議事経過

１　報告事項
（１）考査報告
（考査室）
　平成２５年９月１６日から１０月２２日までの間に放送した、ニュースと番組について考査した内容を報告します。この期間に、ニュース２４項目、番組８１本の考査を実施しました。
　ニュースの主な項目としては、台風２６号が東京都・伊豆大島に大規模な土砂災害をもたらしたことや、消費税率を来年４月から８％に引き上げると安倍首相が表明したこと、ＪＲ北海道が非常ブレーキが掛からない状態で特急列車を運行していたこと、厚生労働省など１１の省庁が連携して認知症対策の連絡会議を発足させたことなどがありました。
　また、番組では、東京の洋食屋に生まれ、食べることが大好きなヒロイン・卯野め以子の幼少期を描いた、連続テレビ小説「ごちそうさん」の第１週「いちご一会」（９月３０日〜１０月５日放送分）や、ばく大な量の鉱物資源が眠ると言われる日本列島周辺海域での鉱物資源の探査活動とその開発権をめぐる各国との攻防を描いた、ＮＨＫスペシャル「ジパングの海〜深海に眠る巨大資源」（９月２８日放送）、３０年にわたり、非行に走る子どもたちと向き合い、料理を食べさせ面倒を見てきた広島市の女性の姿を追った、ハートネットＴＶ「おかえり〜非行に走る子供たちの居場所」（１０月９日放送）、海外の専門家グループにより導入が検討されている、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた戦略を追った、ＢＳ１スペシャル「フクシマ・プラン〜国際協力グループの廃炉戦略」（９月１６日放送）などの番組を中心に考査しました。
　考査の結果、これらの一連のニュース・番組は、放送法、国内番組基準に照らし、「妥当」であったと判断します。

（２）契約･収納活動の状況（平成２５年９月末）
（営業局）
　平成２５年９月末の契約・収納活動の状況について報告します。
　まず、第３期（８月・９月）の収納額は１,０５３.４億円で、２４年１０月からの受信料の値下げの影響により、前年度同期を４４.１億円下回りました。年間累計では、３,０９７.２億円となり、前年度同時期より１１９.４億円の減収となっています。
　第３期の前年度分回収額実績は７.３億円と、前年度同期を１.２億円上回りましたが、年間累計は４６.４億円と前年度同時期を０.５億円下回っています。第３期の前々年度以前分回収額実績は６.３億円と、前年度同期を１.２億円上回り、年間累計も２０.５億円と前年度同時期を３.１億円上回っています。
　放送受信契約総数の増加状況について、第３期は、取次が５０.４万件と前年度同期を４.５万件上回った一方、減少も３８.３万件と前年度同期を２.３万件上回ったため、増加数は前年度同期を２.２万件上回る１２.１万件となりました。年間累計増加数は３３.８万件となり、前年度同時期を２.９万件上回っています。
　第３期の衛星契約増加については、取次が前年度同期を０.１万件上回ったものの、減少が前年度同期を１.５万件上回ったため、増加数は前年度同期を１.４万件下回る１２.８万件となりました。年間累計増加数は４５.１万件となり、前年度同時期を０.４万件上回っています。
　第３期の未収者削減については、前年度同期を０.１万件下回る２.４万件の削減となりました。その結果、第３期末の長期未収現在数は１４７.４万件となりました。
　最後に、第３期の口座・クレジットカード支払の増加数は、前年度同期を０.８万件下回る１２.４万件となりました。
　以上の内容は、１１月１２日開催の第１２００回経営委員会に報告します。

（３）放送番組審議会議事録（資料）
　編成局および国際放送局から、中央放送番組審議会、国際放送番組審議会、全国の地方放送番組審議会（関東甲信越、近畿、中部、中国、九州沖縄、東北、北海道、四国）の平成２５年９月開催分の議事録についての報告（注）。