「仕事を仕事と思っていたら、バカバカしくてやってられない」と、言い切る鈴木。そこで鈴木は“仕事”をみんなで楽しむ“祭り”に変えてしまう。その根底には「仕事を忘れない限り、いい仕事は生まれない」という信念がある。スタッフ1人1人が主体的に、心の底から楽しんで仕事に取り組んだとき、メガヒットは生まれると考える。
その姿勢は、億単位のカネが動くビジネス交渉の場でも変わらない。鈴木は、タイアップ企業の幹部をいきなり、製作現場に案内するなど、あえて自らの手の内をさらすことで、いつの間にか“祭り”に巻き込んでいく。こうしてできた1000人を超える“仲間”とともにメガヒットを狙う。