日本放送協会 理事会議事録  (平成18年10月17日開催分)
平成18年11月2日(木)公表

<会 議 の 名 称>
 理 事 会

<会  議  日  時>
 平成18年10月17日(火) 午前9時00分〜10時45分

<出   席   者>
 橋本会長、永井副会長、原田理事、畠山理事、小林理事、金田理事、
 中川理事、小野理事、衣奈理事、石村理事、西山理事

 古閑監事、坂野監事

<場         所>
 放送センター 役員会議室

<議        事>
 橋本会長が開会を宣言し、議事に入った。

付議事項

1 審議事項

(1)第1030回経営委員会付議事項について
(2)中央放送番組審議会委員の委嘱について
(3)国際放送番組審議会委員の委嘱について
(4)地上デジタルテレビジョン中継放送局の設置計画について
(5)土地・建物の売却について

2 報告事項

(1)考査報告
(2)「NHK情報公開」の実施状況(平成18年度上半期)
(3)営業業績(平成18年9月末)
(4)財政の現況(平成18年9月末)


議事経過

1 審議事項

(1)第1030回経営委員会付議事項について
 (秘書室)
 10月24日(火)に開催される第1030回経営委員会付議事項について審議をお願いします。
 付議事項は、議決事項として「中央放送番組審議会委員の委嘱について」、「国際番組審議会委員の委嘱について」、「地上デジタルテレビジョン中継放送局の設置計画について」、「土地・建物の売却について」です。報告事項として「『NHK情報公開』の実施状況(平成18年度上半期)」について、「営業業績(平成18年度9月末)」について、「財政の現況(平成18年9月末)」について、「NHK平成18年度上半期の報告」についてです。  そのほか、会長報告などを予定しています。
(会 長) 原案どおり決定します。 (2)中央放送番組審議会委員の委嘱について (原田 理事)
 中央放送番組審議会委員の委嘱について審議をお願いします。
 村松泰雄氏(朝日新聞社ジャーナリスト学校長)に平成18年11月1日付で新規委嘱したいと思います。なお、若宮啓文氏(朝日新聞社論説主幹)については、任期満了により18年10月31日付で退任されます。
(会 長) 原案を経営委員会に諮ることにします。 (3)国際放送番組審議会委員の委嘱について (石村 理事)
 国際放送番組審議会委員の委嘱について審議をお願いします。
 酒井啓子氏(東京外語大学大学院教授)に平成18年11月1日付で新規委嘱したいと思います。なお、小泉武夫氏(東京農業大学応用生物科学部教授)については、任期満了により18年10月31日付で退任されます。
(会 長) 原案を経営委員会に諮ることにします。 (4)地上デジタルテレビジョン中継放送局の設置計画について (西山 理事)
 地上デジタルテレビジョン中継放送局の設置計画について審議をお願いします。
 放送局設置に関する諸条件が整った北海道の函館、旭川、帯広、釧路、網走、室蘭、小樽、歌志内、渡島、和寒、北見、苫小牧、青森県の上北烏帽子、八戸、秋田県の花輪、能代、本荘、湯沢、鷹巣、岩手県の二戸、一関、遠野、大槌新山、谷地山、山形県の西白鷹、福島県の飯舘、滝根、栃木県の足利、茨城県の筑波、長野県の佐久、飯山、山ノ内、真田、軽井沢、木曽福島、大町、白馬、山梨県の身延、大月、都留、静岡県の熱海、藤枝、富山県の宇奈月、福光、石川県の輪島、珠洲、羽咋、福井県の大野、勝山、京都府の舞鶴、宮津、福知山、峰山、兵庫県の香住、城崎、広島県の尾道、竹原、府中、三原、福山、三次、西城、可部、鳥取県の智頭、河原、若桜、用瀬、岩美、郡家、倉吉、鉢伏、島根県の浜田、大田、仁摩、益田、江津、山口県の萩、柳井、長門、周東、大島、阿東嘉年、山口豊田、香川県の西讃岐、愛媛県の八幡浜、宇和島、大洲、川之江、宇和石城、内子、北条、中山、新八幡浜、今治、徳島県の池田、阿南、阿波、牟岐、高知県の虚空蔵、土佐町、窪川、中村、宿毛平田、福岡県の大牟田、宗像、糸島、行橋、佐賀県の唐津、熊本県の人吉、水俣、大分県の玖珠、野津原、大分東、宮崎県の延岡、串間、鹿児島県の鹿屋、枕崎、阿久根、大口、串木野、蒲生に地上デジタルテレビジョン中継放送局を設置したいと考えています。
 本日、了承されれば、第1030回経営委員会に諮りたいと思います。
(会 長)原案を了承し、経営委員会に諮ることとします。 (5)土地・建物の売却について (経理局) 
 非現用不動産(土地・建物)の売却について、一般競争入札を実施した結果、売却先が決定し契約を締結することとしたいので、審議をお願いします。
 仙台・旧荒巻運動場である宮城県仙台市青葉区桜ヶ丘の山林、18,822.44平方メートル(5,693.76坪)を680,000千円(
36.1千円/平方メートル)で売却したいと思います。
 なお、本日、了承されれば、第1030回経営委員会に諮ります。
(会 長) 原案を了承し、経営委員会に諮ることとします。 2 報告事項 (1) 考査報告 (考査室)
 18年9月〜10月上旬に放送されたニュース・番組について、概要を報告します。
 まず、北朝鮮が核実験実施を発表したニュースについてです。北朝鮮は国際社会が自制を求めていたのを無視し、10月9日、地下核実験を実施したと発表し、国連安保理は制裁決議の検討を始めました。NHKでは、「正午ニュース」で第一報を伝え、40分まで時間を延長して伝えました。午後1時の「ニュース」は3時10分まで延長し、また、午後5時から6時45分まで「ニュース」を伝えました。「ニュース7」は午後8時まで延長して詳しく伝えました。さらに「ニュースウオッチ9」ではソウルから柳澤キャスターが伝えました。ソウル支局長は、「ノ・ムヒョン大統領はこれまで堅持してきた融和政策を見直し、国連安保理など国際社会と連携を進めていくことになりそうだ」と報告しました。全体的に分厚くニュースの時間を設け、スタジオの解説者も交えて多角的に伝えました。モニターのみなさんからは、「ニュース7」については、「北朝鮮の核開発の歴史は、ニュース全体を理解する上で役立った」、「ニュースウオッチ9」では、「各国の対応、専門家の分析など、区切って説明していたので、わかりやすかった」などの声が寄せられました。
 次に、安倍首相が靖国参拝を巡って冷え込んでいる中国と韓国との関係改善を図るため、初めての外国訪問先として両国を公式に訪問したニュースについてです。10月8日に中国の北京で胡錦涛国家主席と、また、9日は韓国のソウルで、ノ・ムヒョン大統領とそれぞれ首脳会談を行いました。NHKは、日本が中国、韓国との関係改善に向けて動き始めた様子を伝えるとともに、両国との間に課題も残されていることもきちんと伝えました。モニターのみなさんからは、9日の「NHKニュース おはよう日本」について、「一日の動きや中国側がどう受け止めたかなど多角的に伝え、日中関係改善の一歩を踏み出したことがわかった」、「堅いニュースの中で、飛行機のタラップを降りる安倍首相が、そっと夫人の手を取っていた場面の映像がほほえましく感じられた」などの声が寄せられました。
 続いて、安倍新政権スタートに関するニュースについてです。自民党の安倍晋三総裁は、9月26日、戦後最年少、戦後生まれで初の首相として、小泉内閣に代わる新政権をスタートさせました。午後1時の「ニュース」は、2時まで拡大して衆・参両院の本会議場から、首相指名の選挙を中継しました。午後3時12分から6時10分まで、「ニュース」を特設し、組閣の模様を中継で伝えました。「ニュース7」は30分延長し、安倍新内閣に対する市民や経済界の声などを紹介し、また、海外の反応として中国や韓国の受け止め方なども伝えました。「ニュースウオッチ9」も30分拡大し、安倍首相の会見を中継で伝えました。スーパーによる速報や「ニュース」の拡大、特設によって、組閣情報を迅速に細かく伝えました。モニターのみなさんからは、「ニュース7」について、「安倍首相誕生から、新内閣の発足までよく整理されていた。人事についての考え方もいろいろな角度から伝えて納得できた」、また「ニュースウオッチ9」については、「入閣の連絡を待つ議員の緊張した様子など組閣の独特な雰囲気をよく伝えていた」などの声が寄せられました。
 次に、オウム真理教の松本智津夫被告の裁判打ち切り決定のニュースについてです。最高裁判所は、9月15日、オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫被告の裁判の打ち切りを決定し、2審の裁判が一度も開かれないまま死刑判決が確定しました。午後3時57分に第一報をスーパーし、大相撲中継を中断した4時からの「ニュース」は24分まで枠を拡大して内容を伝えました。「ニュース7」では地下鉄サリン事件で夫を亡くした遺族のインタビューなども紹介しました。また、2審と最高裁で事件そのものの審議が行われず死刑が確定したのは、極めて異例で、被告は1審の途中から独り言を繰り返すなど、真相を語らなかったと伝えました。モニターのみなさんからは、「ニュース7」については、「13の事件を振り返ることで、一連の事件を深く理解することができた。死刑が確定したことについての記者の説明もわかりやすかった」、また、「ニュースウオッチ9」については「被害者の方々の補償がされていないことを知り、改めて考えさせられた」などの声が寄せられました。
 続いて、奈良女児殺害 死刑判決に関するニュースについてです。おととし11月、奈良市の小学1年生の女の子を誘拐し、殺害した罪などに問われていた新聞販売店の元従業員の小林 薫被告に、奈良地方裁判所は、9月26日、死刑の判決を言い渡しました。午前9時55分から「ニュース」を特設し、記者が奈良地裁前から伝えました。11時30分に特設した「ニュース」開始と同時に、「小林被告に死刑判決」とスーパーによる速報をし、記者が判決理由を伝えました。その後、「正午ニュース」、「ニュース7」、「ニュースウオッチ9」でも詳しく伝えました。モニターのみなさんからは「ニュースウオッチ9」について、「被害者が1人でも極刑を避けるべきではないとする判決内容を丁寧に伝えていた。今も続く集団登校などの余波もよくフォローしていた」などの声が寄せられました。
 次に、台風13号のニュースについてです。強い勢力を保ったまま長崎県佐世保市に上陸した台風13号は、九州や中国地方で突風や大雨による被害を出し、9人が死亡、1人が行方不明になりました。台風情報は、9月17日の大相撲中継の開始時間を遅らせて、「ニュース」を拡大したり、18日の午前4時台まで終夜放送を行ったりするなど、最新の情報を伝えました。17日の午後3時の「ニュース」は5分拡大し、JR日豊線の南延岡駅近くで特急列車が竜巻によって脱線し、けが人が出ているという情報を、横倒しになった車両の映像とともにいち早く伝えました。モニターのみなさんからは、「台風の動きと被害状況を詳しく伝えた。九州・中国・四国の各地を結んだ中継はNHKならではと感じた」などの意見が寄せられています。
 続いて、いくつかの番組について報告します。
 18年度後期の連続テレビ小説「芋たこなんきん」(大阪放送局制作)が始まりました。これは、田辺聖子さんのエッセイ集を基に、大阪で生まれ育ち、家族を愛し、人々の笑いと涙を誘ったひとりの小説家の半生を描いています。モニターからは全体的に好評な意見や感想が届いています。「俳優陣の関西弁がスムーズで、間の取り方も抜群だった。朝からエネルギッシュな関西人パワーと笑いで一日が気持よくスタートできる」、「藤山直美さんの絶妙な間と表情で、ぐいぐいと引き込まれる」、「昭和40年代の建物や市電の通る道路など懐かしい雰囲気がよく出ていた」などの感想が寄せられました。
 「飛び出せ!定年」(GTV 毎週火曜 午後10:30〜10:59)は、定年を迎えてさまざまな夢や不安を抱える人たちの第二の人生に役立ててもらうマガジン形式の新番組です。モニターのみなさんからも全体的に好評な意見や感想が届きました。「定年にあたっての有意義な情報や教訓がたくさんあった」、「50、60代の方々が、定年後新しい事業を始めようとする情熱と行動力に感心した」などの声がある一方で、「支えてくれている妻に対する思いやりや妻の本音についても伝えてほしかった」などの意見も寄せられました。
 「ドキュメント72時間」(GTV 毎週火曜 午後11:00〜11:29)は、ひとつの場所や動きを3日間72時間で切り取り、そこで展開される人間模様を描く新番組です。第1回は、10月3日に「東京・神宮外苑 100万人の花火大会」を放送しました。モニターのみなさんからは「30分があっという間だった。時間は自分ひとりのものではなく、いろいろな人と共有しているのではないかと考えさせられた」、「高齢者2人の生活に触れることで、72時間の中に長い人生の重みが感じられた」などの声が寄せられました。ただし、「テーマ、ねらい・意図が伝わらなかった」という意見も寄せられました。
 ETV特集「“最期”までの日々〜兵庫 ある特養ホームの模索」(9月16日 ETV 午後10:00〜11:29)は、かつて、“寝たきり患者の施設”という色合いの濃かった特別養護老人ホームが、今年4月の介護保険制度改正で、“最期を看取る場所”に変わろうとしている取り組みを追った番組です。兵庫県尼崎市にある特養ホーム「けま喜楽苑」では、入居者一人一人にその人らしい死を迎えてもらおうと、これまでもさまざまな取り組みを行ってきました。そうした「けま喜楽苑」での安らかな“最期”の実現を目指して模索する日々を番組で描きました。モニターのみなさんからは、「死について入居者もスタッフも話し合っておくことは大切なことだと実感した」、「施設で暮らしているときは歩けなかった老夫婦が、帰宅すると歩けるようになる様子を見て、人間の神秘さと切なさを感じた」などの声が寄せられました。
 「街道てくてく旅。〜中山道完全踏破」(9月18日〜12月1日 BShi 月〜金 午前8:00〜8:15)は、京都の三条大橋から東京の日本橋を結ぶ、中山道69次の530キロを元スケート・ショートトラック・オリンピック代表の勅使川原郁恵さんが歩く番組です。朝の宿場町の様子に前日の旅のVTRを交えて生中継しています。モニターのみなさんからは、「勅使川原さんがたいへん気さくで沿道の人たちとの交流も共感を抱ける」、「絵日記や写真撮影も楽しめて毎日が楽しい気分になる」、「ホームページも充実している」などの意見が寄せられ、たいへん好評です。
 ハイビジョン特集「芸は旅の空で〜伊勢大神楽に生きる人々」(9月27日 BShi 午後9:00〜10:30)は江戸時代から伝わる国の重要無形民俗文化財「伊勢大(だい)神楽」を生業とし、主に関西を中心に歩いてお神楽を奉納しながら年間300日を旅の空に過ごす人々を追った大変貴重な伝統芸能の記録番組です。モニターのみなさんからは、「廃業の危機に見舞われる中で、神楽の親方や若者たちが伝統芸能を存続させようとがんばっている姿に感動した」、「この神楽は年間300日各地を巡っているというが、どこを巡っているのかすべての地域を地図で示すような工夫が欲しかった」などの意見が寄せられました。
 おーい、ニッポン「私の・好きな・石川県」(9月9日 BS2 午前11:00〜午後6:00「ニュース」などを除く)は、「未来へつなぐ伝統」をキーワードに、“加賀百万石”の伝統芸能や能登半島に伝わる祭りや風習などが若い世代に受け継がれる様子を中心に紹介しました。東京のスタジオには地元出身の写真家の織作峰子さん、五木寛之さんほかをゲストに招きました。フィナーレの「ふるさとラプソディー」では、童歌や輪島の御陣乗(ごじんじょ)太鼓などをアレンジした曲を小学生手作りの楽器の演奏も交えながら、金沢大学交響楽団と県民の合唱団が熱演しました。モニターのみなさんからは「『ふるさとラプソディー』の演奏は圧巻だった」、「いろいろな話題を詰め込みすぎているように感じた」などの声が寄せられました。
(2)「NHK情報公開」の実施状況(平成18年度上半期) (情報公開センター)
 18年度上半期の「NHK情報公開」の実施状況について報告します。
 全国の放送局・支局・営業センター等の窓口に備え置いて視聴者のみなさんに閲覧していただく「備え置き公開文書」は18年度9月末現在、57文書です。このうち18年度から新たに備え置くことにしたものは、「理事会議事録」、「デジタル時代のNHK懇談会報告書」、「NHK視聴者サービス報告書 2005」の3文書です。また、NHKのインターネットホームページによる情報の提供も積極的に推進しています。
 18年度上半期は、本部・全国の放送局において、来局と郵送を合わせて、文書そのものの開示の求めが、前年度からの継続案件7件を含み82件でした。
 これらに対する検討結果は、情報の開示をしたものが44件(一部開示の5件を含む)、不開示が17件、開示対象外が5件、検討中が16件です。開示率は72%です。
 このうち、不開示の理由は、そもそも文書自体が存在しないことやNHKの事業活動に支障を及ぼすおそれがあるもの、個人のプライバシーを侵害するおそれがあるものなどとなっています。また、開示対象外の理由は、放送番組の企画、取材、収録等について記録した文書その他放送番組の編集に関する情報を記録したものにあたるためです。いずれも、NHK情報公開基準に則った判断をしています。
 次にNHK情報公開・個人情報保護審議委員会の実施状況について報告します。
 18年度上半期は、8月を除き月2回、合わせて10回開催されました。
 「再検討の求め」は、前年度からの継続案件も含め27件でした。このうち20件を審議し、12件の答申をいただきました。このなかには、ふたつの諮問案件について、ひとつの答申としてまとめるというケースが3回ありましたので、あわせて15件の諮問案件に対して答申をいただいたことになります。
 15件の答申のうち、13件はNHKの当初の判断が妥当であり、残る2件は不開示というNHKの判断に対し、一部開示すべきという答申がありました。その2件は、岡山放送局長の交際費と使途(過去5年分)と、元ソウル支局長在任中の不正請求額等についてです。
 なお、今後も「再検討の求め」の受け付けから答申までの期間の短縮を図っていきたいと事務局として考えています。
(3)営業業績(平成18年9月末)  (営業局)
 18年9月末の営業業績について報告します。
 まず、放送受信契約の総数についてです。第3期(8月・9月)は、地域スタッフの訪問量アップに向けた指導などを行いましたが、2.2万件減少になりました。
 また、衛星契約は、ケーブルテレビ事業者との連携強化などさまざまな取り組みを行い、5.4万件の増加となりました。
 次に第3期における支払い拒否・保留数は、新たな発生数が0.7万件、一方、支払い再開数は3.8万件となり、差引マイナス3.1万件、累計では112.1万件となりました。訪問などを積極的に行い、支払いを再開していただけるように努めていきます。
 口座振替から訪問集金への変更件数は、第3期は2.2万件でした。
 当年度収納額は第3期1,008億円で、前年度より9.7億円の増収となりました。年度累計では、2,985億円となり、前年度同期と比べると10.8億円の増収となっています。
(4)財政の現況(平成18年9月末) (経理局)
 18年9月末の財政の現況について報告します。
 収支の施行状況について、事業収入は3,152億円で施行予定額に対して43億円の増加となりました。また、昨年同月比では、受信料収入と関連団体からの配当収入等により6億円の増加となっています。事業収入の大半を占める受信料収入は3,015億円で、施行予定額に対し45億円の増加で、昨年同月末を10億円上回りましたが、契約総数については前月比で減少しており厳しい状況で推移しています。
 一方、事業支出は3,061億円で、効率的な業務運営などにより、施行予定額に対し47億円減少しました。また、昨年同月比では、人件費の減少等により73億円の減少となっており、全体的に抑制基調で推移しています。
 主な設備契約(2億円以上)については、8月、9月は1件で競争契約です。
以上で付議事項を終了した。 上記のとおり確認した。
      平成18年10月30日
                     会 長  橋 本 元 一   

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