奥野史子

ラジオは、
深い。

ーーラジオ、あの、FMラジオ、特に。聴き始めた頃というのは、おいくつぐらいの頃?

奥野史子:
えーと・・中学から高校生ぐらいの頃に一番よく聴いていて、大学生の間も聴いていました。あの・・うち関西なんで、802をずっと聴いていました。
802を聴きながら寝て、802を聴きながら起きるっていう。多分ずっとついてました、ラジオが(笑)。

でもあの、なんでしょうね?ラジオってやっぱりこう、何かをする時に、何かができるという。こうテレビ見ちゃうと自分が止まっちゃうんですけど、勉強しながらラジオ聴けるし、あの、移動しながら聴いてたかな?あ!でもあの、あと野球中継とかも・・あれはAMですね。

ーー(笑)はい。

奥野史子:
とかも聴いてましたし、結構ラジオは本当に、若い時からよく聴いてました。

ーーじゃ聴いていた場所はお部屋ですか?

奥野史子:
部屋ですね、はい。あの、昔のいわゆる、なんかコンポみたいなね、あれで。

ーー特に好きだった番組とか、好きだった曲とか?

奥野史子:
えーっと、好きだった番組は・・えっと・・あの人。え、名前出て来んへん。
ヒロティー、ヒロティー(笑)。ヒロ寺平さん。もう本当に、関西のFM界の王者です、もう。ヒロティーさん。ヒロティーさんにずっと憧れてて、ヒロティーさんの番組に私呼んで頂いたんですよね。その時にすごい感動しましたね。自分で全部ミキサーいじって、全部一人で番組を作ってらっしゃるんですよ。喋って、いじってっていって。で、その凄さにも感動しましたし、なんかこう・・あとは、ラジオとリスナーの距離ってすごい近いじゃないですか?だから、あの・・今でも私ラジオをやらして頂いてると、「テレビ見てますよ」って言う人より「ラジオ聴いてますよ」って言う人の方が声かけてくれる人が、めちゃめちゃ多いんですよ。

電車乗ってて突然「ラジオ聴いてますよ」って言われて、「えー」みたいな(笑)。
「こーわぁー」みたいな(笑)、とか。あとやっぱり、タクシーに乗った時に「あ、いつも聴いてますよ」って、すっごい言われるんですよね。

ーー嬉しいですね。

奥野史子:
嬉しいですね。だからラジオは、やっぱすごい近い。あの、人と人の距離が近い。テレビってめちゃくちゃ遠いんですけど、なんか。

うん、すごくラジオのリスナーさんと出てる側の距離がすごい近いのを、すごく感じるし、あの、ラジオって結構、なんでしょうね?すごい聴い・・ちゃんと聴いてくださってるていうのを感じますね。テレビってなんか「ながら」で、あの、目から入ってくる情報の方がすごく大きいじゃないですか?だからよく言われるのが「この間の衣装可愛かったです」とか、「この間の髪型可愛かったです」とか、見た目の事すごい言われることが多いんですけど、ラジオは話してる内容とかを真剣に聴いて下さってる事が多いので、そういう意味では、やりがいはすごいありますね。

ーーなんか逆に「大変やな」とか、「こういう事心がけてる」とか、「工夫してる」とか

奥野史子:
そうですね、あの、ま、番組本当にスタッフと一緒に作っているので、自分自身一人で全部背負ってるって感じは全然無いし。あの、あと、編集もして下さるので結構もう乗っかってやってるんですけど、やっぱり一人で全部回していくっていうのは、あの・・何でしょう?大体普通の番組って何人かで回していくんですけども、このラジオ、この番組に関しては、一人で回すっていう事の、なんか関西人なんで、どっかにオチつけたいとか、あの・・ボケとツッコミしたいのに一人でボケツッコミしなあかんみたいのとか(笑)。それ「どこまでやって良いんやろ?」みたいのとか、たまにポロっと関西弁出したりしてやってるんですけど、そこの加減が若干難しいなと思いながらやってるんですけど。でもすごくあの、NHKって私、昔色んなお仕事させてもらって、なんかもっとこう「あれ言ったらあかん、これ言ったらあかん」みたいな感じがすごかったのに、結構自由にお話しさせてもらってるので。あの・・そうですね、あとはやっぱりこう「誰も傷つかないようにお話をしたいな」ていう風にはいつも思ってるんですけど。それぐらいですかね。結構なんか自由にやらしてもらってます。

ーーこんな風にラジオが・・、「こんな風になってたら良いな、こういうメディアであって欲しいな」何か?

奥野史子:
うーん。やっぱりラジオってすごい私、深みがあると思うんですよ。他のなんかこうインターネットとか、
 あの・・テレビよりも深みがあって、きちっと物事を考えたり、あの・・きちっと発言なさる方がラジオってすごく多いと思うので、やっぱりそれって今の時代にはすごく必要な事で、なんかこう、うわべだったり見た目だったり、すごく軽い時代になってるような気がしていて、それはすごい怖いなって思うんですよね。なんか物事を深く考えて深く伝えられる媒体でこれからもあって欲しいな、と思いますし。はい。そう願ってます。

ーー今の事を一言でギュっとやると、ラジオは


奥野史子:
ラジオは絶対辞めたくない。なぜなら深いから。