進藤の仕事は、いま全世界を不安に陥れている鳥インフルエンザの感染爆発・パンデミックを食い止めること。これまで確認された鳥インフルエンザは、鳥から鳥、そして鳥から人への感染だが、この先、ウイルスが変異して人から人へ感染しやすくなると恐れられている。「小さいうちに握りつぶしてしまうこと。とにかく広がらないように抑えること。それが今、一番大事」。ウイルスを封じ込めるには、早い段階で、患者を隔離し、病院から外に感染が広がらないようにすることが重要なため、医師である進藤は、感染症の集団発生が起こると、現地に駆けつけ病院内でのウイルスの封じこめに奔走する。