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これまでの放送

スペシャル 2016年5月2日放送

日本の未来を切り拓(ひら)け!<br>松岡修造×スーパー高校生スペシャル



ピアニスト・牛田智大 16歳      

「好きとも嫌いとも言ってもらえない演奏はしたくない」

日本のクラシック界に旋風を起こす若きピアニスト、牛田智大くん(16)。国際的なピアノコンクールで8歳から5年連続1位の快挙。12歳でプロデビューして以来、国内外の交響楽団と共演を重ねてきた。牛田くんは、数百年前から幾度となく演奏されてきたクラシックの名曲たちを、自分なりの新しい解釈で演奏することにこだわる。そのために徹底的に楽譜を読み込み、これまで光を当てられてこなかった隠れたメロディーを見つけ出す。コンサートに足を運んでくれる聴衆に、その曲の新たな魅力を伝えたいという思いがそこにはある。独自の解釈を色濃く出す牛田君の演奏に対しては、クラシック界では賛否がわかれるが、牛田君は貫く。「この演奏はある意味で嫌うお客さんも必ずいるんですけど、でも好きとも嫌いとも言ってもらえないような演奏はやっぱりしたくないなと思うんですよね。」

写真自分らしい演奏を貫くためには“危ない橋”でも渡る


ゴルファー・新垣比菜 17歳      

「好きだから、負けられない」      

高校生ながら、並み居るプロが参加するツアーで3週連続トップテン入りを果たすなど驚異の実力を発揮する新垣さん。新垣さんがゴルフを始めたのは8歳の時、そのときにコーチを務める父の博昭さんとある約束を交わした。「親子の間に、妥協はなし。」以来親子は二人三脚でゴルフに向き合ってきた。博昭さんは新垣さんに対して徹底して厳しい姿勢を貫く、ショットのひとつひとつに「いい、悪い」をはっきりと伝える。だが、新垣さんは決して根を上げない、くらいつく。厳しい練習にも耐えられるのは、ある思いが新垣さんを支えているからだ。「やっぱりゴルフが好きで、自分にとってゴルフは“夢”そのものなんです。その夢に向かってずっと頑張ってきた。だからこそ負けられない。ゴルフだけは誰にも負けたくないんです。」ゴルフが心底好きだからこそ、どんなに苦しい場面でも踏ん張れる。「好きだから、負けられない」新垣さんの揺るぎない信念だ。

写真東京オリンピックで活躍するという夢に向かって、日々練習に打ち込む


プログラマー・山内奏人 15歳     

「世界を前に、進めたい」        

生まれたときからITが身の回りにあふれるデジタルネイティブ世代。その最前線を走る存在として注目されているのが、天才プログラマーの山内奏人くん。11歳の時、国際的なプログラミングコンテストで最年少で最優秀賞を受賞。その才能を買われ、ベンチャー企業で大人に混じって活躍してきた。山内くんの強みは、卓越したプログラミング技術に加え、企画の立案、デザイン、営業など、全てのことを一人でこなす総合力。大手IT企業の副社長は、「10年後、彼の方が我々を超えてしまうかもしれない。ぜひ我が社に入ってもらって一緒に仕事をしたい」とその才能を高く評価する。周囲から大きな期待をかけられる中、山内くん自身はさらに壮大な目標を掲げている。「人類の進歩に貢献するというか、そういったことをしたいと思っていて。ただお金もうけして億万長者になるよりも、人類を前に進めた方がかっこいいと思うんですよ。本当にやりたいです。あの全然ジョークとかじゃなくて、本当にやりたいことです。」

写真プログラミングは好きなものを自由に生み出すことのできる“魔法のつえ”


ボクサー・松本圭佑 16歳       

「苦しい時ほど、ワクワクする」     

高校のボクシング全国大会ライトフライ級で優勝した松本君。早くも4年後の東京オリンピックでメダルが期待されている。松本君は、父でトレーナーの好二さんと共に厳しいトレーニングに励んでいる。ほぼ毎日、基礎から実践のスパーリングまでみっちり2時間、自らの身体にむちを打つ。あえて、極限まで自分を追い込んでいくのには訳がある。「途中でつらくなってきても、最後までやり遂げる人間が格好いいと思うんです。どんなに苦しくても、他の人よりも苦しいことをしているんだって考えると逆にワクワクしてくるんです。」そうした強じんな精神力が培われた背景には、父の好二さんのある教育方針がある。それは「押しつけない、与えすぎない」というものだ。好二さんはいう「たくましい心を育てるには、何事も子供が自分で考えながら取り組むことが必要だと思うんです。それには、親が自分の考えを押しつけず、与えすぎないこと。与えすぎてあふれちゃったら何にもならないので。」固い絆で結ばれた父と子、二人の果てなき挑戦は続いていく。

写真どんな逆境からでも立ち上がり、心の炎を燃やし続けるボクサーを目指す


プロフェッショナルとは…画像をクリックすると動画を見ることができます。

<ボクサー 松本圭佑くん>何度でも立ち上がれるというか、心の炎をずっと燃やし続けられるようなボクサーでいることもすごく大事なことだなと思うので、そういうところを目指したいですね。<ピアニスト 牛田智大くん>自分のすべてを犠牲にしてでも音楽に没頭している。そういう姿勢をもっていきたい。もてるようになりたいなと思います。<プログラマー 山内奏人くん>自分の好奇心とか欲求に正直に動いていきたい。僕の知らないような分野があったらそこにどんどん進んでいきたいですね。<ゴルファー 新垣比菜さん>たくさん活躍して、テレビを見ているみなさんや、応援してくださる方々に勇気を与えられるようなプレイヤーになりたいです。