2018年5月28日

公明党 幹事長

井上義久さんの復興応援弁当

2018年5月28日

「このバッグね、カミさんが作ったやつなんだよ」
そう話しつつ、奥さん手作りのランチバッグからお弁当を取り出したのは、公明党幹事長の井上義久さん(70)です。

ただ、奥さん手作りなのは、あくまでバッグ。
井上さんは、家族を仙台に置いての単身赴任生活のため、お弁当そのものは、自身の手作りです。事前に昼食会などの予定が入っている日などを除き、自分で作っていると言います。

「どうしても、外食が多いんで。ちょっとでも手作りのものを」
7年前の東日本大震災以降、おかずには、地元・東北の食材を使うことにこだわっています。この日、お弁当に入っていたのは、宮城県で採れたわかめのほか、「ほや」を加工した「いぶりほや」です。

「『ほや』っていうのは、宮城県とか三陸の名物なのね。震災前は、獲れた7割から8割を韓国に輸出していたけど、震災で韓国は輸入を全面禁止するようになって、売る先がないわけだ。それで、なんとか国内で少しでも食べてもらおうと、あぶったり、くん製にしたり、いろんな加工をして、できるだけ完売する努力をしているんだ」

東北産の食材を使うのは、そうした地元の取り組みを応援すると同時に、震災をめぐる2つの「風」と戦うためでもあると言います。
「1つは『風化』という問題。そして、もう1つ、『風評被害』は、7年たっても続いている。だから、できるだけ地元のものをね、いろんな機会に買ったり、使ったり。少しでも、ということでね」

地元愛あふれる手作り弁当には、震災からの復興を願う、井上さんの強い思いが詰まっていました。

ごちそうさまでした!