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◆NHK、ハイビジョンの技術開発でエミー賞を受賞
(平成10年10月13日)
〜ハイビジョン1/2インチデジタルVTR用信号圧縮装置の開発〜
NHKは米国テレビジョン芸術・科学アカデミー (The National Academy of Television Arts and
Sciences) から今年の技術部門でエミー賞を受賞しました。エミー賞は世界のテレビ・放送業界の発展を期して、優れた番組や著しい技術進歩に対する貢献に与えられる大変権威ある賞で、受賞式は10月12日夜(現地時間)、ニューヨークのマリオット・マーキース
ホテルにおいて開催されました。
今回の受賞はNHKと松下電器の共同受賞で、受賞理由は現行放送用VTR(D5-VTR)でハイビジョン信号を記録するための信号圧縮装置の開発です。これにより、ハイビジョン用の小型カセットVTR
(HD-D5) が実現しました。
NHKではこのHD-D5VTRを、既にアトランタオリンピック('96)、長野オリンピック('98)やワールドカップサッカー('98)でも使用してきました。またハイビジョンスタジオ標準VTRとしても導入を進めております。
NHKが技術部門でエミー賞を受賞するのは、1992年に「1/2インチコンポジットディジタルVTR(D3−VTR) の開発」で受賞以来、今回が2回目です。
NHKは今後も放送技術の開発に積極的に取り組み、デジタル時代における放送の進歩・発展に努めていきます。
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