森林総合研究所 主任研究員)
こうせいくん:質問者


山田アナ: さあ。では早速、次のお友達と電話をつなぎます。こんにちは。
こうせいくん: こんにちは。
山田アナ: はい、お待たせしました。お名前は?
こうせいくん: こうせいです。
山田アナ: こうせいくん。何年生ですか?
こうせいくん: 4年生です。
山田アナ: はい。お家は何県でしょう?
こうせいくん: 鹿児島県です。
山田アナ: はい。こうせいくんから聞きたいことは、どういうことですか?
こうせいくん: アヒルはなぜ、水に浮かぶことができるのか?です。
山田アナ: はい。どうしてそれを不思議に思ったの?
こうせいくん: 水に浮かんでいるアヒルを見て、不思議だなと思ったからです。
山田アナ: うん。「どうして沈んじゃわないのかな?」ってこと?
こうせいくん: はい。
山田アナ: は~い、わかりました。こうせいくんは泳ぎは得意ですか?
こうせいくん: 泳ぎ?
山田アナ: うん。
こうせいくん: けっこうヘタッピです(笑)。
山田アナ: けっこうヘタッピか(笑)。浮かんでいるの、むずかしいかな?
こうせいくん: けっこう大変。
山田アナ: けっこう大変ね。うん。でも、アヒルは楽々浮かんでいるように見えるもんね。
こうせいくん: はい。
山田アナ: うん。わかりました。じゃあ、川上先生お願いします。
川上先生: はい、どうもこんにちは、川上でーす!
こうせいくん: こんにちは。
川上先生: はーい。なんでアヒルが浮かんだままでいられるかっていうところなんですけれども。じゃあ、鳥の特徴(とくちょう)って一体何だと思いますか?
こうせいくん: …わかりません。
川上先生: うん。それはね、鳥の特徴っていうのは、空を飛ぶっていうのが一番大きな特徴だと思います。
こうせいくん: はい。
川上先生: はい! じゃあ、空を飛ぶっていうことは、どういうことか。どういう体をしていなきゃいけないかってわかりますか?
こうせいくん: えっと。胸に筋肉がなきゃいけない。
川上先生: ああ~! 筋肉ないといけないよね? で、筋肉があって、空を飛ぶわけだけれども。そのためには、やっぱり体が、重いか軽いかっていったらわかる?
こうせいくん: けっこう、重い?
川上先生: あ〜。確かに、筋肉がいっぱいついているっていうことは、重いように思うかもしれないけれども。確かに筋肉のところはとても重いんだけども、体全体としてはとても軽くなっています。軽くなっていないと空を飛べないんだよね。
こうせいくん: はい。
川上先生: うん。で、体の中を見てみると、どうなっているかっていうと。体の中にね、たくさん浮き袋みたいな、空気の入った袋があるんです。これね気嚢(きのう)っていうんですけれども、気嚢って聞いたことある?
こうせいくん: ありません。
川上先生: うん。これはね、肺からつながっている袋で。人間も呼吸すると肺に空気が入っていくんだけれども。その空気が入っていく気嚢っていうね、肺以外の袋が、実はね、体のいろんなところにあります。で、それのおかげで、呼吸がしやすくなったりとかしているんだけれども。それがいっぱい入っているっていうことは、言ってみれば、体の中に浮き袋が、もうちゃんと先に入っているっていうような状態だと思ってください。
こうせいくん: はい。
川上先生: っていうことはね? 鳥にとっては、浮くことよりも実はもぐることの方が大変なんです。
こうせいくん: ふぅ~ん。
川上先生: っていうぐらいね、実は、鳥は軽いんです。例えばね、こうせいくんが水に浮かべるとして、じゃあ、ずっとアヒルみたいに浮かんでいられるかどうか、考えてみたいんだけども。じゃあ、浮き輪を使ってもいいから、こうせいくんが水の中でずっと浮かんでいたら、どうなりますか?
こうせいくん: …う~ん?
川上先生: ちょっと考えてみよう。
こうせいくん: どうなるかなぁ?
川上先生: どうなるかな?
山田アナ: うん。
川上先生: いっそのこと、お風呂でもいいや。ずっとお風呂につかっていたらどうなるか。
こうせいくん: …?
川上先生: どうなると思う?
こうせいくん: どうなるかなぁ?
川上先生: うん。例えば、お風呂の水が冷えてくると、だんだんね温度が下がってきてね、寒くなっちゃう、とかね。だんだん皮膚(ひふ)がふやけてくるとかね。あと、ずっといると、おなかがすいてくるとか。いろいろあると思うんですよ。
一同: (笑)。
こうせいくん: はい。
川上先生: で、それは、アヒルにとってもたぶん。同じ条件だったら同じはずなんだけれども。鳥の特徴のもうひとつ、鳥には羽毛(うもう)がたくさん生えているっていうのがあります。生えているよね?
こうせいくん: う~ん。
川上先生: うん。見たことある? 鳥。
こうせいくん: 鳥?
川上先生: うん。
こうせいくん: よく見たことは、ある。
川上先生: ああ、よかったよかった。アヒルもさ、おなかの方にもたくさん羽毛が生えているの、わかる? 羽が生えているよね?
こうせいくん: 羽が生えているのは、見たことがあります。
川上先生: うん。体も白い羽毛が、羽がいっぱい生えているんだけども。あれのおかげで、皮膚がね、直接水につからないようになっているんだよね。
山田アナ: ああ。
川上先生: で、皮膚と羽毛の間に、実はね、空気がたまっていて。で、そのおかげでね、水が直接はつきません。
こうせいくん: ふ~ん、(水が)かからないんだ。
川上先生: うん。そうすると、皮膚がふやけたりもしないし。そこの間に空気が入っているから、寒くなったりもあまりしにくいんだよね。
こうせいくん: …はい。
川上先生: うん。で、あと、アヒルってどういうところで食べ物を食べているか知っていますか?
こうせいくん: えぇー。虫を食べたりしている?
川上先生: ああ! 虫も食べるね。その虫が、たぶん地面の上でも食べるんだけども、実は、水の中にいる虫とか。あと、水の中にある草とか。あと、水の中のプランクトンとか。そういうものを、けっこう食べるんだよね。
こうせいくん: はい。
川上先生: だから、水の中に浮いていると、おなかがすいてもすぐに食べ物が食べられます。
こうせいくん: はい。
川上先生: だから、ずっと浮かんでいても大丈夫!
こうせいくん: ふ~ん。
川上先生: ねっ? で、あと、何で、じゃあ水に浮いていると思いますか? 理由。
こうせいくん: なんでだろう?
川上先生: なんのために、そんなところにいるのか。なんでだろ?
こうせいくん: …?
川上先生: ねっ。ひとつは、たぶん食べ物があるっていうことと。あと、そこでゆっくり休憩できるんだけれども、何で休憩できるかっていうと、そこにいれば、例えばキツネとかね、イタチとか、そういう動物に襲(おそ)われにくいっていうのがあると思います。水の上にいると、たぶん襲われにくいよね?
山田アナ: うん。
こうせいくん: …たぶん、襲われにくい。
川上先生: うん! ねっ! だから、水の上っていうのは安全だし、鳥っていうのは体が軽いから浮いていられるし、アヒルの場合は食べ物もあるので、ゆっくりと浮かんでいられるんだと思います。
山田アナ: は~い、こうせいくん。
こうせいくん: はい。
山田アナ: うん。これで疑問は解決したかな?
こうせいくん: はい! よくわかりました!
山田アナ: はい。
川上先生: は~い。
山田アナ: あ~、よかった。はい。じゃあ、元気に夏休みを過ごしてね?
こうせいくん: は~い。ありがとうございました。
山田アナ: うん。プールにもたくさん行く? プールにも行くのかな?
こうせいくん: プールには行くかわからない。
山田アナ: わからないか。そっか。
こうせいくん: でも、水泳は、いちおう習っている。
山田アナ: ああ、そう。じゃあ、水泳もがんばって…ね?
こうせいくん: はい。
山田アナ: は~い、どうもありがとう。
こうせいくん: ありがとうございました。
山田アナ: さようなら。
こうせいくん: さようなら。
川上先生: さようなら~。
山田アナ: は~い。こうせいくんでした。

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2019年8月2日(金)放送より

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