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技術情報

  ◆冷陰極HARP撮像板の開発に成功
〜超高精細・超高感度でさらなる小型のテレビカメラを目指して〜
(平成12年10月27日)

○ NHKは、双葉電子工業株式会社と共同で、厚み約10mmの薄 型で超高感度が可能となる新しいタイプの撮像デバイス"冷陰極H ARP撮像板"の開発に成功しました。現在、超高感度撮像に用い られているHARP撮像管の長さは約10cmあり、このデバイス の開発により、大幅な小型化が実現可能となります。

○ 今回開発した撮像板は、画素数が水平128×垂直96という基礎実験用のものです。撮像実験を行った結果、安定な映像が得られ、撮像デバイスとして基本的な動作を確認することができました。

○ この撮像板は、超高感度で実績のあるHARP撮像管と同じHARP膜を使用しています。今後、冷陰極の微細化と高効率化などを進めることにより、小型・低消費電力の超高感度ハイビジョン撮像デバイスを実現していきます。さらに将来は、走査線数が4000本級の超高精細テレビカメラに適用することを目指します。

撮像板の外観
撮像例



*別紙:冷陰極HARP撮像板の基本構造・動作原理











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