2018年6月11日

財務省 主計官 中山光輝さん 関税課長 泉恒有さん

官僚たちが愛する太いパスタ

2018年6月11日

霞が関の官庁街にほど近い港区虎ノ門。そこに創業から半世紀になるイタリアンの店があります。
名物は、平均的な店より太さも量もしっかりのパスタ。

店は一度移転しているものの、この味を求めてお腹を空かせた官僚たちが足繁く通います。昼時には店の前に行列ができることもしばしば。たまたま遭遇した官僚どうしで、議論が白熱する様子も。
常連によれば、「ここで名物おかみに厳しく指導されて育った役人は多い」といいます。

そんな店にこの日訪れたのは、森友学園との交渉記録の廃棄や決裁文書の改ざん、それに事務次官のセクハラ問題といった相次ぐ不祥事に揺れる財務省の2人。右が予算編成にあたる主計局主計官(公共事業総括係担当)の中山光輝さん(48)、左が関税局関税課長の泉恒有さん(49)です。

入省2年目に先輩に連れて来られ、以来25年間通っているという中山さん。やはり先輩たちがおかみから厳しく“指導”される様子を見ていたといいます。先輩が薫陶を受けた味で、財務官僚はどうあるべきか省みようということでしょうか。

中山さんは、にんにくが効いたオリーブオイルに、マッシュルームやベーコンが入ったカルボナーラ風の「ダニエル」900円を、泉さんは、エビやイカなどの魚貝にバジルではなく大葉を使ったオリジナルの「ペスカコンバジ」1000円を注文しました。

盛りのいいパスタを、短時間で食べるのが流儀なのだとか。中山さんは粉チーズをたっぷりと、泉さんはなんと醤油をかけて食べていました。
ここで得た活力、どうか国民のために生かしてください。

ごちそうさまでした。