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◆145インチスーパーハイビジョン用プラズマディスプレイを開発
世界初*1の自発光型ディスプレイによる高臨場感映像
(平成24年4月27日)

日本放送協会
パナソニック株式会社

 日本放送協会(以下NHK)とパナソニック株式会社は、次世代のテレビジョン放送サービスであるスーパーハイビジョン(SHV)用の145インチプラズマディスプレイパネル(PDP)を共同で開発しました。自発光・直視型のSHVディスプレイの開発は世界初の成果です。

 PDPは、大画面化が比較的容易であることに加え、早い動きにも追随する動画表示性能、高いコントラスト、広い視野角などを特長とする一方で、走査線数が増大すると画面がちらつくなど不安定になりやすいという課題がありました。

 このたび、NHKとパナソニックはこの課題を解決する新たな駆動法*2を共同開発し、走査線が4000本級のパネルにおいても、ちらつきのない安定した映像表示を可能にしました。これにより、フル解像度*3のSHV映像表示を145インチの超・大画面パネルで実現し、SHVの圧倒的な臨場感を表現できます。

 NHKは、より高品質で臨場感のある放送サービスを視聴者のみなさまにお届けするため、SHVの研究開発を推進していきます。
 パナソニックは、今後も、より高性能・高画質な高精細表示ディスプレイの開発に取組んでいきます。

 なお、今回開発したディスプレイはNHK放送技術研究所一般公開(5月24日〜27日)で展示します。また、6月3日〜8日に米国で開催される国際会議The SID International Symposiumで報告の予定です。

※1) 2012年4月27日現在
※2) 画面の垂直方向に並ぶ複数の画素を同時に走査表示させ、パネル全体の映像表示を安定化させるパネル駆動方式
※3) 横7,680画素×縦4,320画素

【参考】




 
 
 
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