2019年

2019年9月17日(火)
贈れば、希望が見えてくる
外国人労働者支援・鳥井一平

移民社会にかじを切ったと言われる日本。現在、在留外国人は270万人を超え、300万人の大台は目前に迫る。いまやコンビニエンスストアからファストフード店、工場や建設現場、介護の現場においても外国人労働者はなくてはならない存在だ。
だが外国人が増える一方、彼らを受け入れる体制には不備が多く、最低賃金以下の労働や、暴力やセクハラなど様々な問題が頻発している。
そんな問題山積の状況の中で30年にわたり支援活動を続けてきたのが、外国人労働者支援NPO「移住者と連帯する全国ネットワーク」の代表をつとめる鳥井一平さんだ。日本でもっとも外国人労働者問題の事例に接し、解決してきた第一人者。支援してきた外国人、およそ4000人。その実績を評価され2013年、アメリカ政府から日本人として初めて「ヒーロー賞」を贈られた。
なぜ鳥井はここまで外国人のために奔走するのか。そして鳥井がめざす、次の日本社会のあり方とは? 奔走する鳥井に密着する。

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