日本放送協会 理事会議事録  (平成18年10月 3日開催分)
平成18年10月20日(金)公表

<会 議 の 名 称>
 理 事 会

<会  議  日  時>
 平成18年10月 3日(火) 午前9時00分〜9時20分

<出   席   者>
 橋本会長、原田理事、畠山理事、小林理事、金田理事、中川理事、
 小野理事、衣奈理事、石村理事、西山理事


 古閑監事、坂野監事

<場         所>
 放送センター 役員会議室

<議        事>
 橋本会長が開会を宣言し、議事に入った。

付議事項

1 審議事項
(1)第1029回経営委員会付議事項について
(2)土地・建物の売却について

2 報告事項
(1)土地の売却について
(2)NHK教育フェア2006について
(3)地上デジタルテレビジョン放送局の開局について
(4)放送番組審議会議事録


議事経過

1 審議事項
(秘書室)
 10月10日(火)に開催される第1029回経営委員会付議事項について審議をお願いします。
 付議事項は、議決事項としては「土地・建物の売却について」です。また、報告事項としては「NHK教育フェア2006について」、「地上デジタルテレビジョン放送局の開局について」、そして「土地の売却について」です。
 そのほか、会長報告などを予定しています。
(会 長)原案どおり決定します。


(2)土地・建物の売却について
(経理局)
 非現用不動産(土地・建物)の売却について、一般競争入札を実施した結果、売却先が決定し契約を締結することとしたいので、審議をお願いします。
 札幌・旧月寒運動場である札幌市豊平区月寒西三条の雑種地、宅地13,190.33平方メートル(3,990坪)を1,557,000千円(118千円/平方メートル)で売却したいと思います。
 なお、本日、了承されれば、第1029回経営委員会に諮ります。
(会 長)  原案を了承し、経営委員会に諮ることにします。


2 報告事項

(1)土地の売却について
 非現用不動産(土地)2件について、売却手続きを取り進めたので報告します。
 神戸・住吉寮跡地である兵庫県神戸市東灘区渦森台の宅地1,404.10平方メートル(424.74坪)を130,005千円(92.5千円/平方メートル)で、名古屋・穂波舎宅跡地である愛知県名古屋市千種区穂波町の宅地258.54平方メートル(78.20坪)を172,000千円(665千円/平方メートル)で売却しました。


(2)NHK教育フェア2006について
(編成局)
 10月24日(火)から11月5日(日)まで開催するNHK教育フェア2006について報告します。
 今回は、視聴者のみなさんと共に歩む「公共放送」NHKをアピールし、教育テレビを楽しみ、教育テレビにふれあい、体験していただき、NHKの多彩な教育番組をより深く知っていただく機会にしたいと考えています。また、「日本賞」などの活動を通じて、世界の放送の発展に寄与したいと思います。
 公開イベントとして「秋のふれあい広場 NHK教育フェア」を、11月2日(木)から5日(日)まで、本部放送センター4F正面ロビー、正面広場などで行います。幼児から中高年の人たちまで楽しめるイベントにしたいと考えています。具体的には、「いないいないばあっ」、「ストレッチマン2」、「おかあさんといっしょ」、「えいごリアン」などの番組のキャラクターショーや「趣味の園芸」、「住まい自分流 DIY入門」などのワークショップを開催します。また、「親と子のTVスクール」、「おしゃれ工房」などの公開放送・収録を行います。さらに、科学・理科番組で使用している顕微鏡カメラなどを展示し、制作現場のカメラマンがその仕組みを説明し、来場者のみなさんに驚異の映像世界を体験していただくコーナーや来年50周年を迎える「きょうの料理」にちなんで、スペシャルメニューを用意し、あわせて「きょうの料理」50年の歩み、料理のレシピを展示するコーナーも設ける予定です。
 また、期間中、10月24日(火)から30日(月)まで、第33回「日本賞」教育番組国際コンクールを開催します。「日本賞」は世界各国の教育番組の向上を図るとともに国際的な理解と協力の増進に役立つことを目的として、NHKが1965(昭和40)年に創設したものです。今年は、世界61の国・地域から番組部門(子ども番組の部、青少年の部、一般教養番組の部、教育ジャーナルの部)、ウェブ部門と企画部門へ全部で280作品が応募されました。NHKからは、子ども番組の部に特集・からだであそぼ「はしる」(平成18年8月4日放送)、青少年番組の部にティーンズTV 地球データマップ「失われゆく言葉」(平成18年4月5日放送)、一般教養番組の部にNHKスペシャル 気候大異変 第1回「異常気象・地球シミュレータの警告」(平成18年2月18日放送)、教育ジャーナルの部にNHKスペシャル「“好きなものだけ食べたい”〜小さな食卓の大きな変化〜」(平成18年6月4日放送)、ウェブ部門には、みてハッスル☆きいてハッスル「顔で気持ちを語れ」(平成18年8月21日放送)が参加しています。
 参加作品は、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、デンマーク、イスラエル、ブラジル、中国、韓国、オーストラリア、日本の13か国17人の番組や教育の専門家が厳正に審査し、「日本賞」を決定します。「日本賞」関連番組として、10月29日(日)午前10時5分から、総合テレビで特別番組「これが世界の教育番組だ」を放送します。また、「日本賞」受賞作品を10月31日(火)、11月1日(水)、2日(木)午後7時から教育テレビで放送する予定です。また、この機会に、「アジア教育プロデューサー会議」を実施し、世界最新の教育番組情報を交換し、今後の教育番組の制作に役立てることとしています。
 このほか、教育フェア関連番組の特別編成を10月28日(土)から11月5日(日)にかけて実施します。たとえば、「秋のふれあい広場」の会場では、「生中継!NHK教育フェア2006(仮)」を11月3日、4日の午前9時から教育テレビで放送する予定です。また、「シリーズ 21歳」を10月29日から11月1日まで教育テレビの午後6時から4日間連続で放送するなど子どもの未来や教育について考える番組も集中的に編成します。


(3)地上デジタルテレビジョン放送局の開局について
(西山理事)
 地上デジタルテレビジョン放送局の開局について報告します。
 設置計画に基づいて建設を取り進めている地上デジタルテレビジョン放送局のうち、広島、松江、鳥取、山口、松山、高知、徳島の総合の親局および併設する教育の中継局を10月1日に開局しました。また、9月15日に静岡県の富士宮中継局、10月1日には秋田県の大館中継局、大曲中継局、山形県の鶴岡中継局、新庄中継局、長野県の善光寺平中継局、飯田中継局、岡谷諏訪中継局、伊那中継局、松本中継局、石川県の七尾中継局、滋賀県の彦根中継局、甲賀中継局、鳥取県の米子中継局、山口県の岩国中継局、下関中継局、山口鴻ノ峯中継局、福岡県の北九州中継局をそれぞれ開局しました。
 この開局により、全国の地上デジタルテレビジョン放送の視聴可能世帯数は約3,570万世帯、76%のカバー率になりました。


(4)放送番組審議会議事録
 編成局および国際放送局から、中央放送番組審議会、国際放送番組審議会、全国の地方放送番組審議会(関東甲信越、近畿、中部、中国、九州、東北、北海道、四国)の平成18年7月開催分の議事録についての報告。 (注1:放送番組審議会の内容)

以上で付議事項を終了した。

注1:放送番組審議会の内容は、NHKホームページの「NHK経営情
   報」のなかに掲載しています。


上記のとおり確認した。
      平成18年10月17日
                     会 長  橋 本 元 一   

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