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これまでの放送

第189回 2012年1月23日放送

挑まなければ、得られない IT技術者・及川卓也



世界を、変えよう

世界最先端のIT企業で、パソコンやインターネット関連の新しいソフトやサービスの開発にあたる及川。40人以上のエンジニアを率いるリーダーとして、「世界を変える」ようなインパクトのあるものを常に志す。「世界を変えるとは、今までの仕組みを変えて新しい価値観を提供し、社会をより良くすること」と語る及川。その高い志がチームを鼓舞し、大きな成果を生むと信じている。

写真常に高い志を掲げる。


“当たり前”を、否定せよ

及川の率いるチームのエンジニアたちは、秀でた才能を持つ個性派ぞろい。その能力をフルに発揮させることを及川は心がける。そのために及川は、できるだけ話を聞く側に回る。そして、開発が壁にぶつかったり、インパクトに欠けると感じると、あえて根本的な問いを投げかける。話が振り出しに戻ったり、遠回りすることもいとわない。皆が「当たり前」だと思っていることに疑問を投げかける中から、それまでにない独創的なアイデアや画期的な開発が生まれると考えている。

写真チームの力を最大限に引き出す。


同じリスクなら、“世界を変える”リスクを取れ

新たな開発などに踏み出すかどうか、判断に迷ったとき、及川はできる限り前に進む決断をする。今の世の中、“変える痛み”を恐れてその場にとどまっていることにも、リスクはある。ならば、一歩踏み出し、やりたいことに挑戦するほうにかけるのが及川の流儀だ。
「すべてのことに対してリスクはある。ならば、未来や夢に向かって積極的にリスクを取りにいき、自分が挑戦したいものに挑むほうがいい。」

写真リーダーとして、覚悟を持ってリスクを取る。


プロフェッショナルとは…画像をクリックすると動画を見ることができます。

新しい世界を切り開くというのは、一人ではかなり難しいことだと思います。ですので、私にとってのプロフェッショナルというのは、いかに人を引きつけるかを考え、そのための努力を続けていく人かなという風に思います。

IT技術者 及川卓也


放送されなかった流儀

未来のユーザーが、待っている

及川が開発にあたって重視するのは、「誰のために、何のために作るのか」という“目的”を常に念頭に置くことだ。専門性の高いエンジニアたちは、ともすれば技術的な論理や制約にとらわれ、「どうやって作るか」という“手段”に目が行きがちだ。しかし、それではブレークスルーは生まれない。「ユーザーはそもそも何を求めているのか」を徹底的に考え、目指すべき理想のゴールを常に思い描く。そこから、今まで誰も気付かなかった新しいものが生まれると考えている。

写真目的と手段を取り違えず、常に理想を追求する。