2018年7月2日

内閣府 塚本直樹さん 片貝英行さん/文部科学省 余嵐さん

霞が関をつなぐ「朝活」ごはん

2018年7月2日

朝の8時半。こちらは内閣府などが入っている合同庁舎です。
2階にある食堂は、朝から営業。でも、役所の始業前とあって、さすがに人影はまばら。

…と思ったら、隅っこの方に20人近くの集団が。なんでしょう?

実は「キャリネットオフィス」と名付けた、霞が関で働く有志でつくる勉強会だそうです。内閣府、文部科学省、環境省などで働く人たちが、朝食をとりながら議論していました。

この勉強会、主宰しているのは内閣府で科学技術政策を担当する塚本直樹さん(38歳)。
みなさん夜遅くまで仕事をしているのに、なぜ朝早くに勉強会を?

「参加者は若手中心で子育て中の人もいます。昼休みは資料作りなどに追われ、夜も国会対応の待機や子どものお迎えがある人もいるので、朝が一番集まりやすいんです」

なるほど。そしてこちらが、塚本さん持参の朝ご飯。おおっ、具がはみ出そうなサンドイッチ、おいしそうですねえ。では早速、ほかの参加者の朝ご飯も拝見。

こちらは、休眠預金の活用策に知恵を絞る内閣府の片貝英行さん(39歳)です。昆布とサケのおにぎり、卵焼きに野菜ジュース。

2歳の娘を保育園に送ってから勉強会に来ました。

「卵焼きは娘の好物で、少し分けてもらいました。おにぎりは勉強会中に片手で食べやすいようにという妻の心遣いですかね」

中国出身で、学生の留学プロジェクトに携わる文部科学省の余嵐さん(32歳)の朝食は、この食堂の朝メニュー「ベーグルセット」です。

ベーグルと卵とサラダ、それにコーヒーがついて380円。

「朝は忙しくて料理の時間がないので。栄養バランスよく食べられて、味も美味しいです」

この日のテーマは、男女共同参画について。『男女共同参画白書』の作成にあたった職員の説明を熱心に聞きながら、活発な質問が飛び交っていました。

「グループ名『キャリネットオフィス』は、内閣府=キャビネットオフィスをもじりました。みんなで食事をともにしながら、人と知識を集め、それぞれのキャリアにつながる場にしたいです」と塚本さん。

勉強会は1時間ほど。終わると、急ぎ足でそれぞれの職場に向かいます。

きょうも1日頑張りましょう。ごちそうさまでした!