中川翔子

大好きな
モノや音楽の、
循環基地。

中川翔子:
FM50周年、おめでとうございます。

ーーラジオ最初に聴かれた時、どんな感じやったかっていう思い出とか。いつぐらいですかね?

中川翔子:
本当に、私が物心つくかつかないかぐらいの時に、家でずーっとNHKラジオの「ラジオ深夜便」がかかっていて、で、結構子供の頃から夜更かしをしても怒らない家だったので、4時台「こころの時代」が大好きで。朝の4時ですよね。そんな小さい頃に何で起きてたのかな?と思うんですけど、絵を描きながら「ラジオ深夜便」の音楽が聞こえてくると、あぁ、凄くなんだか懐かしいような、不思議な。生まれる前の音楽がよく流れてたので。戦後の音楽とか。昭和の音楽?なので、そういう、やっぱり未だに懐かしい曲が好きになったのもそうですね。

なので最近、音楽配信サイトで「ラジオ深夜便」のジングルが売ってるの見つけて「凄い嬉しい」と思って(笑)。トゥルルールールルー♪って、あれは良いですね。なんか涙出てくる。だから今NHKで、毎週ラジオ生放送できてるのも凄く不思議で、嬉しいですね。あの頃の自分というのが、ずっといるまま、一緒にきて大人になっている感じがするので、嬉しいです。

本当に忖度とかじゃなくて、「ラジオ深夜便」から入ったんですよ。なので、うちは、結構家があったんですけど、祖母がアクティブで結構出かける人で、戸締り全然しないんですよ(笑)。で、都心なのに戸締りしないし、結構猫が出入りする為に窓が開けっ放しで、泥棒除けの為にって言ってラジオつけてたんですよ。ラジオかシャンソンつけてたので、NHKラジオがガンガン昼から、夜からずっとかかってて、寝る前もつけてたので、本当にやっぱラジオ=NHKでしたね。

受験する時に、深夜ラジオで受験勉強っていうシチュエーションに憧れて、色んなのを聴くようになったんですけど、やっぱり音楽を知るきっかけだったりは、やっぱりラジオからだなって思いますね。
いつか4時台「こころの時代」にゲスト出演するのが夢なんですけど。

ーーぜひお願いします(笑)。

中川翔子:
お願いします(笑)。

ーーうちのアナウンサーが、あれをやる事を一種の誇りに思ってる人が結構いて。「ラジオ深夜便」ができるっていう事は、もう力があるっていう証拠ですからね。

中川翔子:
絶対そうだと思います。品と、落ち着きと、あと色んな方の心とか、琴線に響くような語り方と、音楽のチョイスと、ラジオだけど静かっていうのが凄く好きでたまらないですね。あの、明け方の、まだ暗くて。だから多分運転されてる方もね、大変でしょうし。寝られなくて聴いてる人もでしょうし。色んな人の心に出汁が染みるみたいな感じに作ってると思うと、やっぱりすごいなと思います。ラジオじゃないとできないし、あれはNHKじゃないとできないし。あと、久しぶりに聴いてもジングルが変わってなかったの素晴らしいですよね。変えちゃダメですよね、ああいうのね。なのでアニソンアカデミーもなるべく長く頑張って変えないでいきたいですね(笑)。懐かしいって思ってもらえる番組になりたいなって思います。

ーー懐かしい・・ラジオとは懐かしいものである、とかね。ラジオっていうのはずっと同じであって欲しいものとかね。すごくいいキーワードたくさんもらいました。

中川翔子:
でも、今アニソンアカデミー毎週やらして頂いてる中で、私本っ当に多分、一番人生で時間を割いたのがアニソンだったんですね。十代の頃に芸能界って事も考える前からアニソンを歌う人になるにはどうしたら良いんだろうっていう夢がまずあって、そこと芸能界結びついて無い頃から。で、アニソンを聴いてると心が元気になるし、辛い時もアニソンを聴いてると大丈夫だし。で、元気な時はもちろんテンションが上がるし。で、やっぱり80年代のアニソンがすごく好きで。でも、本当に聞き減りしない。何回聴いても聴けば聴くほど新しい味が出てくるのがアニソンなので、あの、懐かしくなるっていうよりも、輝きを増すっていう風に思うので、そのアニソンの財産たちが、やっぱり放送された当時しか流れてなかったりすると自分で集めるしかない。知るきっかけってやっぱりラジオだったりすると素晴らしいなと思うので。

本当に大好きな曲いっぱい流したり、それを歌ったり、あとゲストの方に本当に来て頂いて歌ってもらえたり。夢みたいな毎週土曜日なので、本当に幸せですし、あとは追いきれてない新しいアニメの曲も毎週知る事ができるから買うし。あとゲストの方が来たら、ゲストの方に見せながら買うし(笑)。なんだかそういう新しさと懐かしさと全部抱きしめて、毎週新しい土曜日が来るのが凄い楽しみで。だから、「聴いてた!アニソンアカデミー」っていう人にゲストにいつか来てもらいたいですね。今、若い人が。

私ラジオが一番お仕事の中で凄いリラックスできて大好きで、部屋で一人で普通にいる時のテンションと同じままやれている。顔が見られる事も無いし、でも大好きな人、会いたい人、なかなか会う機会が無い方にもお会いできるミラクルも起きるし。その出会いのおかげで、色んな(人と)本当に仲良くなれたり。後は、今は本当に時代的にも、あの放送中スマホでちゃんと実況、リアルタイムでみんながコメントしてくれてるの見ながらコメントしてるので、みんなとお喋りしながらっていう感じですね。「あの頃こうだったよね」「そうそう」っていう風に、会話もキャッチボールをみなさんとしてますし、あとは今までどんな曲を流したってデータを進んでまとめてくれてる方もいたりとか。本当に「こんなに行きたい学校が生まれて良かった」っていう、そんな身近な感覚ですね。私が今までで一番リラックスしてるのが、アニソンアカデミーの時間ですし。うん、だからみんなと友達であり、親戚であり、知り合いであり。なんかもう、そんな感じですね。

ーー「ラジオって私にとってナニ」なにかこう。

中川翔子:
なんだろう、なんでしょうね。
リスナーの皆さんも「このアニソンが好きです」って送ってくれて、私も大好きなアニソンを惜しげもなく届けて伝えて、お互いに「いや、アニソンって最高だね」ってずーっとずーっと言い合える、その気持ちってまだまだ発見があるし、まだまだ知らないアニソンがいっぱい眠ってるし、これからも生まれるし、と思うと、もう本当に果てしなく無限にアニソンの素晴らしさを考えて語っていける。お互い「大好き」ってなれる気持ちってすごくキラキラしてると思うので、これからもずっと続けたい、「大好き」の無限貯蔵庫ですね。いつか皆にとっての心のふるさとになれば良いなと思います。
大好きの循環基地っていうかそんな感じですね。