青少年と放送に関する専門家会合 NHK information
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3 郵政省
郵政省の取組
−青少年と放送に関する専門家会合−
 
 
1.青少年向け放送番組の充実
 
・教育機関等における青少年向け放送番組の活用に資する方策の検討
 放送番組は、青少年に種々の教育的効果をもたらすものであり、学校の授業等において、放送番組を活用することは教育的観点からも有意義なことである。そこで、各放送事業者において制作された青少年向け放送番組等を学校等の教育機関において、今まで以上に活用しやすい環境を整えるために、データベースの構築等の方策について、放送事業者と連携を図りつつ、検討を行うこととする。

 
 
2.メディア・リテラシーの向上
 
・メディア・リテラシーに関する調査研究会の開催
 青少年と放送の良好な関係を構築するためには、青少年をはじめとする視聴者のメディア・リテラシーの向上を図ることが重要である。メディア・リテラシーとは、視聴者がメディアを選択し、主体的に読み解き、自己発信する能力のことであり、カナダ等の諸外国においては、学校のカリキュラムに導入されるなど取組が活発なところもある。しかし、我が国においては、一部の市民団体では取組が行われているものの、体系的、組織的な取組が行われていないのが現状である。
 従って、国内外のメディア・リテラシーに関する今までの取組をレビューするとともに、我が国におけるメディア・リテラシーの在り方、放送業界に期待されている役割、政府に期待されている役割、関係機関との連携等について検討を行うことを目的として、今年度、メディア・リテラシーに関する調査研究会を開催する。構成員としては、教育関係者、学識経験者、有識者、関係省庁等とし、平成11年の秋頃から平成12年の春頃にかけて開催する予定

 
 
3.青少年と放送に関する調査等の推進
 
・青少年と放送に関する調査の実施
 今後の放送分野における青少年対応策を検討していく上で、青少年と放送に関する調査を実施することは不可欠である。特に青少年と放送に関する調査は、テーマが多岐にわたり、種々の専門技術的アプローチが必要となることから、大学、研究機関等、各種機関が積極的に貢献することが期待されており、郵政省としても大学等の研究機関の協力を得て、調査を実施していくこととする
。 ・諸外国の放送分野における青少年対応策の動向調査
 諸外国における放送分野における青少年対応策の動向について、引き続き調査を行う。

 
 
4.Vチップ
 
・諸外国のVチップに関する動向調査
 諸外国、特に米国におけるVチップの導入状況、視聴者の反応等について引き続き調査を行う。


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