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◆世界初※1スーパーハイビジョン対応直視型85V型液晶ディスプレイの開発に成功
(平成23年5月19日)
日本放送協会
シャープ株式会社

 
 日本放送協会(東京都渋谷区、会長:松本 正之、以下NHK)とシャープ株式会社(本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長: 片山 幹雄、以下シャープ)は共同で、次世代のテレビジョン放送サービスであるスーパーハイビジョンに対応する85V型液晶ディスプレイを開発しました。直視型ディスプレイでは世界初の成果です。

 スーパーハイビジョンは現行のハイビジョンを超える「超高精細映像システム」として、NHKが1995年より研究開発をスタート、2020年の試験放送を目指し研究開発を進めています。画素数はハイビジョンの16倍に相当する約3,300万画素(横7,680×縦4,320画素)であり、圧倒的な臨場感と迫力ある映像表現を実現します。

 このたび、シャープの液晶技術「UV2A技術※2」を採用することで、表示性能が極めて高いスーパーハイビジョン対応の直視型液晶ディスプレイを世界で初めて実現しました。加えてNHKが保有するスーパーハイビジョンに関する知見とノウハウをもとに、超高精細・高画質表示を可能にしました。大画面による超高精細映像は見る人に没入感を与え、あたかもディスプレイのなかにいるようなバーチャルリアリティな体験が味わえます。



※1 2011年5月19日現在。スーパーハイビジョン対応の直視型ディスプレイにおいて。
※2 Ultraviolet induced multi-domain Vertical Alignmentの略。シンプルなパネル構造で、液晶分子の向きを精密に制御できる光配向技術。

今回開発したディスプレイはNHK放送技術研究所一般公開(5月26日〜29日)で展示します。


 
 
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