2020年11月16日

立憲民主党 政務調査会長

泉健太さんはカレーで「ナマステ!」

2020年11月16日

国会から車で5分ほどのインドカレー店。

「ナマステ~!」
ヒンディー語であいさつして入って行ったのは、立憲民主党の政務調査会長、泉健太さん(46)です。

合流で野党第1党の政策責任者となって2か月ほど。会議、面会、資料作りと、予想以上の慌ただしさで、昼食は国会内ですませることが多くなったといいます。

「いつもは会議で配られた弁当とかが多くて。なかなか自分で食べたいものを選べないけど、やっぱりたまに外に出るのはいいね」

店内でアルコール消毒をしたあと、さっそく注文。この日は、同僚議員の津村啓介さんも一緒です。
「スペシャルBBQランチをお願いします!カレーは…マトン好きなんだよなぁ」

うれしそうに話しながら、マトンカレーを選びました。

運ばれてきたのは、カレーのほかに、タンドリーチキンや、サラダ、ナン、マンゴープリンなど、盛りだくさんのプレート。1380円です。

「いただきます!」

まずはナンをパクリ。次は、カレーにつけながら、パクリ。

スパイスのいい香りがただよってきます。
味はどうですか?

「おいしい。マトンは辛くて汗が出てくるな…」

汗を拭きながら食べる泉さん。インド料理は、好きなんですか。
「外交政策を練っているときに、ある国のことを考え抜くと、食事まで染まりたくなるところがあって。数日前に出た安全保障シンポジウムに向けて、日印関係についてすごく考えていたんだ。最近の話題では、自衛隊と、アメリカとインド海軍の共同訓練『マラバール』には、ことしからオーストラリア軍も参加になったよね」

「安全保障面で、相当、中国を意識したものなんでしょう?」
すかさず津村さんも応じます。

「そうそう。インドではことし、中国との国境紛争で死傷者が出たことで、急激に『対中意識』が悪化しているんだよ。日中関係を考えたとき、日印関係は本当に大事」

食事中も、政策が頭から離れません。

泉さん。インド以外も、海外の料理が好物。
きっかけは過去の海外視察。事前に下調べをしたあと、その国の料理を食べることがルーティーン化したという。

「ギリシャの前は、ギリシャ料理、インドネシアの前は、インドネシア料理。親近感を覚えるし、その国出身の店員さんと話すことで地名を覚えたり、思わぬ形で人のつながりができたりするんだよね」

でもコロナの影響で、海外視察も、なかなか行けない状況。
額に汗をにじませながら、インドカレーを完食しました。

外交談義と、ひとときの外国気分を味わい終えたところで、立憲民主党が目指す政策についても聞きました。

「外交安全保障政策は、マクロの視点ですよね。でも内政は、世の中をマクロだけで見るのではだめだと思っている。職場や家庭などのミクロな視点から、とり残されている人や困っている人を助けたい。そのためにも、いまは『自分たちが政権を担うんだ』という気持ちで政策を提案し、その姿を国民に見てもらって、信頼を得ていかないと」

野党第1党の政策をリードする決意を語った泉さん。
このあとは、党の基本政策に関する会議だそうで。
「ナマステ~!」

慌ただしく国会に戻って行きました。
課題が山積する中、野党第1党として、国民のための政策提言を期待しています。

ごちそうさまでした!