イチゴは種のように見えるところが実だそうですが、なぜ実ではないところに栄養を与えているの?

質問者まゆみさん

放送日2019年1月4日(金)

ざっくり言うと
のむらまゆみさん(小学校6年生・埼玉県)からの質問
植物の多田多恵子先生が回答
食べてもらえればそれでいいんだっていうことなんです

テーマ

植物 多田多恵子先生

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2019年1月4日(金)放送より

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放送日時:2019年1月4日(金)午後5時6分ごろ~午後5時11分ごろ

藤井アナ:藤井彩子アナウンサー
多田先生:多田多恵子先生 (植物生態学者 / 立教大学・国際基督教大学 兼任講師)
まゆみさん:質問者


藤井アナ: では、次の質問です。続いては、埼玉県のお友達です。もしもし~。
まゆみさん: もしもし。
藤井アナ: こんばんは。
まゆみさん: こんばんは。
藤井アナ: お名前と学年を教えてください。
まゆみさん: まゆみで、小学6年生です。明けましておめでとうございます。
藤井アナ: 明けましておめでとうございます。まゆみさんの質問はどんなことですか。
まゆみさん: イチゴは、種みたいな部分が実だっていうことなんだそうですが、なんでイチゴは実のところに養分をあげずに、私たちが食べてる実じゃないところに養分をあげているのですか?
藤井アナ: そうか。まゆみさんは種に養分あげればいいじゃないって思ったんですね。
まゆみさん: はい。
藤井アナ: では、先生に聞きましょう。多田多恵子先生です。
多田先生: は~い、まゆみさん、こんにちは。
まゆみさん: こんにちは。
多田先生: はい、そうなんですね。イチゴって、私たち粒々、上に乗っかってる粒々のところは、正確に言えば実ではなく、種では種子ではなくって、実の部分にあたります。で、それ後で説明するけれど、どうなってるかって。で、質問。どうしてイチゴは実じゃなくて、私たちが食べている、実じゃないところに、要するにあれ土台ね。実がくっ付いている土台のところなんだけど。土台の部分が太ってるのね。
まゆみさん: はい。
多田先生: で、土台の部分を栄養を与えて太らせているんでしょうか?っていう質問にまず応えちゃうと。なぜ、こうおいしくなっているかっていうと、食べてもらいたいからなわけだ。鳥に、鳥とか動物に。
まゆみさん: はい。
多田先生: イチゴにしても、リンゴにしても。ああいうのって、みんな鳥に食べてもらって、種ごと食べてもらって。うんちの中に種を出してもらいたいので、おいしいですよって、太らせて。栄養満点ですよって誘って、種ごと食べてね、と言ってるわけだね。
まゆみさん: はい。
多田先生: そういう意味では、ちゃんと、正確な実っていうのは、脂肪っていう部分が膨らんでいるのが普通のいわゆる実なんだけれども。その部分を太らせても良いし、実を太らせてもいいけど、そうじゃない、土台の部分でも構わないわけだ。種が運ばれれば。
まゆみさん: あ~。
多田先生: うん。だからそれは、そういうわけで。それは、どっちを、なにをしても構わない。どっちを太らせても構わなかったんですね。だから、イチゴは。イチゴの花ってね、1つの花の中に、実はたくさんの雌(め)しべがあるの。
まゆみさん: あ~。
多田先生: だから、雌しべが、雌しべが太ると実になるのね。
まゆみさん: はい。
多田先生: だから、イチゴの1個の花から、たくさんの実ができるわけ。
まゆみさん: ああ。
多田先生: その時に、イチゴの場合は土台の部分をギューッと太らせて。実はもう、粒々の、もうほとんど皮のような、薄い果肉しかつかないような実がいっぱい、ツツツツツツって、テンテンテンテンって並んでるのが、イチゴのいわゆる実。で、イチゴの仲間なんかでも、キイチゴっていうのがあって。キイチゴの場合は、土台の部分は太らせないで、たくさん実を、それぞれツブツブツブツブツブって太らせたのがキイチゴとかラズベリー。
まゆみさん: ああ。
多田先生: そっちはオーソドックスにね。実の部分が太って。はい、実を食べて、種を食べてねって言ってるわけね。
まゆみさん: ああ、はい。
多田先生: で、イチゴの方は土台を食べて、種を運んでくださいね、と言ってるのがイチゴ。
まゆみさん: ああ~。
多田先生: うん。けっこうね、そう。いろんなこと、リンゴなんかもね、本当の実の部分っていうの、私たちが芯と言ってんのが、本当の実の部分。
まゆみさん: あ~、そうなん。
多田先生: リンゴの皮の下にほら、よく見ると真ん中のところに、こう筋があって、そこの中に種が集まってるよね。
まゆみさん: はい。
多田先生: 皮との間が、果肉と呼んでるわけだけど。あそこの部分は、実は花の時には、がくだったところ。
まゆみさん: ああ。
多田先生: がくだったところが、ニュ~と太って。実を包んで、私たちはその部分をおいしいと言って食べている。
まゆみさん: あ~。
多田先生: 植物によっては、本当の脂肪が太った実というのだけじゃなくって、土台だったり、がくが太ったり。そういうものも、ちょっと変わり種の実もありますっていうことです。
藤井アナ: まゆみさん、分かりましたか?
まゆみさん: はい。
藤井アナ: どっちでもいいから、食べてもらえればそれでいいんだっていうことなんですね。
多田先生: どっちでもいいんです。
藤井アナ: という方法を、イチゴは取っているそうです。
まゆみさん: はい。
藤井アナ: は~い。今日は電話してくれてありがとうございました。
まゆみさん: ありがとうございました。
藤井アナ: さよなら~。
まゆみさん: さよなら~。
多田先生: さよなら。
藤井アナ: 良い年になりますように。
まゆみさん: ありがとうございました。
藤井アナ: 埼玉県の小学校6年生。まゆみさんからの質問でした。

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2019年1月4日(金)放送より

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