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技術情報

  ◆小型ヘリで初めて、ハイビジョン取材伝送を可能に
〜NHK、最新鋭のハイビジョンヘリコプターを就航〜
(平成15年8月1日)


○ NHKは、機動性が高く安全性に優れ、ハイビジョン取材・伝送機能を持つ小型ヘリを開発しました。従来の小型ヘリと比較して、広範な地域を長時間にわたり、ハイビジョン取材することが可能になりました。 ○ ハイビジョン機材の小型化・軽量化・低消費電力化を図り、小型ヘリでは初めてハイビジョンの取材・伝送を可能とするとともに、中型機並みの機能を確保しました。

○ 40倍レンズ付の高感度ハイビジョン防振カメラを搭載し、ハイビジョン空撮映像を64QAMデジタルFPUで、安定に伝送することが可能です。

○ 防振カメラには、ヘリコプターの位置情報と姿勢情報、地図情報を用いて自動的に被写体を追尾する機能を開発し搭載しました。今後は、『取材目標データ』を地上からヘリに無線で送信し、自動追尾機能と連動させることでより機動的な取材を可能とします。

○ 機体は最新鋭のユーロコプター・ドイツ製EC−135T2型機を採用しました。高い飛行性能と低騒音はもとより、取材飛行時の安全性の向上のため、航空機衝突防止装置(TCAS)、気象レーダーを搭載しました。

○ NHKは、この新型ヘリコプターを名古屋局に配備しますが、今後、各地に配備している従来型の小型ヘリコプターについても、この新型ヘリコプターに順次更新していく予定です。

新小型ハイビジョンヘリコプター外観











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