16万人を率い、コンビニチェーンを経営する新浪剛史。かつて大手総合商社のサラリーマンだった新浪。磨き上げた独自の危機管理術がある。
毎週実践しているのは、社員に声をかけながらオフィスを歩き回ること。何気なくあいさつを交わしながら、新浪は社員の“気”を感じ取ることに全神経を集中させている。「社員の“やる気”“やらない気”ってあるでしょ。それを感じるんですよ」
3年前にフリーアドレス制を導入し、部長や課長にも決まった席がない。上司が部下の近くにいることによってコミュニケーションが密になり、トラブルにつながるマイナス情報も耳に入りやすくなるという。