2018年7月31日

経済再生担当大臣

茂木敏充さんの「失敗できない」ランチ

2018年7月31日

「人づくり革命」や「生産性革命」といった政権の重要政策。それを取り仕切る経済再生担当大臣、茂木敏充さん(62)の大臣室を、お昼どきに訪ねてみました。

実は政界で、美食家として知られる茂木さん。さぞや豪勢なランチを食べているのだろうと思ったら…

あれ、サンドイッチですか?思ったより、質素な感じで…。
「ランチは秘書官や官僚との打ち合わせや、書類を読みながらとることが多いからね。こういう“片手”で食べられるものの方がいいんだ。おにぎりやハンバーガーもよく食べますよ」

でも、よく見るとこのサンドイッチ、随分おいしそうですよ。なんでも銀座の歌舞伎座の近くで、およそ90年にわたって営業を続けている老舗の揚げ物屋さんから買ってきたのだとか。コロッケ、メンチカツ、とんかつ、ハムカツと4種類ある揚げ物を、食パンかコッペパンでサンドしてくれます。

「一押しは、ハムカツのサンド(300円)。この厚い衣と、薄いハム。子どものころ、地元(栃木県足利市)の肉屋の揚げ物をコッペパンに挟んでよく食べたけど、あれに似ているんだ。懐かしのソウルフードだね」

茂木さんといえば、TPPをはじめとする通商交渉も大事なお仕事の一つ。
去年11月、ベトナム・ダナンでTPPが大筋合意に至った際の連日の交渉でも、サンドイッチにはお世話になったそうです。

「現地ホテルのクラブハウスサンドイッチをよく食べたね。限られた時間しかない中で、珍しいものを頼んで『これはおいしいのかな、口に合わなかったらどうしようかな』と気にしながら食べるのが嫌なんだ。失敗できない、いざという仕事のときほど、ランチも失敗しない『安定感』が重要だね」

うーん、いい仕事をするためには、ランチでも失敗は許されないということですか。

近々、注目のアメリカとの新たな通商協議も控えている茂木さん。
安定感のあるランチをしっかりとって、手強いアメリカとの協議に臨んでくださいね。

ごちそうさまでした!