バラの茎にトゲがあるのはなぜ?

質問者あかりさん

放送日2019年5月3日(金)

ざっくり言うと
みどりかわあかりさん(5歳・埼玉県)からの質問
植物のアキリ亘先生が回答
動物から身を守る。そして、自分が倒れないようにする。

テーマ

植物 アキリ亘先生

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2019年5月3日(金)放送より

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放送日時:2019年5月3日(金)午前10時48分ごろ~午前10時54分ごろ

山本アナ:山本志保アナウンサー
アキリ先生:アキリ亘先生 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門 上級研究員)
あかりさん:質問者


山本アナ: 続いては、今度は植物についての質問を寄せてもらっています。お電話つながっていますよ、こんにちは。
あかりさん: こんにちは。
山本アナ: はい。お名前、学年をどうぞ。
あかりさん: あかりです。5歳です。
山本アナ: はい。埼玉県所沢市のあかりさんです。どんな質問ですか?
あかりさん: バラの茎にはなんでトゲがあるんですか?
山本アナ: お、バラの茎にトゲがあるのはなぜでしょう。それはどうしてそんなふうに不思議に思ったんですか?
あかりさん: 家の庭で見たから。
山本アナ: 家の庭にバラがある。どんなバラがあるんですか?
あかりさん: ピンクっぽいような肌色っぽいようなバラ。
山本アナ: うん、トゲは結構大きいですか? 痛いんですかね? 大きいトゲが付いているのかな?
あかりさん: 大きいトゲもあるし、小さいトゲもあって、ほとんどお母さんがトゲを切っているから、あんまり痛くない。
山本アナ: あ、お母さんがトゲを切ってくれているんですね。
あかりさん: うん。
山本アナ: なるほど、分かりました。『きれいなバラにはトゲがある』という言葉もね、ありますけれども。このことについて伺ってみましょう。アキリ亘先生、このバラの茎にトゲがあるのはなぜでしょう?
アキリ先生: はい。あかりちゃん、おはようございます。
あかりさん: おはようございます。
アキリ先生: はい。バラのトゲが不思議なんだよね?
あかりさん: うん。
アキリ先生: うん。で、自分で触って痛くなっちゃったってことはないのかな? お母さんが。
あかりさん: ない。
アキリ先生: あ、お母さんがいつも1つ1つトゲを取っているの?
あかりさん: うん。
アキリ先生: ハサミで?
あかりさん: うん。
アキリ先生: あ~、すごいね(笑)。はい。でね、あれね、あかりちゃんはね、まだ刺さったことがないって言っていたけどね、刺さるとすごい痛いんですよ。うん。で、痛いってことは、あかりちゃんはそのバラ、トゲがある時は触りたくないよね。
あかりさん: うん。
アキリ先生: うん。でね、触りたくないってことはね、あかりちゃんだけじゃなくてね、他のいろんな動物もね、そういうトゲのあるバラは触りたくないと思うんですよ。
あかりさん: うん。
アキリ先生: うん。ということは、「バラは動物に触られないように、トゲを持っている」っていうふうに考えられるかな?
あかりさん: うん。
アキリ先生: ねえ。やっぱり植物、あかりちゃんもお野菜とか食べるでしょ?
あかりさん: うん。
アキリ先生: ねえ。お母さんとかに料理してもらって、お野菜をね食べて、植物を食べているんだけども。
あかりさん: うん。
アキリ先生: 外に生きている動物も、あかりちゃんと同じように植物を食べているんですよね。うん。でもね、植物もね、バクッとひとくちで食べられちゃったら、自分がいなくなっちゃうでしょ?
あかりさん: うん。
アキリ先生: うん。そうすると困っちゃうんだよね、だからそうならないように、「もう、あまり全部食べきらないで!」ってことで、バラはトゲを持って動物から身を守っているんです。分かるかな~?
あかりさん: うん。
アキリ先生: うん。で、これがまず1つの考え方ね。「なんでトゲがあるのか?」っていうこと。
あかりさん: うん。
アキリ先生: で、もう1つ、バラのトゲをお母さんが切る前にね、ちょっと、よ~く見せてもらってくれるかな?
あかりさん: う~ん。
アキリ先生: バラのトゲをよくね、近くで観察してみてください。
あかりさん: うん。
アキリ先生: うん。そうするとね、バラのトゲにはね、少し変わった特徴、面白いことがあってね。
あかりさん: うん。
アキリ先生: バラのトゲはね、下に向いているんですよ。バラのトゲは横に、茎から横に伸びているように思うかもしれないけどね。
あかりさん: う~ん。
アキリ先生: 少しね、下を向いているんです。で、下を向いているとどういうことが起きるかっていうと、隣にね、同じような植物が生えている時に、そのトゲがね、その隣の植物に引っ掛かるんです。
あかりさん: 分かった~。
アキリ先生: (笑)。分かった? 引っ掛かると何かいいことがあるのかっていうと、バラが倒れることをね、防ぐことができるんですよ。
あかりさん: …うん。
アキリ先生: あかりちゃん、ずっと立っていると疲れちゃうでしょ?
あかりさん: うん。
アキリ先生: でも疲れた時に、例えばお母さんが横にいてくれたら、お母さんに手をつないでもらえば少し楽にならない?
あかりさん: なる。
アキリ先生: なるよね? バラもね同じようにトゲを使って隣の植物に寄りかかっちゃって、ちょっと自分がね、楽してるようなところもあるんですよ。面白いでしょ?
あかりさん: うん。
アキリ先生: だからね、バラのトゲの理由はね2つあって、動物から身を守ること。で、もう1つは、トゲを使って隣の植物、まあ、植物がなくても隣の壁とかにね、引っ掛けて、自分が倒れないようにするという。そういう役割があると考えられているみたいです。
あかりさん: うん。
アキリ先生: でね、トゲ以外にもね、バラ以外の植物を見ると、トゲじゃなくて毛が生えていたりね、いろいろなものを持っているからね。
あかりさん: うん。
アキリ先生: 近くでね、よ~く観察して。例えば毛の生えている植物だったら「何でこの植物、毛が生えているんだろう?」って、ちょっとね、自分で考えてみると面白いかもしれないですよ。
あかりさん: うん。
アキリ先生: いいですか?
あかりさん: 分かった。
山本アナ: あ、よかった。ほかの動物たちに食べられないようにとか。あと、倒れないように支えているので、トゲがね、支えるために必要なんじゃないかという。この2つのお話でしたけど、あかりさん、どうでしたか?
あかりさん: 楽しかったぁ~。
アキリ先生: (笑)。よかったです。
山本アナ: よかった~。今度お母さんがトゲをね切る前に、先生もさっきおっしゃっていたけど、ちょっとトゲの向きとか見てみようね。
あかりさん: うん。
山本アナ: うん。そうしたらきっと、何か「あ、これもしかしたら、どこかにつかまるためにあるのかな?」とか「よいしょ!」って引っ掛かっているような、そんな時もあるかもしれません。バラの様子、また観察してみてください。
あかりさん: は~い。
山本アナ: あかりさん、ありがとうございました。さようなら。
あかりさん: ありがとうございました。
山本アナ: は~い、こちらこそ。ありがとうございました。

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2019年5月3日(金)放送より

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